雨降らせて地固めてもらった話

退職を申し出るのは何故こんなにも気が重いのだろう。
自分がいなきゃ仕事が滞る訳でもなく、自分しか出来ない事なんてあるはずもなく。単純に人数が減ると「迷惑」だよなぁと思うからか。
でも仕方がない。次の仕事の面接に受かっている。退職の日を決めて、出勤開始日を連絡しなければ。

まずは直接の上司に退職の旨を伝える。
上司と共に課長に報告しに行く。課長が部長に伝えて、部長との面談になった。

部長は業務提携している会社から出向してきている方で、一緒に働いているのはまだ半年ほど。でも全力で引き留めにきてくれた。そんなに評価されていたなんて。ではなぜ最低賃金なんだい？とは聞けない雰囲気。上げてくれるようなのでまぁいいけれど。

結果、私が退職したい理由の全てが解決されてしまった。無理だと思っていた設備も来月から新しくするために何度か業者さんに来てもらっていたとの事。

まさかこんな事になるなんて。

次の職場、決まってるんですけど。

まぁ、断りますけど。

この2ヶ月くらい、ずっと転職サイトをチェックし続けて電話した時点で決まりましたと言われた事もあったし、またパートでいいのか、社員でアラフォー女性を雇用してくれる所があるのか、ずっとぐるぐる悩んでやっと決めた転職だったのだが、あっさり今の職場に救われてしまった。

決まっていた「次の職場」の担当の方に電話をして事の顛末を説明すると最後に「わかりました、頑張ってください」とおっしゃってくださった。多分本人は社会人として当然の対応をしたまでなのだろうが、こちらが迷惑を掛けただけにも関わらず文句や嫌味は言われなくて申し訳なさ、より増量。

勝手に深みにはまりに行ったのに、周りの人達が助けてくれた。

仕事頑張ろ。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。