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ToDoリストは書けないけど写経はできる日があってもいい

唐突にやって来た「無気力状態」だった。
何かをする気にならない。やらなければいけないことはあるから、やるんだけど、楽しいとか、できて嬉しいとか、全くない。
ただ淡々とこなすだけ。
どうしてこうなったんだろう、と考えると、虚しくなってくる。

大仕事をやりきった後の「燃え尽き感」ではない(そもそも大仕事をしていない)。
暇すぎて何をしたらいいかわからない、というほど暇でもない。

原因は不明だ。

ふと、今年の「やりたいことリスト」を見直す。その中にあったもの中から、なんとなく、写経に目が止まった。以前から興味はあったけど、手を出さずにいた。

なんとなく用紙をダウンロードして印刷して、なんとなく筆ペンを持ってきて、なぞり始める。

休み休み、2時間ぐらいかかったけど、完成した。

書いている間、無心だったのか、何を考えていたのか、何も思い出せない。
でも、書き終わったときに、妙にすっきりしていた。
いろいろとどうでもいいんだけど、まあ、夕飯でも作るか、とか、とりあえず洗濯物でも畳んでおくか、とか、ある種の「諦め」で、やることにした。

写経をしているうちに、「虚しさ」を解毒したのかもしれない。

タスクリストを作って、終わったら消して、を完璧にできる心境からはほど遠い。リストを書く気も起きない。でも、「やってみるか」と思えたことを、一つずつやっていこう、という気にはなった。

こういう日もあるし、あってもいい。これも、私なんだから。

特別支援教育に興味を持つ教員です。先生方だけでなく、いろいろな職業の方とお話して視野を広げたいし、夢を叶えたいです。いただいたサポートは、学習支援ボランティアをしている任意団体「みちしるべ」の活動費に使わせていただきます。