見出し画像

給水管はお客様の持ち物

給水管という管の存在を知らない方も多い。水道メーターを知らない。という方も中にはいるかもしれない。

水道料金は使用した量によって異なる額が徴収される。家の前まで給水管と呼ばれる管を通り、その先の水道メーターを通り蛇口から水が出る。

水の使用量によりメーターの数値が変わる。
2ヶ月に1回メーターの数値を読み、前回の数値との差からこの2ヶ月間の水の量を計る。それにかかる料金を出す。

配水管という水道水の入った直径7.5cm〜40cm程度の太い管が道路に埋まっている。管の大きさは場所によってちがう。
そこには浄水施設で綺麗にした、飲める水が通っている。
配水管行政の持ち物だ。

新しく家を建てる。となった時、近くの配水管から家の蛇口までを管で繋ぐ。ここで使われるのが給水管だ。配水管にある水は給水管を通り、蛇口まで運ばれる。

給水管は直径1.3cm又は2.5cm又は50cmの細い管であり、建物を建てた人の持ち物だ。

家を建て、水を家に通したい。となった時。通常、家の建売業者から市の水道局へ依頼が行き、水道局から給水業者(給水管を取り付ける業者)へ業務が発注される。その時かかる人件費や材料費は建売業者が払う。

新築の1軒家を買う時、建売業者が提示した金額の中に給水管を取り付ける費用も含まれている1軒家と同時に給水管も購入しているのだ。

マンションなどの集合住宅は所有者、大家さんの持ち物になる。

なぜ丁寧に順を追って紹介しているのか。
それは、給水管から漏水していた時。原則給水管の持ち主が修理費やその他諸々の負担をしなければならないからだ。

工事業者が誤って給水管を破損させたら。
工事業者と給水管の持ち主で話をつけなければならない。そこに行政は原則立ち入らない。
例えるなら、自分の車を傷つけられるようなものだ。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?