ゲイなのに、ゲイの世界に馴染めない

ボクは男の子が好きだ。いわゆるゲイ。
日本生まれ日本育ちのフィリピンハーフ。

ボクは物心ついた時から
男の子が好きで、ある日突然
いわゆる"目覚めた"とかではなく
最初からそうだった。

だけど、ボクにとっての青春時代は
今ほど寛容な世の中でもなく
偏見に満ち溢れていたし

自分がそうであることを
周りに打ち明けることも出来ず
かといって、ゲイの世界に
足を一歩踏み入れるってのも出来なかった。

というのも、当時ずっと好きだった人がいて
その人のことを諦めることが出来なかった

これが、ゲイの世界に
行かなかった理由になるのだけれど

紆余曲折あり、このままじゃダメだと
意を決して足を一歩踏み入れた

幸せになりたくて

でも、踏み入れてみて分かったことがあって

ボクはゲイだけれど
ゲイの中でもマイノリティな存在なんだってこと

これから書くことは、大前提として
"全ての人に当てはまるわけではない"
ということを念頭に読んでもらいたい

ゲイの世界に踏み入れてから
正直に言うと、嫌なことがかなりある

圧倒的な外見至上主義

見た目的にタイプな人としか絡まない
タイプじゃなければ話すらできない
可愛ければみんなにチヤホヤされる


タイプがマッチングしたとしても
まず出てくる話題はエッチな話

見せ合いしませんか？
お○ん○ん見たいです
ヤりたいです
オ○ニーはどのくらいするの？

こんなのばっかり

SNSを覗いてみれば
際どい写真や動画をアップしてたり
それに群がる大量のいいね欄

もう見た目とエロに支配された世界

じゃあ恋愛の方はどうかというと

彼氏がいても他の人と遊んでます
それをお互いに認めあってます

エッチと恋愛は別物です

っていう、いわゆる
オープンリレーションシップ

これを肯定する人が、割合多いと感じる

正直、ボクはこんな世界に吐き気がする

それぐらいには、この世界が
合わないなと感じるのである

ボクも1人の男の子なので
エッチなものに興味がない訳では無い

でも、誰彼構わず見境なしに
エッチな誘いや見せ合いなんていうのが
日常茶飯事的に起きるこの世界が
凄くボクには合わないなと思う

SNSも、露骨に顔写真や身体の写真とか
そういうのばっかり、反応があって

普段の何気ない呟きとかはそうでもなく

なんか、中身のないやり取り、反応って感じで

ゲイの世界に踏み込んだ今の方が孤独を感じる。

もう、あくまでもボクの感じ方、価値観の問題で、この世界の全ての人間がそうであるとは限らないって言うのは分かるんだけれど

そういう人が多いのも現実で

それに、ボクの場合は
1度そのゲイ特有の習性やカルチャーみたいなものに、ズタズタに心を引き裂かれた経験があり

もう、本当にしんどいって思うことが多い

ただ、そういう価値観や思想を持っている人自身を否定している訳ではなく
そういう人もいるよねって受け入れてはいる

友達にもそういう人はいるし
ボクを巻き込みさえしなければ
その人の好きなようにやればいいと思ってる

ただ、ボクの思想や価値観には合わないし
そういう人の多さに生きづらさを感じている

ただそれだけ。

きっと大多数の人は
ボクが今こうやって書いてる
ブログに興味なんてない

ありがたいことにボクのこと
可愛いと思ってくれる人は少数ながらに
いるのだろうけど

じゃあ中身に興味ある人って
果たしてどのくらいなのでしょう

きっと読んでくれてる人は
ボクが思う"ゲイ"には当てはまらない人か

よっぽどボクのことが好きな人、なのか

いずれにしてもありがたいですね。

でも、ボクは別にいい子でも無ければ
性格も歪んでいるし

端的に言えばゲイなんて大嫌い

でも、もうセクシャリティの違う相手に
恋愛感情を持って苦しみたくないし

少数ながらにそうではない人もいると知っているから

だから、ボクはこの世界に居るしかないし
ボクがいるべき世界も"ここ"なんだなって思う

こういうこと書いたら、ますます
ボクは相手にされないんだろうなって思いつつも

なんだか、気持ちを吐露したい気分だったので

殴り書きに近い感覚で書いてしまった。

もしかしたら、後で見返した時に
めちゃくちゃな文章になってるかもしれない。

そしたらちょっと恥ずかしいな。

でも、そんなボクの文や言葉を読んでくれて
少しでも共感してくれる人がいたら

嬉しいな。