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のりちゃんの乳がん日記⑰同室さん

事前の入院手続きの際に個室を希望すると
「乳腺は循環器と同じフロアで術後の方優先なのと循環器の急患が入ると途中で4人部屋へ行ってもらうこともあるのでご了承ください」と言われた。
うーん それなら最初から4人部屋に、となった。

最初の入院時にこのご時世なのでカーテンは閉めたままで同室者との接触は最低限で、と言われた。
カーテン1枚なので自然と同室者の様子が聞こえてくる。
人工肛門を付けた大学生、今後ずっと抗がん剤を打たないといけない人
カーテン越しに喋り続けるマダム2人(たまたま同室になり意気投合したよう)
窓のカーテンを閉めていいですかー?開けていいですかー?と何かと話しかけてくる人
大抵のことは気にならなかったけれど1度だけ部屋を変えてもらったことがある。

その同室さんは聾唖で言葉にならない独り言を言う。起きている間ずっと…
ただスタッフさんが部屋に入ると黙る←悪いという自覚があるのか
最初ヘッドフォンをして映画を観ていたけれどヘッドフォン越しに爆音が聞こえてきて何事かと外すと彼女のお昼寝中のいびきだった。
え…起きている間だけではなく寝ているあいだも賑やかなのか。
その他の同室さんは痛い痛いとずっと泣いてるおばあさん(看護士さんがもう痛み止めは上限まで飲んだから飲めないのよ、と言うとさらに泣く)
朝からずーっとパソコンを叩いている人。イライラしているようでたまに怒鳴りながら電話してる。
仕事の話みたいで大変だ。

揃いも揃って〜という感じでお昼間は仕方ないけれどいびきは一晩中となると大変なので巡回に来た看護士に相談すると「やっぱりダメか」と呟いた。
もしかして私の前の人も退院ではなく移動したのかな。
空いている部屋があったのですぐに変えてもらえた。

同室者は選べないけれど上記の1度以外は大した問題もなく初めての大部屋入院は無事に終了。
私は他の人に問題なかったのかちょっと心配ではあるけどね…

写真は滋賀県の農家さんが作ったわらび餅 きなこの香りが凄くいい!
京都三条のJEUGIA前に火曜日午前中だけ売りに来られる。
大福も美味しく週に1度のお楽しみ。

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