しんじ

ゲイ 何気ない日常の中で思うことや、抱えている葛藤なんかを綴る場として始めてみました。

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ゲイ 何気ない日常の中で思うことや、抱えている葛藤なんかを綴る場として始めてみました。

最近の記事

母に自分がゲイだということをカミングアウトした

ボクは男の子が好きだ。いわゆるゲイ。 日本生まれ日本育ちのフィリピンハーフだ。 ボクを産んでくれた母はフィリピン人だ 生まれてから現在に至るまで、一緒に住んでいる家族 基本的に家族仲は良好ではあるが、お互いにあまり干渉をするタイプでは無いし、母は夜、ボクは日中に働いているため、お互いが一緒にいる時間も多くはない それゆえに、あまり多くの会話をしない 外国人の就労環境は、未だに厳しいものがあり 母は職はあるものの、生計を立てるのが難しく 故に、ボクも生計を共にすることに

    • 出会いと、別れ

      人は生まれてから死ぬまでの間に 必ず誰かと出会い 必ず誰かと別れる ずっと一緒にいたいと思っている人でも いつかは必ず訪れる、別れ そんな、必ず訪れる別れが来る頃に ボクたちは、今までずっと幸せだったね って言えるような そんな時間が過ごせたら どんなにいいか そんな理想に身を委ねることが出来たら どんなに幸せか でも、訪れる別れは 大体いつも悲しいという感情に溢れてしまう だからこそ 別れっていうのは嫌だなって思う 思えばボクは 色んな人と出会い そして、

      • 嫉妬

        ボクは男の子が好きだ。いわゆるゲイだ。 日本生まれ、日本育ちのフィリピンハーフだ。 ボクは、嫉妬っていうものを凄くしてしまう。 それによって相手を縛るということはしないけれど、凄くヤキモチを妬いてしまう。 例えば、自分の好きな人が 他のゲイの人と遊んだり 他の男を可愛いって言ったり 他の男とやり取りしてたり… 好きな人の過去の恋愛事情とかを聞いたりすると、その相手に対しても嫉妬してしまったりする。 ボクは1度人の事を好きになると、病的なほどに その人のことしか見えなく

        • 陰キャでゲイのボクが、高校卒業後に毎年欠かさずBBQをする陽キャグループにいる話

          ボクは男の子が好きだ。いわゆるゲイ。 日本生まれ日本育ちのフィリピンハーフ。 タイトルの通り、ボクは高校を卒業してから毎年BBQをする陽キャグループに属している。 総勢13人のグループで、今日までの15年、1年も欠かすことなく、毎年8月~9月頃にBBQをしている。 どう考えても陽の者が行うこの行事、グループに、陰の者であるボクが何故か居る。 その年によって参加出来ないメンバーもいるが、基本的には半数以上が参加をし、今では結婚し子どもを授かったメンバーもいるが、パートナー

        母に自分がゲイだということをカミングアウトした

          腕まくら

          遊び疲れて、ベッドへとダイブするボクら 「腕まくらして?」 というボクの要望に対して 何も言わずに腕を差し出すキミ 今日あったことを振り返る時間 今日も楽しかったね そうやって話しているうちに 意識がだんだん薄れていく やがて、ボクたちは静けさの中に お互いに身を委ねて夢の世界へと 向かっていくのだ 聞こえてくるのは、息遣いだけ その吐息の音が、とても心地よくて 夢の世界への歩みが加速する そうして、気付くと 2時間ぐらいの時間が過ぎていった 意識が現実

          ボクの甥っ子も男の子が好きだ

          ボクは男の子が好き。いわゆるゲイだ。 日本生まれ日本育ちのフィリピンハーフだ。 以前の記事で、ボクには沢山の兄弟がいることを書いた。 興味がある人は見てみて欲しい。 で、まあ、兄弟も多く、良い年なので、当然兄弟の中には結婚して子供を授かっている者もいる。 特に上の兄弟達は歳も離れていて、早期に子供を授かっているので、今回焦点の当たる子も18歳と、結構大きかったりする。 ゲイには直感的に相手がゲイであることが分かるようなセンサーがあると言われている。 ボクは今まで、

