乃木坂46 4期生ライブ2020感想
2020年12月6日にオンライン配信で開催されたこのライブ。
乃木坂どこへ→ノギザカスキッツといったバラエティーきっかけで乃木坂4期生を知り、2020年になって坂道への扉を開いた自分にとって、単独でステージに立つ彼女達の姿を見た初めてのライブでした。
(初めて見た乃木坂の配信ライブは白石さんの卒コン)
アイドルが歌って踊るというのはごく普通で特別感のない光景でしょう。
でも、自分は街ぶらやコントをやっているメンバーの姿しか知らない状態だったので、1曲、1曲が染みて染みてしょうがなかったです。
ああ、幸せだなぁ、って。
こんな状態になれるのも今しかないと思うので、記憶が薄れないうちに感想をつらつら書いてみることにしました。
スキッツから乃木坂にハマった人間が4期生ライブを見るとどうなるのか。
興味があれば読んでいただけると幸いです。
0.OVERTURE
乃木坂工事中のOPで今や耳に馴染みまくったこのイントロ。
聞いた瞬間、いよいよ始まるんだー!というあのライブ前特有の高揚感を久々に思い出しました。
スクリーンに映し出されていく4期生メンバーの映像と名前。
半年前までは顔も名前もまったく知らなかった16人。
今では顔を見ると自然に愛称まで浮かんでくるように。
オンラインでもこんなにワクワクするんだから現地ならどんだけテンションあがるのでしょうか。
1.君の名は希望
オープニング曲は5thシングル「君の名は希望」
めちゃめちゃ好きな曲なので、まずここで一気に心を掴まれました。
先輩達が育て上げてきた初期の名曲を最も若い世代のメンバーが歌う、という展開はやっぱりよいものです。
「君の名は希望」という言葉の先に4期生達がいるんだ!という気持ちにさせてくれました。
センターを努めた遠藤さくらちゃんの希望に満ちた表情が実に頼もしかったです。
2.命は美しい
お次は11thシングルのこの曲。
ステージバックに当時のジャケット写真を貼ったボードが配置されていて、なるほどこのブロックは初期の表題曲を歌い継いでいく流れか!と理解しました。
センターを努めた筒井あやめちゃんのダンスのキレっぷりと眼光の鋭さが凄まじいこと。
どのグループを見ても感じるのですが、最年少で表舞台に立ってるメンバーのポテンシャルというのは末恐ろしいものがあります。
サビ終わりでカメラに抜かれたあやめちゃんの決め顔のカッコよさはこのライブ随一だったと思います。
16歳の眼光ではなかった。
3.インフルエンサー
時代は17thシングルのインフルエンサーへ。
乃木坂を知らなかった時期の自分が唯一知っていた乃木坂を代表する楽曲のひとつ。
「命は美しい」のジャケット写真を剥がすと「インフルエンサー」のジャケットが現れる、という演出で始まるのが印象的。
先輩達ほどの圧倒感はないものの、がむしゃらに歌って踊る姿に胸を打たれました。
ここでもあやめちゃんの決め顔が凄まじく、恐ろしい子!となった記憶。
4.走れ! Bicycle
インフルのダークでカッコいい流れから一転、明るく楽しい3rdシングルへ。
メンバーが数人ごとに小部屋に分かれてパフォーマンスするという演出が新鮮でした。
サビ部分のレイちゃんの動きがダイナミックすぎて笑ってしまった記憶。
見るたびにパワーをもらえるメンバーです。
クラップするパート絶対楽しいだろうからいつか現地でやってみたいと願う曲のひとつ。
5.ガールズルール
ライブの定番であり白石さんの初センター曲。
8thシングルガールズルールへ。
この曲のライブ映像は何度か見ていた状態だったので、まいやんがいつもやる冒頭の煽りがどうなるんだろう、とイントロが始まった瞬間に楽しみだったやつ。
