「瓶内変化」と「瓶底ウイスキーの保管方法」
ボトルによりけりですが、残量5分の1きったぐらいのボトルって、傷んでくること多いですよね。
ボトルによっては、パヒューム感でたり、当初出ていたフルーツ感が消えたり、苦味がでてきたり。
好ましい変化するボトルもあるので、ここがウイスキーの面白いところでもありますが😇
1)開封後のボトル変化(劣化)
基本的に酸化=空気と触れ合うことによる劣化が大きいのだと思います。
ウイスキーの劣化を確認するのは、グラスにウイスキーを注いで、一日放置すれば、だいたい悪くなっているので、「空気に触れて放置」で悪くなるのは体験上も確かなのかなと思います。
(※実験したというよりも、注ぎすぎて、もったいないから次の日飲もうとしても、だいたいダメでした。)
で、空気に触れる比率が高くなる瓶底、残り4分の1とか5分の1のウイスキーは、変化(劣化)が進みすぎて飲みづらくなることが多いかなと。
2)変化の影響
・好ましい方向性だと、“樽の影響が強すぎるボトル”は、原酒の良さが現れてきて、むしら瓶底の方が美味い、といったこともあり得ます。
→私の経験上だと、「山崎NV、グレンアラヒー12年」などは、当初ストレートでイマイチだったのですが、残り4分の1で、蜜感というか華やかさを感じて、めちゃくちゃ楽しかった記憶があります。
総じて、“近年”シェリーカスク系統のボトルや、カスクフィニッシュなどで、樽の影響が強すぎるボトルは、少し減らしてから、半年、一年放置してると、めちゃくちゃ良くなったりした経験があります。
・オールドボトル系、パヒューム感
個人的な経験でいえば、グレンフィディックが、最後パヒューム感出てしまったなと思います。また、最近開けた特級のバンク8年(ペアシェイプボトル)なんかも、グラスに入れて1時間放置すると、パヒュームの片鱗が見えました。
本当に直近で飲ませていただいたボトルだと、オールドのブナハーブンが、瓶底で状態悪いので、勉強にとサービスでいただいたのも、パヒュームを感じました。
・香りの変化、低下
これも先日飲んだモーレンジ19年が、当初もっとフルーツ感あったのに、系統が変わって、少し白ブドウ(白ワイン)感の味わいに変化した気がします。
自分の経験の中だと、似たような色合いで、ネクターのシークレットスペイサイド28年(※中身は、マッカランやベンリアック等諸説あり)でも、開封から最初3分の1の方が、フルーツ感が強かったイメージです。
他にも多種多様あると思うのですが、ボトル残量の影響での変化でパッと浮かぶのは、この辺の変化です。
3)瓶底ボトルの保管方法
で、私が取ってる瓶底ボトルの対処方法は、「小瓶に移し変え」で対応してます。
山崎や白州などの180mlのミニボトルとかに、少なくなってきたなと思ったら、移し替えて保存してます。
弱点は、ボトルラベルまで保管しづらいので、何となくカッコがつかないという点ですが、味わいは割と維持できてる気もします。
他にも半端がでたら、30mlとか50mlとかの小瓶に入れたりも。
ボトルで開けて飲んでいると、良くも悪くも飽きがくることもあるのですが、小瓶に移して、1〜2年後に飲むと懐かしい思い出補正や、新たな気付きがあったりして楽しかったりします。
今回は、下記のシェリーカスクのディーンストンを含めて、数本、小瓶移し替えて空き瓶に😆
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