死ぬ時は素っ裸

人は死ぬ時、何を持っていくことができるでしょうか?
お金?不動産?地位名誉?家族?
これらは持っていけないもの。
死ぬ時は1人。何も持てない状態で旅立ちます。

生まれたての赤ちゃんも同じです。
赤ちゃんが金塊を持って生まれるでしょうか?
赤ちゃんが有名大学卒業の資格を持って生まれるでしょうか?
そんなこと、ありませんよね。

死ぬ時も生まれる時も素っ裸。
生きていく中で様々なものが加えられます。
そこで背負った役割や名声、財産などが重荷になり苦しくなる
こともあります。

高校の頃。成績優秀者となった時は本当に苦しかったです。
「次のテストも結果を出さないといけない。」
そのためにやりたかったことを辛抱し他の成績優秀者から圧力
をかけられながら学業に心血を注ぎました。
肥満体で恋愛も諦め、周囲の人に承認してもらうには弟の反抗
を受け続けた母を元気づけるにはこの手段しかなかったのです。

確かに名声を受け、一時は気持ちが良くなりますが数日後に襲っ
てくる不安。
「クラスTOPになることは他の同級生との競争に勝ったこと。
少しでも弱点を見せたら足元を掬われる。」
認められたいがために襲われる恐怖にも闘ってきました。

1つの名声ができるとそれを守るための行動を取り続けたことが
自分自身を傷つける行為に発展しました。
過食で不安や恐怖を穴埋めしていたのです。
高校卒業の頃には体重は3桁になっていました。

この頃は本当に苦しかった。もちろん学んだこともありますが、
自分の本当の気持ちに寄り添うことができなかったし幸せでは
なかったのです。
本当の幸せは「肥満体でへっぽこな自分でも今ここの幸せを実感
することだった」とメンタルセラピスト養成講座で学んだノート
を振り返って思うのです。

みなさんは今、幸せですか?
もしそうでなかったら何かを手離してみませんか?
何かをオセロのようにひっくり返してみませんか?
新しい発見があるかもしれませんよ。

今日1日、ステキな笑顔でありますように!

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