まいやんのポジションを任されたのは安心と信頼のオールラウンダーかっきー。
「画面のむぅこぉおー?....行くぞぉおおおー!」と、ちょっとまいやん節が入った煽り方をするかっきーがなんとも微笑ましい。
そしてこの曲のあやめちゃんは年相応の無邪気な感じになってて、ほんとにこの子はもう、ってなった記憶。
6.夜明けまで強がらなくてもいい
表題曲ブロックの最後は4期生からセンターが選出された24thシングル、夜明けまで強がらなくてもいい。
表題曲を繋いでいくなら締めは絶対これでしょうと思っていたので、イントロが流れた瞬間、そうでしょう、そうでしょう、となりました。
今までは先輩から預かった曲を汚さないように頑張ろう、という空気が出ていたのに対しこの曲は、「私達に任せて下さい!」というオーラが各メンバーに溢れていて、パフォーマンスが1段上がっているのを感じました。
特にオリジナルメンバーであるさくらちゃん、かっきー、あやめちゃんの3人は練度が凄くて、ただ圧倒されるばかり。
従来なら先輩メンバーが4期生を包み込むような構図になるサビ頭の「光はどこにある」のパート。
先輩ではなく4期生全員がセンターのさくらちゃんを囲むように光を求めて手を伸ばす光景に「これが4番目の光なんだよ!」と脳内ポエムが炸裂していたのを覚えています。
ラテン風ステップで前進していくカッコよさといい、好きが詰まった曲。
7.ロマンティックいか焼き
このブロックからはカップリング曲が続き、初めて聞く曲が増えてきました。
タイトルといい昭和感ある曲調といい奇面組を思い出す構成だなー
とか思った後、そりゃ秋元さんだもんなと自己解決。
セーラー調の衣装がキュートでした。
8.トキトキメキメキ
笑顔がまぶしい柴田のゆんちゃんがセンター。
チア衣装で踊る姿を見て、スマイルガールズじゃん、と連想してしまうスキッツ脳な自分。
チアって経験者がやるとこんなにもカッコいいのか。
ポンポンを操る腕のスピードの速さとしなやかさがとんでもない。
さらに間奏で松尾の美佑ちゃんがロンダートからのバク転を披露したりして、普段見慣れないパフォーマンスに圧倒され続けた曲でした。
9.僕の衝動
この時点で知っていた数少ないカップリング曲かつ大好きな曲のひとつ。
手の影を使った演出が印象的。
センターは筒井のあやめちゃん。
不敵な笑みを浮かべながらポニテを揺らしキレっキレのダンスを魅せるあやめちゃん。
カッコよさが限界を超えると笑ってしまう習性があるのですが、久しぶりにこの感情になりました。
この状態になったのはぬーさんのNextLifeを初めて観た時以来かも。
曲終わりに肩をくっと前に出す決めの所作も完璧でした。
すごい子です。
10.ポピパッパパー
パ行で踊る謎の曲。
僕はこのライブが初視聴だったので、何この曲!?、何この曲!?、って状態でした。
深く考えてはいけないらしい。
11.ありがちな恋愛
4thアルバムリード曲。
この時点では未知の曲。
さくちゃんとかっきーというエース二人が背中合わせで歌っている光景になんともいえない尊さを感じてしまいました。
フリル多めのスカートだったので最後のターンがめちゃめちゃ綺麗でした。
12.孤独兄弟
この曲はやんちゃんとかっきーが担当。
SHOWROOMでライブ内ユニットが発表された時、
あっ、スキッツのやんちゃなやんちゃんのコンビだ!と組み合わせそのものに喜んでたのですが、本編では想像以上のご褒美が用意されていました。
前曲の暗転が終わった瞬間、そこにはやんちゃじゃないほうのかっきーの姿が。
「今日はぁ、とびっきりやんちゃなアイツに来てもらってるから~」といつものフレーズが飛び出し、あの聞き慣れたメロディーが流れ出す。
ホントにやんちゃなやんちゃんじゃん!
