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東京カップ1次戦 決勝戦 SHIBUYA CITY FC vs 早稲田大学ア式蹴球部 (2024.2.17)

Facebookを見ていたら、SHIBUYA CITY FCの試合情報が。
SHIBUYA CITYといったら、FC東京や柏レイソルで活躍した市立船橋高校出身の増嶋竜也が監督をやっているチームではありませんか。
鈴木啓太チャンネルでの彼の出演会を見て以来、気になっていたチームだったので、Facebookの情報に感謝。

会場は赤羽スポーツの森競技場。おお、自転車で行ける!入場も無料!
「これは行くしかない」とクラブチームの活動がオフだった次男坊くんを連れて「赤スポ」へ。

キックオフは11:00。10:45頃に会場につくと、約250人ほどの観客が。
250人でも赤スポのスタンドはほぼ満席。ここにもグラスルーツサッカー好きが集まっているではありませんか。
赤スポが満席になるなんて、と昂った気持ちを抑えながら着席。

SHIBUYA CITY FC

先述の通り、長年Jリーグで活躍した増嶋達也が監督を務める東京都社会人1部リーグに所属するチーム。
今年度はリーグ戦で首位になりながら、惜しくも関東大会への昇格は逃したようですが、渋谷からJリーグを目指しています。
名古屋グランパスなどで活躍した阿部翔平選手が所属しており、今年2月には横浜F・マリノス、FC東京、ガンバ大阪など活躍し、J1通算100点以上記録する渡邉千真選手が加入。
J1から数えて7部相当に位置するチームですが、「どんなサッカーをするんだろう」と個人的にはかなり気になっていました。
ちなみに、ホームページを見てみると、ユニフォームが社会人リーグのそれとは思えないほどかっこいい。NEW ERAがサプライヤーのようですが、さすがという感じです。

早稲田大学ア式蹴球部

Jリーガーを何人も排出している、言わずと知れた大学サッカー界の雄。
私の好きな大宮アルディージャにも、ここで10番を背負っていた富山貴光選手が早稲田出身。4年ほど前にアルディージャに所属しており、現在ツエーゲン金沢にいる畑尾大翔選手もア式の出身です。
試合後サッカー部のホームページを見ていたら、2年生の選手紹介ページに、2年前の高校サッカー選手権でも活躍した國學院久我山高校の高橋作和選手の写真が。得点力のあるMFというイメージでが残っています。
なるほど、選手権で活躍した久我山の選手は、早稲田大学が進路の一つなのか。今年の選手権は、弟分の早稲田実業高校も初出場を果たしたこともあり、これから気になるチームのひとつになりそうです。

東京カップとは?

両チームの紹介はこの辺までにしておき、東京カップってどんな大会なのでしょうか。私も観戦に行くまで聞いたとがなかったのですが。。。
正式名は、東京都社会人サッカーチャンピオンシップというようで、簡単に言うと天皇杯の東京都代表を決める大会になります。
この日の試合は、1次戦の決勝ということで、ここで勝ち進むと関東リーグに所属する東京都のクラブと戦って、天皇杯代表の椅子を争うことになります。
ちなみに、1次戦の決勝は35分ハーフ。45分ハーフになるのは2次戦からのようです。

前半の先制ゴールを守り切ったSHIBUYA CITYFCの勝利

小春日和の暖かい日差しが差し込む中でのキックオフ。
2月の試合としては非常に暖かったと思います。
試合が動いたのは、前半21分。右サイドを駆け上がった選手のクロスを19番FW政森選手がインサイドボレーで合わせ、SHIBUYA CITY FCが先制。
先制した直後、早稲田大学の時間帯が続き、クロスからのヘディングがバーを叩くシーンもありましたが、前半はそのまま1-0で折り返し。
後半も終始ペースを握っていたSHIBUYA CITY FCが1-0で勝利し、2次戦に駒を進めました。35分ハーフの試合でしたが、SHIBUYAの方が最後まで運動量が切れなかったという印象です。試合終盤でも相手陣地でボールを奪うシーンがあり、追加点が取れそうなシーンも何度かありました。
個人的に気になった選手が、14番MF本田選手と4番DF土田選手の二人。
本田選手は、運動量が豊富で70分間最後までハードワークしていたのが強く印象に残っています。土田選手は、相手に囲まれながらもボールを取られないキープ力とポジショニングがいいなと。駆け引きも上手でした。土田選手のプロフィールを見ると、大宮アルディージャのアカデミー出身のようです。こういう選手が、社会人リーグでプレーし続けているということも、この場に来ないと分からなかったですし、だからこそ日本の社会人サッカーのレベルが高いのだ、ということも改めて感じました。

プロリーグにはない魅力

人工芝グラウンドでの試合で、入場料はなし。観客は約300人とプロリーグと比較するとスケールの差があるのは当たり前なのですが、一眼レフカメラを持って観戦に来ているファンもいましたし、隣の観客からは「この人コアだな~」と思えるような話がいっぱい聞こえてきて、試合以外の楽しみをたくさん見つけられました。おこがましい話ですが、Jリーグを目指しているチームということもあり、応援していると「俺がこのチームを育てているんだ」という気にもなります。
新たなサッカーの魅力に気づけた一日でした。赤スポはやっぱりいいなぁ。
隣には西が丘サッカー場もあり、この辺りはサッカーの聖地ですね。
SHIBUYA CITY FC、早稲田大学ア式蹴球部の今後にも注目しつつ、気になるカードを見つけてグラスルーツサッカーを楽しみたいと思います。

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