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焦がれる『盛岡という星で』のマガジンプロジェクトに当選した。

『のしてん、こだいら。』をはじめる時に目指すところとしたローカルメディアのひとつ。

“盛岡を小さく丸いひとつの星に例えます。
今までとは違う角度から盛岡を写し取り、
見つめようとするものです。”

盛岡市市長公室都市戦略室が発信する『盛岡という星で』。

個性あふれる民間のプロジェクトメンバーとともに盛岡のことをいつも考え、官民連携のメリットを活かしたマネジメントを心がけていますと謳うプロジェクト。

そのinstagramに投稿される盛岡の日常を切り取る写真の溢れる情景の深さと、さらと添えられる文章にいつも引きこまれ、いつかこんな軽やかで深みのある文章を書けるようになりたいと憧れ。

ある日、帰宅するとポストに大きな封筒が押し込まれていて、引き抜くと宛名は自分。その下に見覚えのあるロゴ。左下がりで斜めに「盛岡という星で」。

一瞬、ん、と戸惑い、部屋に入り、もう一度眺めると盛岡市市長公室都市戦略室からのゆうメール。

リュックを背負ったまま、はさみを入れて開封すると、白に青とオレンジの文字とイラストが賑やかに踊るマガジン。

『盛岡という星で マガジン2023』プレゼント企画に応募したら当選しました。

わー、と舞い上がり、とりあえず一度大切に封筒に戻す。

数日寝かして、ほんとに自分の時間を作れたときに封筒からゆっくりと手に取る。なんか重みがしっくりとくる。紙の厚み、サイズ、丁度良い。

賑やかな表紙をめくる。

巻頭のフォトエッセイは王道。

「土曜日だし帰ってまた布団に入っちゃおうかな。」とか、「明日は入学式。」とか、「君に泣かされるのは…」なんて。

どの写真と文章もその日常をやさしく表し心に沁む。

続く王道もサブカルも等しく許容するこの街ならではの「惑星」というステージで交差する創作活動を楽しむ10組のJAMセッション。

写す、イラスト、文章、ニテルフタリとニテナイフタリ、狩る人、オリジナルじゃじゃ麺レシピ、ビート、短歌、金の板展。

それぞれのクリエーターが盛岡という街を面白がり、イカし、愛おしみ、言葉を詠む。

それぞれの盛岡への眼差しが真っ直ぐで気持ち良く心地が良い。

あなたの好きな盛岡の記事で知る盛岡3大麺に足したいという「モンタン」の「ア・ラ・モンタン」が食べたくなりました。

最後のページで括られる盛岡の魅力的な『よどみ』との表現にグッとくる。

ピーピー、ガーガー、ハロー、こちら盛岡。
いやーいいなー盛岡へのラブレターです。
いつかこんなZINEを作りたいと思う。

(は)

【盛岡という星で】
  盛岡市市長公室都市戦略室


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