高宕山


夏頃から行こう行こうと決めていたもののなかなかタイミングが合わず攻められずにいた高宕山へ。
が、きっちり寝坊した。
日の出と共に向かうつもりが起きたのが八時半。
パッキングは前日にしていたので九時には出発することが出来た。
何があっても午前中に仕事は入れない起きられないむしろ起きたくないし行きたくないの私が山となると午前中から活動出来るのは不思議なものだ。
仕事で出会った人の何人かには怒られるだろう。
なので打ち合わせは山でお願いします。

先週の伊予ヶ岳の時にも思ったけど我が千葉には結構面白い自然がある。
山に関しては日本で一番標高の低い県らしいけど。
低山には低山の良さがある。

君津のインターを降りてモリモリ向かう。
目指すは石射太郎山の登山道入口。
道がどんどん山道になる。
こういう道が好きだ。
と、油断していたら猪に遭遇した。
そして直後に立派な牡鹿に遭遇。
林道のような暗い道の真ん中にゆったりと立っている牡鹿はなんだか神々しかった。
すでに元が取れた気分だ。

登山道入口には封鎖されているトンネルがあり雰囲気がとても良かった。
登り始めの景色に『もののけ姫』みを感じたのは鹿に遭遇したことも手伝ってのことか否か。
いつもだと登り始めはきつくて、しばらくするとゾーンのような、個人的には軽々しく死域と呼んでいる状態に入ってサクサク登れるようになるのだが、今回は何故か最初からゾーンに入っていた。
なんだかんだで毎週登っているから体が慣れただけかもしれんけど。

ダイダラボッチ系統の伝説を持つ石射太郎山をサクサク越える。

高宕観音入り口の阿吽像。
目的のほとんどはこれを見たいが為だったわけなのだが、やはりなかなか脳を刺激してくれた。
出会い頭に物語をくれるような感覚ではなかったが、しばらく踏み込みたい種類の揺さぶりを感じる。
高宕観音は行基やら頼朝やら、よくあるそれでコーティングされているがホントのところはよくわかっていない様子で、むしろそちらに惹かれるものがある。

高宕山山頂。眺望良し。イーグルダイブしたらおそらく死ぬ。

下山。
リスを見かけた。
猪鹿栗鼠って何文よ。
あとサワガニも居た。
渓谷の方も面白そうなんだよな。
実はニホンザルで有名な山なのだが今回は出会えなかった。
まあ、また来る気がしてならないのでよい。
ヤマビル対策も万全だったのだが一匹も見かけんかった。

帰りは小糸川温泉に寄る。
シャワーは子猫の睨みくらいの圧しかないので髪は洗わんほうがいいかも。
そしてここは黒湯。
貸切だったのでゆっくりゆったり浸かる。
ぷふぁわはぁ!

今回も良い山行きだた。

余裕がある人は投げつけてみな! たべるから。