洗濯機
洗濯機を探しているわけです。
ところが選びきれないまま二ヶ月が経過しようとしている。
理由は端的に「しっくりくるものに出会えていない」からなのだが。
どうにもこの国の洗濯機(冷蔵庫然り)はデザイン的にどれもこれも似通っているというか、誰がどう見ても「ああ、あれは洗濯機ですね。決してYMOのメンバーではありません」というものばかりで、まあ洗濯機は洗濯機なのだから間違ってはいないのだけれど、なんだか面白みに欠けるなぁというのが正直な気持ち。
そんなわけで海外のものを調べてみたんだけど、なるほどなかなか世界中には愉快な色合いの家電があったりもしたわけです。
ただ、高い。
これはもちろん輸送費なんぞも含まれているからなのだろうけど。
調べている間に海外の家電を輸入する代理店業を始めるか否かにまでに発展してしまったのでこの話は一度脇に置いておく。
てなわけで国内に絞ってみる。
「国内で手に入る範囲ではパナソニックのキューブルかエレクトロラックス社のマイプロか…」
しかしながら20万から30万という価格帯。
仕事部屋に置く「一人暮らしですらない用」の洗濯機に大枚をはたくのはいかがなものかと思案投首しているうちに二ヶ月が経過したというわけなのだ。
そんな中、魚住君から「ランドリーカフェって知ってる?」と聞かれる。
そのまんまだがコインランドリーとカフェが一体になっているものらしい。
そこではmyPROが稼働しているということもわかったので行ってみることにする。
というわけで森下へ行ってみた。
隣駅の菊川に八年くらい住んでいたのでこの辺りを歩くとなんだか懐かしい気分になる。
住宅街に溶け込むように『喫茶ランドリー』は営業していた。
スコーンとアイスコーヒーを注文し席に着く。
ランドリースペースではmyPRO君が仕事をしていた。
やはりこのメカメカしいデザインは嫌いではない。
とまあ、ここまで書いていて話はくるりと変わる。
中古のレコードが置いてあったのでディグることに熱中してしまったのだ。
そして帰りの電車の中で仕事部屋用のレコードプレーヤーをポチッていた。
「パチンコで買った範囲だからまあいいっしょー」と、昨日の自分が背中を押していた。
音源は仕事部屋には置かない方針だったのに大本営ばりの転進をキメてしまった。
「まあこれからはCDは家で聴いてレコードは仕事部屋で聴くという振り分けで」という謎のルールも誕生した。
えーと…皆さんは洗濯機ってどうやって選んでますか?
私は洗濯機を選ぶことが出来るのでしょうか。
あ、喫茶ランドリーは素敵な空間でした。
コインランドリーはどんどん色んな空間と融合していけば良いなと思いました。
「そんな空間がたくさんあれば洗濯機っていらなくないか?」
今日のところの結論はそんな感じで。
明日の朝までに書かなければならないものがあるので助走のための文章。
余裕がある人は投げつけてみな! たべるから。