サンタさんは何をプレゼントしたのか

こどものお友達の1人が「クリスマスプレゼントは毎回本をもらう」と言っていたようで、そのお友達はすごく本が好きなんだねといったら「ゲームとかおもちゃとかお願いしても毎回本が届いてるらしい」との事。

それぞれのご家庭ごとに教育的、経済的事情があるだろう。
こどもに、(お願いしてなくても)本でももらえたらうれしいよね。と言うと

「でも読もうと思って本を開くときにいつも、あ、これ頼んだやつじゃないって思っちゃうとおもうんだよな」

と返された。

私が小学生の頃にもらったダイヤル式のスタンプで文字を打てるワープロみたいなおもちゃをクリスマスプレゼントでもらったことがあった。
2、3年後父から「会社の同僚がお金がなくてクリスマスプレゼントをこどもにあげられないらしい。お前のワープロのおもちゃをやってくれないか」との申し出を断った時に「お前はケチで優しくないやつだな!」と言われた。

今なら私の想像力の弱さも一因であると思えるが、会ったこともない子にサンタさんにもらったプレゼントをあげることはその時はどうしても出来なかったのだ。

こどもが大人からからお小遣いをもらう
とか、おやつを分けてもらう、頭をなでてもらう、プレゼントをもらう、というのは「いい思いをした」と言うだけではない。

自分の事をみてくれている、認めてくれている、その結果評価されていると感じられるものなんだろう。
自分の事を好きなまま成長していくのに必要な感情だ。

今年もこどもが自分の事を好きになれますよう、釣りスピポチってきます。

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