コピーライターとして生きたい僕がデザインを学ぶことにした1ヶ月の話【5日目】

このnoteは、コピーライターとして生きていきたいと志す30代の僕が、1ヶ月間デザインスクールに通い、その学びの日々を書き残すものです。

本日は、アウトプット練習ということでお題をいただきバナー制作を行いました。(今日は恥をさらす回なので長めです。)

・3つのターゲットそれぞれに合わせたデザイン
・90分以内で仕上げる
・その他、いくつかの注意事項

というルールのもと例のごとく「ユーザーにどう感じてほしいか?」その意図を言語化できることを前提に制作をスタート。

ターゲットは、
①10代女子高生
②20-30代ビジネスマン
③年齢を問わない全ユーザー
(さらに細かい特徴あり)

最終的に完成した皆さんのデザインたちはこちらでした。

そして、わたくしが作ったバナーがこちら。

①10代女子高生向け
②20-30代ビジネスマン向け
③年齢を問わない全ユーザー

いや、もう恥ずかしい。恥ずかしすぎてさらしてます。デザインの黒歴史を作ってしまってます。90分という限られた時間にも関わらず、言葉を考え直そうとしたりあれこれやろうとしすぎた結果、ふわーっとした、デザインでもなんでもない完全にスルーされる典型みたいなのを作り上げてしまいました。

冷静に改めて分析をすると。
①全体のメリハリがない
②それはそれぞれの情報に意図がないから
③なぜかというとターゲットへの想像が足りないから
というのが根本にあって。

ターゲットの想像が不足し、そこからどう方針を考えていくかが完全に疎かになっていたからなのですよね。わたわたとした中でなんとなくのイメージだけで作ってしまった感がいなめず。結果的に誰にもなんとも思われず目に留めてもらえない感じのものになってしまいました。


もう1回、受講生の皆さんのデザインを見てほしいのですが。

こうやって並ぶとより目にとまるものとまらないものが引き立ちますよね。僕が作ったのは右から三列目の3つなんですが。もう全然目立たない!目にもとまらない!つまりはそういうことなんですよね。授業の翌日になって自分の見てますが、絶対クリックしないですもん。コミュニケーションがダダずれ。というかそもそも交流すらできていません。

一方で、受講生の皆さんからは今回も学びだらけで、中でも特にいいなと思ったもの2つを考察してみたいと思います。

1つ目は「20-30代ビジネスマン向け」のバナー。ざっくり特徴を補足すると「バリバリとスキルアップしたい営業マン」という人物像をターゲットに作られたデザインです。

・「思考」と「表現」を際立たせる黄色
→ターゲットはスキルアップをしたいであろう方なので、この2つのキーワードが目に飛び込んでくると興味を持ってもらいやすい。(全体のデザインの中でも僕は最初に目に入ってきました。)

・斜線の使い方
→右斜め上に上がる様子が前向き(=成長)を連想させる。かつデザイン全体に動きが生まれ、かっこいい印象を作ってる。

・背景の紺色
→落ち着いた印象で、大人向けな雰囲気を演出してる。

・左側(紺)と右側(グレー)のスペースの使い方
→情報量は変わらないものの、2つのスペースがそれぞれ分かれているように感じられて、インプットする負担が少ない。

そしてもう1つが「年齢を問わない全ユーザー」のデザイン。

・全体のトーンがやさしい
→初心者へのハードルを下げている。(フォント、背景のクリーム色もとても効いてる。)

・曲線で表現された「未経験でも大丈夫」
→吹き出しのように喋りかけてる印象になる。これも入口のハードル下げてる。

・落ち着いた中でも目立つ色使い
→水色はやさしい一方、全体の中ではちゃんと際立つ役割を担ってる。

・「1ヶ月コース」の塗りなし
→もともと1ヶ月自体、比較的短い受講期間になると思いますが、それをさらに軽い印象にしている気がする。

・「募集中」が目立つ設計
→全体の中で一番大きなフォント、かつ「点」で強調してる。(少し逸れますが、「募集」って、なんだろう?って目を止める働きがありそう。チャンスを予感させるというか、割とポジティブな働きをする言葉かもしれないと思ったりしてます。そういう意味でも、デザイン全体で一番目立つようにしてるの改めて良いデザインだなー。)

ターゲットを想像して、それぞれの要素の配置や使い方が設計されているとこういうデザインになるんですよね。どちらも、行ってみたいなって思えますもんね。学びが深い。のと、ちょっと悔しい。

今回、どんな形でも良いから時間内に仕上げることが大事!という意味では、まずは及第点だったかなという感じ。でしたが、デザイナーとしてやっていくというわけではないのだけど、デザインできるようになりたいし上手くなりたいという気持ちもフツフツと湧いてきた回でした。次回は今後のキャリアにどう活かしていくの?どうなりたい?を言語化する回でもあるので、もうちょっと深ぼってまとめていく予定です。

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