          ボクの甥っ子も男の子が好きだ

          大切な人が目の前で命の灯火を消す瞬間

          ボクは男の子が好きだ。いわゆるゲイ。 日本生まれ、日本育ちのフィリピンハーフだ。 皆さんは、自分の大切な人が 自分の目の前で命の灯火を消す瞬間…。 死ぬ瞬間に立ち会ったことはありますか? 大切な人を亡くされるという経験は 生きていく以上必ずしていくことになるのかな と思っている。人は必ず死ぬから。 ボクも大切な家族や友人を何人か亡くした。 が、去年までは、その人々が 死ぬ瞬間に立ち会ったことはなかった。 その時にボクが思ったことや 当時の出来事を綴っていこうと思う。

          大切な人が目の前で命の灯火を消す瞬間

          ボクの父には8人の子供がいる

          ボクは男の子が好きだ。いわゆるゲイ。 日本生まれ日本育ちのフィリピンハーフだ。 ボクの父には、ボクを含めて8人の子どもがいる。 つまり8人兄弟だ。 それに加えて、母の方にも連れ子が1人いるので ボクから見れば9人兄弟。 そして、兄、姉、弟、妹。 それぞれが2人ずついる。 ボクは兄弟の中でど真ん中に位置するのだ。 父の子である8人は、みんな仲がいい。 だけど、そうなるまでに色々な過程があった。 今日はそんなボクの兄弟、家族の話を少ししようかなと思う。 先に言

          ボクの父には8人の子供がいる

          月明かりの下 何気ない日常

          仕事から帰り、家でその疲れを癒すべく 新調したベッドに横たわる。 静寂が支配するその部屋で ボクのiPhoneは電話が来たことを知らせる。 ディスプレイには大好きな君の名前。 もはや、聞き慣れたその声に ボクは胸の高鳴りを感じ 自分の出す甘えるような声に 少しだけ気持ち悪さを感じながらも 君と話を始める。 特別な話は何もない。 ただ、互いが思い思いに 思いついた言葉だけを発する キャッチボール。 「今日は満月だよ」 夜空に浮かぶ月を窓越しに眺めるボク そして、月

          月明かりの下 何気ない日常

          ゲイなのに、ゲイの世界に馴染めない

          ボクは男の子が好きだ。いわゆるゲイ。 日本生まれ日本育ちのフィリピンハーフ。 ボクは物心ついた時から 男の子が好きで、ある日突然 いわゆる"目覚めた"とかではなく 最初からそうだった。 だけど、ボクにとっての青春時代は 今ほど寛容な世の中でもなく 偏見に満ち溢れていたし 自分がそうであることを 周りに打ち明けることも出来ず かといって、ゲイの世界に 足を一歩踏み入れるってのも出来なかった。 というのも、当時ずっと好きだった人がいて その人のことを諦めることが出来なかっ

          ゲイなのに、ゲイの世界に馴染めない

          ふと、職場で思ったこと【パートナーシップ宣誓して結婚休暇貰おうとしたら、どうなるのか?】

          ボクは男の子が好き。いわゆるゲイだ。 そして日本生まれ日本育ちのフィリピンハーフ。 そんなボクが勤めている職場は 少し変わった業種で 働くにあたり色々な 規約・規定が定められている。 かなりきっちり書いてある。 それこそ10年、20年後に自分がいくら 給料が貰えるようになるのかってのも 規定と照らし合わせれば分かってしまうし 自分の上司がいくら給料貰ってるのかっていう 計算も出来てしまう。 そのくらい、こと細かに色んなことが 書いてあるのだ。 その規約・規定も時たま

          ふと、職場で思ったこと【パートナーシップ宣誓して結婚休暇貰おうとしたら、どうなるのか?】

          【自己紹介】ボクは男の子が好きだ

          こうやってボクがブログを書くのは 実に10数年ぶりだ。 普段はXで、ゆるーく呟いてるだけのボクだけど 140文字では足りないなって感じることが多くて 長文になりがちだ。 だから、自分が思ったことや感じたこと 発信したいことをこうやって 書き綴るのも面白いのかもしれないって思い noteに登録をしてみた。 そんなボクが、どんな人間なのか 軽く自己紹介でもしておこうと思う。 ボクは1991年4月8日に日本で生まれ。 日本で育った、日本とフィリピンのハーフ。 そして、タイト

          【自己紹介】ボクは男の子が好きだ