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Something Best in 2023

歳の瀬、会う人会う人のベストバイを聞いている。

久しぶりの人でもよく会う人でも、その人の1年の、印象深いいくつかの出来事が垣間見えてたのしい。嬉しい。

私のベストバイは
1. Louis PoulsenのPH5 mini
2. DENONのヘッドホン
3. Barbourのビデイルジャケット
です。

あなたのベストバイはなんですか。

さて本題。
今年も沢山のグッドミュージックに出会えた。
悲しみの淵に尚 そこにある音楽がどれだけ心強かったか。
人の手の軌跡を何度もなぞった、マイベストアーティスト2023。

1.Bialystocks
圧倒的マイベスト。
たけしたありがとう。(年末感謝のハイタッチした)
サマソニの前列で聴いた灯台で鼓膜が破れ、耳鳴りとともに感動がしばらく尾を引いた。
I don't have a penが大好き!今年ベストバイのDENONのヘッドホンで永遠に聴いてられた。


2.さらさ
松重豊さんの「深夜の音楽食堂」というラジオにてVirgoを聴いたときの感動。
目を閉じてゆらゆら揺れていると、心にさらさの音楽が満ちていく。切実さと儚さのなかに救いがある。大好きです。


3.んoon
以前から引き続きのんoon、でも今年はなぜかよく聴いた気がする。
憂うつでも眠たくても、しゃきしゃき歩きたい時でも気分が持ち直す不思議な音楽。レコードほしい。大好きです。


4.Arlo Parks
こちらも去年に引き続き。でも今年は来日ライブがあった!HMVでミニライブとサイン会があり、直接愛を伝えられたのがなによりも感動。Arloめちゃくちゃかわいい。
歌詞というか歌詩、あまくて深い歌声、格好いいメロディとソウル!あなたの声は届いているよ。大好きです。


5.maya ongaku
5月 森、道、市場で偶然出会った不思議な音楽。
春の終わりの海辺を背景に悠久のメロディが流れる。音楽って空間なんだな。
打って変わって12月、渋谷WWWで観たライブではチルな音楽はそのままに 都会の洗練された格好よさがあって、同じ曲でも全然印象が違うのがおもしろかった。
これからもいろんな場所でみたい!大好きです。


6.君島大空
この方も以前から引き続き。
今年出たアルバムno public soundsより、c r a z yのMVがニュートラルでとても良かった 激情 劇情 でも限りなくニュートラル。
どんどん格好よくなっていくね。大好きです。


7.ねずみのひきだし
これは贔屓なのかもしれない。でもいいです。マイベストなので。
強く日差しの残る秋、和歌山の山の上でコンサートがあった。
無限の水平線へ沈んでいく日、変わっていく空、生活のなかに音楽があること、そのなかで音楽が生まれること、それが続いていくこと。しみじみ腑に落ちていく (つねに伝えているけれど)大好きです!


8.The Vernon Spring
Spotifyでharuka nakamuraを聴いていたら流れてきた。ありがとう&ありがとう
軽やかだけどどこか切実で優しい音楽。
心の澱みをさらさらと掬って溶かしてくれた。澱みは無くならなくても、和らげてくれた。
大好きです。


9.Mac DeMarco
こちらも引き続き。今年はSalad Daysのレコードを買った。心地よいギターとリズム。友だちみたいな謎の親近感…合宿で廊下に座って、隣で歌ってるみたい。ぜひ隣で聴きたいものだ
大好きです。

10.はとっておきます。


今年は引き続き愛が多いね。でも新しく出会った音楽のインパクトが強かった。

2023年は友だちがいなくなった。

私の世界からいなくなったのではなく、
友だちの世界にずっと縋り付いていたのをやめたのだった。(と、今は思っている。)
縋るものを無くして、とても不安定な1年だった。
それは今も。たぶんこれからも折に触れて。

ふらつく足で泥濘に立って、
行ったり来たり、よそ見したり。
わがままを言ったり泣いたり。
それでも近くで、または遠くで一緒に歩いてくれるひとたちに、
私をひとりの人間として話をしてくれるすべての友だちと家族に
最大限の愛を込めて、本当にありがとうと言いたい。大好きです。

来年も、穴のあいたドーナツのままで。
空白があるからこそ。
好きな人たちと音楽に出会えますように。

よいお年を!

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