まさかノギザカスキッツのリズムネタが枠を飛び越えてライブ本編にまで登場するとは。
スキッツ大好きマンの自分としては笑うと同時に感激で頭が満たされてしまいその後に歌った孤独兄弟の記憶がほとんどなかったりします。
スキッツのコントを生で見る機会は訪れなくても、ライブ本編でリズムネタを見る機会はあるのかも、と希望を持たせてくれました。
ぜひ調子にのって周年ライブにまで進出していってほしいです。
13.渋谷ブルース
白石&高山ペアのユニット、WHITE HIGHの曲。
担当するのは柴田のゆんちゃんと弓木ちゃんによるユニット、しばゆみ。
アコギによるサポートメンバーは掛橋のさぁちゃんと筒井のあやめちゃん。
初期の時代から歌い継がれているこの曲、メンバーによるアコギ伴奏があるので、この子ギターできるんだ!という発見が楽しい。
さぁちゃんがギター弾けるのは知ってたけどあやめちゃんも出来るとは。
歌い終わった後にギターをジャカジャンと鳴らして「あのセリフ言わないと締まらないでしょ」的なニュアンスを表情だけで促すサポートメンバーの二人。
元ネタを知らないと面白さが半減だったろうけど、幸いまいやんの卒業コンサートでオリジナルの流れを見ていたので、ああ、いつものヤツね、的な感じで楽しめました。
岡山出身のさぁちゃんがいることもあり、岡山の要素が無いからだよ!という流れで桃太郎ネタを入れ込まれる流れがあって、地方ネタでイジられることが少ない岡山民としてはとても嬉しかったです。
14.白米様
さゆりんご軍団曲、白米様。
ちょくちょく話題は耳にしてたこの曲、ここが初視聴でした。
軍団長のポジションには声カワイイ選手権でも活躍した田村のまゆちゃん、軍団員には北川のゆりちゃん、矢久保ちゃん、佐藤のりかちゃんの3名が。
原曲を意識してかみんな声のトーンが高めになってて楽しい。
デカリボンと低めのツインテールが似合う矢久保ちゃんはさすがでした。
りんごセンパイと一緒に歌ってる姿をいつか見てみたいものです。
15.Threefold choice
だれを選んでくれるんだい?な曲。
メンバーは、清宮、松尾、黒木の3名。
途中でサンタ、トナカイ、ツリーの衣装を着た3人の姿がモニターに映るのですが、ツリーの被り物をしてはしゃぎまくる清宮のレイちゃんがひたすらかわいく、インパクトが強すぎてそっちに記憶を持っていかれてました。
今後、この曲を聞いたら間違いなくレイちゃんのツリーが頭に浮かぶことでしょう。
16.心のモノローグ
この曲はここが初視聴。
さくちゃんとせーらのデュオ。
最も若い世代のメンバーなのにどこか昭和のアイドル感もある二人なので歌謡曲っぽい曲調がとっても調和しています。
切ないメロディーラインと背中合わせで歌う構成が多いことからきっと尊いエピソードがある曲なんだろうな、と思いながら観ていました。
(後に卒業生である西野&白石ペアのユニット曲と知って納得)
表現力の高い二人なので一つ一つの表情が映えること映えること。
どこか虚無感の漂うさくちゃん。
艶っぽさと哀愁が見えるせーら。
アプローチの違う二人の魅力がより楽しめる曲でした。
17.自分のこと
このブロック唯一のソロ曲。
担当したのは林の瑠奈ちゃん。
棒立ちで一点を見つめながら歌う姿。
正直聴き入らせるほどの巧さではないのですが、歌詞を噛み締めながら必死に歌っている姿に胸を打たれ、結果的に聴き入ってました。
ユニット発表時になんで瑠奈ちゃんだけソロなんだろう、と思ってましたがこの曲を聞いて納得。
もがいている自分を肯定してあげる歌詞がとっても似合います。
いつか数年後にまた歌ってる姿を見てみたいな、って思いました。
18.4番目の光
ここから4期生楽曲ブロックへ。
「盛り上がっていくぞーーー!」といつもは声の小さいさくちゃんが大声をあげてるのに嬉しくなったパート。(後に色んな人に褒められてた)
4期生曲のトップバッターは4番目の光。
このライブで一番楽しみだった曲。
坂道の憧れの先輩と同じ制服を着れた
そのエムブレムを汚さぬよう頑張るしか無い
そして私達の世代だけの輝きを見せたい
といった新入生感のある歌詞がとってもよいです。
4番目の光を探しに行こう、と指で「4」を作るさくちゃんがとっても頼もしく、楽曲リリース時は不在だった新4期の5人も加わってさらに輝きが増してました。
歌う時代、時代で感じ方が変わってきそうな曲なので次に披露される時にどんな感情になるのか楽しみです。
19.図書室の君へ
冒頭にさぁちゃんのセリフパートがある楽曲。
やっぱりさぁちゃんの声はとっても甘いです。
4期でもトップクラスに声がかわいいと思っているので工事中の声カワイイ選手権にエントリーされなかったのが悔やまれてなりません。
