あけましておめでとう

年始や誕生日に誓って書き始めて、そのうちその覚悟も廃れて滞ることをわかっていながら何十回目かの同じ過ちを繰り返そうと思います。

妻の実家へ行き、己の実家へ行くという十年以上続いていた元日のルーティーンも今年までなのだということに帰宅してから気がつく。

実家のベランダから元日の富士山が見えることにだって住んでいた頃に気づいていたのかどうか怪しいものだ。

気づきなんてものはいつだって後に遅れてからのものだし、それは遅いか、もっと遅いかの差なのでしょうよ。

自分の言いたいことなんてとっくの昔に先人達が言っているか近頃ではGADOROが言っているからそれでいいです。

小汚い顔をしたおっさん達が美しく画面を覆う映画で元日から涙することが出来るくらいの感性は未だ持っている。

ナミビアの砂漠とだっていつだって繋がっていられる時代に相応しい恐れとためらいを携えている人とだけ繋がって行こうと思います。

自分がこの世に生を受けた意味があったと思える今年になるでしょう。

そんなわけで今年もよろしく。

余裕がある人は投げつけてみな! たべるから。