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僕が3年生36人の先生に

年末の23日から、産休育休に入られる先生の後任として、小学校3年生36人の担任を受け持つことになりました。(年内は引継ぎ、年明けからは一人で。)

臨時的任用ですが、社会人になってから初の世界。

学校に伺ったときは、正直、いろいろと緊張しました。

数日後、任用がほぼ決まり、教室で子どもたちを見てみることになりました。緊張して、恐るおそる、受け持つ予定の子ども達36人を教室で初めて見た時、なぜが無性に感動してしまいました。

別の日には、体育の授業を見学させて頂きました。授業中、一緒に跳び箱を運んだり、補助に入ったりして、子ども達と少し言葉を交わしたけれど、この空間が素直に楽しくて、また感動してしまいました。

頭をぶつけて泣いてしまっている子、手首をひねって泣いてしまっている子、怖がりながらなんども跳び箱に挑戦する子、楽しくなってふざけだす子、ちょっと怒っている子。

あちこちでいろいろな感情が、たくさんのエネルギーが忙しく動いていました。


僕はずっと、先生になるなら何かをやり遂げてから、成し遂げてからでなければと、考えていました。メディアに流れる学校にまつわるネガティブなニュースにも、とても反応して、恐れていました。先生をやらない理由を懸命に考えていました。

そして、子どもたちをいざ目の前にすると、自分でも驚く程、余計な思考がなくなっていました。

この瞬間、僕はどうやってこの一人一人の人間と関わることができるのだろうか。ただそれだけを懸命に考えました。

36人の子ども達の先生。

きっとものすごくエネルギーを使うことになると思います。納得いかないことも多々発生するでしょう。

わずかな時間になるのかもしれません。

一人一人と、最後まで優しく関わりたいと思っています。

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