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のりちゃんの乳がん日記㉝放射線治療初日

いよいよ放射線治療が始まった。
初日は調整があるので時間がかかります、と言われ午前か午後の最後の時間の予約になるらしい。
私は午前の最後の予約。

ベッドが狭い。入院時のベッドよりさらに狭い。
もうこの時点で冷や汗が出る。
手助けを受けながら横になる。棺桶の中みたい 入ったことないけど。
またグリグリと印を描かれくすぐったい。
「動かしますよー」の言葉と共にガガガ!と縦に動いた。
目が回るー!!船酔いみたいに気持ち悪い。

後でわかったがリニアック装置という放射線を照射する機械の下に移動するのにボタンひとつで移動したらしい。
目が回ってるのでもう何が何かわからない。
息を吸って、吐いて、息を吸って、止めてください。
という掛け声に合わせて息止めをする。
これがなかなかきついけれどヨガを思い出し練習に勤しんだ。

「DIBHとは、患者さんに息を大きく吸ってもらった状態で、息を止めている間に照射することで物理的に乳房と心臓の距離を離して心臓への線量を低減する照射技術のこと。
通常の呼吸状態で左乳がんの放射線治療を行うと、心臓の約20%の体積に高い線量の放射線があたってしまう患者さんが、DIBHを行うと高い線量の放射線があたる心臓の体積を1%未満にすることが可能であるという研究報告もあります」

照射時間は10分弱だけど終わってからもまたガガガー!と移動する。
こ、これは無理。
「大丈夫ですか?」と聞かれたので移動がしんどいと言うと「頑張りましょう」
おいっ!なにか対策はないんか!
フラフラになりながら着替えて少し休んでから受付へ。

「今日は初回で検査などがあったので25000円程ですが次からは1万円弱です」
目眩を起こしているのではあそうですか、と帰ってきたが3割負担でなかなか高額だ〜
不安でいっぱいのスタートだった。

写真は金土日のみオープンのポーランド料理店
Book&Cafeを名乗られるだけあり地下の書庫は圧巻!
金曜日の病院帰りに立寄るのが楽しみ。

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