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女性ボーカルのススメ ー「お金もない、努力もしない、25を過ぎたら死ぬしかない」

以前、Hump Backというガールズバンドを紹介したことがある。

少女からパンクロッカーへの移り変わりがみれて、しかも本格ロックで驚く。女性ボーカルと言えば、レベッカ、プリンセスプリンセス、JUDY AND MARY。直近でいえばチャットモンチーやSCANDALを皮切りに、ガールズバンドというブームが到来する。そんな魅力的なガールズバンドが数多いて音楽の開拓がとまらない。そんな個人的に注目している女性ボーカルを紹介したい。

Lucie,Too

最近聴き始めてから一再ならず聴いている。おすすめは「Fool」という1stアルバムだ。とくにこのアルバムは曲順に聴いてほしい。

サブスクを利用する人が増え、アーティストのトップ3曲くらいをつまみ食いしたり、独自のプレイリストを作るなど、ユーザーの音楽事情は様々だ。中々、アルバムを1曲目から順番に聴くというのは最近しなくなったが、このアルバムは違った。まるでストーリーがあるような作品だった。


1曲目「first song」で静かに始まりを予感させる。2曲目「Fool」で爆音で始まる静動の対比。そして3曲目「シワの種」で少しダウナーになる。聞き手の感情を揺さぶる曲順が良いと思ったのである。


日食なつこ

本当に良い曲というのは流行りとかで廃れていくのではなく、ひっそりと何年にもわたって語り継がれるものである。

まず真っ先に聴いてほしいのが「水流のロック」。一言で言えば自己肯定感爆上げソングだ。力強い歌声と表現力、そして無駄がない。

1番のサビ

歌ってほしいよロックンロール
踊ってあげるよ scraming song
ここでふたり起こした逆流で
世界がどよめけばいいと思うんだよ水流のロック

「世界がどよめけばいい」。この部分が1番と2番と3番で違う。

2番のサビ

伝説になるさとうそぶいた

3番のサビ

伝説になるさとうそぶいたこと本当にしよう

1番と2番と3番のサビでメッセージ性と物語性があってダイナミックだ。あと、MV観てもらうと、滝の前でドラマーと対峙してピアノを弾き語る迫力満点のパフォーマンスで痺れる。

土岐麻子

どんなシーンでも、どの時間帯でも心躍るポップな曲調。大方、シティーポップって夜に聴くのがちょうどよかったりするのだが、土岐麻子はいつ聴いてもいいシティーポップだ。できたら晴れた日曜日の昼間が最高かな。そんな歌が多い。本当に土岐麻子って不思議な女ね。


カネコアヤノ

何か辛い時とか、しんどい時とか、なんかモヤモヤする時とか、それでも明るい未来に希望をもって必死に生きようと思える。文学的でノスタルジックな優しいメロディとして「光の方」は必聴。


ネクライトーキー

大学の軽音サークルで結成しました!と言われたらそうかもしれない出立のネクライトーキー。女性ボーカルで腐った歌詞を歌ってるのが斬新。しかもアニメ声のボーカル・もっさ。ギャップありすぎる。

ネクライトーキーの代表曲「オシャレ大作戦」の歌詞に

お金もない、努力もしない、25を過ぎたら死ぬしかない

おおう・・・あのアニメ声でアイスピックで心をえぐってきてるかのよう。。。マキシマムザホルモンでも自重する歌詞やぞ。(褒めてる)

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