メンバーがカメラ目線で歩きながら歌ってくれるので一緒に下校している感覚が味わえて良かったです。
こういう演出が出来るのは配信の強みですね。
20.キスの手裏剣
聞いていると恥ずかしくなるぐらい甘々な歌詞が続く楽曲。
メンバーが手裏剣を投げるとカメラが切り替わって
別のメンバーがキャッチする、という演出が楽しかった記憶。
21.I see…
ノギザカスキッツのオープニングテーマ。
と思っていたら4期と言えばこの曲、というぐらい有名なカップリング曲だったのを後で知った曲。
もうイントロ前のフォーメーションを見るだけでテンションが上がってしまいます。
冒頭のかっきーのびっくり表情が最高なんです。
印象的な指の横振りとU.S.Aみのあるジャンプが楽しい。
同じ会場で振りコピをできる日を待ち望んでおります。
EN1.Out of the blue
ここで4期生の新曲がお披露目。
センターはノギザカスキッツでさらば賞を受賞した早川のせーらちゃん。
ちょっと前まで彼女の「私が!私が!」といった欲しがりすぎる感じが苦手だったのですが、スキッツでどんな脇役でも全力投球する姿を見ていると、その苦手意識は応援したくなる気持ちに変わっていました。
なのでこの新曲でセンターに選ばれたのを見て、報われてよかったなぁ、と心から祝福してました。
I See...の系譜を継ぐノリのよさと、猫パンチ風のかわいい振り付けがとってもキャッチー。
歌い終わった後のMCで自分がセンターでよかったのか不安そうに語る姿を見て、より応援したくなる子だなぁ、となりました。
歌番組で嬉しさを爆発させながら踊るせーらの姿を早く見たいです。
EN2.乃木坂の詩
乃木坂ライブの締めといえばこの曲。
ペンライトを振るメンバーと一緒に振りコピ&合唱できる曲。
最初のWOWWOWパートが終わった後にゆっくりとペンライトをクロスするところがとっても好きです。
いつか現地でペンライトを振れる日を夢見てます。
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本編はここまで。
ここから以降はメンバーがパジャマに着替えてのアフター配信。
メンバー同士が選んだパジャマを見せあって可愛い可愛いを連呼するという古の時代から続いているであろう流れ。
この文化が廃れないのはやっぱいいからでしょう。
いいです。よかった。永遠に見ていたい。
うさ耳フード付きパジャマを着て「こんなの今じゃ絶対着ないよー」といいながらイジられてるさくちゃんが最高でした。
EX1.僕だけの光
パジャマ姿での貴重なライブパート。
カーペットに横一列で座った状態で横揺れ歌唱
サビになったとたん立ち上がってのペア歌唱。
サビ終わりに床に仰向けになってのカメラ目線歌唱。
ここに平和という言葉の体現を見ました。
予習時にそこまでピンと来てなかったけどこのライブで一気に好きなった一曲。
ひとり急に腹筋をしだすレイちゃんが素晴らしかったです。
EX2.あらかじめ語られるロマンス
予習リストにあった曲で一番来てほしいな、と願ってた楽曲。
カーペットに寝転びながら歌えるのは配信ライブならでは。
天井からの見下ろしアングルで見るパジャマ姿の4期生ちゃん達は暴力的な可愛さでした。
この瞬間だけは配信ライブになってありがとう!の気持ち。
歌い終わったあと隣のメンバーにもたれ掛けられて「たすけてー」と床に倒れ込んじゃうレイちゃんが最高でした。
最後に
愛着補正があるとは言え、配信ライブで最初から最後まで高揚と幸福感が途切れないことってあるんだ、と再認識させられたライブでした。
また、このライブまでは新4期は4期の後輩という空気がちょっと感じらてたのですが、今回4期生として全員が同じステージに立ったことでみんなの足並みが揃った感覚になれました。
あの5人ってそういえば途中加入したメンバーだったっけ、という認識になる日も近いはず。
また、今まで楽曲はどちらかというとソロ曲のほうが好きだったのですが、乃木坂のライブで全体曲が持つ魅力に気付くことができました。
大人数のグループだからこその繊細なフォーメーション移動の見応えや、全体曲でこそ光る個人の魅力というのも知れました。
2021年は2月の周年ライブ後に期別ライブが予定されているとのこと。
パワーアップした4期生ちゃん達がどんな活躍を見せてくれるのか。
4番目の光がグループにとってどんな存在になるのか。
楽しみでしょうがありません。
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