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パラノマサイト、クリアしたのでぬるい感想を【ラスト以外のネタバレあり】

いわゆる「トゥルーエンド」まで10時間ほど。手軽に本格アドベンチャーを楽しめる、良いゲームでした。ホラー要素はありますが序盤に集中している印象で、そこまで「怖い」っていう感じではなかったので、苦手な人でもプレイしやすいかと思います。ちなみに自分もホラー・グロは苦手なのでバイオとかやらないタイプですが、大丈夫でした。

導入がとてもよい

チュートリアルを兼ねた導入パートが、すごくよかったです。
世界観の説明をしつつ、「は?蘇り??」ってなってる主人公&プレイヤーをわけがわからないまま呪いの舞台に引きずり込む、「これからどうなっちまうんだ…!?」ていう展開にワクワクしました。
バンバン呪い殺せるのも、不謹慎ながら気持ちいい。序盤にこの気持ちよさを味わえるのは良かった。呪殺に躊躇がなくなるので、ついついヤってしまいたくなる。いい前振りだなと思いました。

コメディ部分は好き嫌いが出る

探偵ポジションになる刑事・津詰パートで、相棒の若手・襟尾と交わされる会話に、かなりコメディの要素があります。
強面の津詰が後輩刑事にイジられるさまは、一手間違えたら呪殺されるかもしれない世界観で癒やしのひとつなのですが、緊張感を削ぐと感じる人もいるかもしれません。
なんとなくですけど、「逆転裁判」のリアリティラインが許せるならイケるんじゃないかと思ってます。オカルト部分も含め。

キャラクターが魅力的

キャラデザがとてもよくって、サブキャラ含め魅力的なキャラクターがたくさんいました。画面もアニメーションがぐりぐり動くとかじゃなく、止め絵がパタパタ動いていく感じで、そこもよかった。止め絵だけど表情やポーズなどけっこう動きます。筆っぽい、強弱のある線画なのも好みでした。ミヲちゃんが祓う絵カッコよかった。
津詰編についてはBGMが往年の刑事ドラマを彷彿とさせるものになっていて、にやにやしちゃいました。好きだったので。

不満だったところ

正直なところ、導入であれだけ呪殺できるんだし、もっと「呪殺バトル」的な展開があると思っていたんですが、実際は序盤以降「不殺」でした。そこはもう、「謎解きホラーアドベンチャー」なので仕方ないんですけど。

おすすめしたい人

・手軽にできるテキストアドベンチャーを探している人
・テキストアドベンチャーゲーム初心者の人
システムが少なくてわかりやすいので、ゲームに不慣れな人でもとっつきやすいと思います。
定価でも2000円くらいなのと、平日隙間時間に進めても1週間くらいでクリアできるボリュームなので、なにか手ごろなゲームないかなって探してる人にはおすすめです。

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