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北海道釧路ブルルン滞在記

一件目「シッポカフェ」
スパイシーオムライス

釧路市にあるカフェでの事。お腹がすいた俺は友人の呼びつけにより「シッポカフェ」へ召喚。

「奢ってやるから腹を満たすがいい。」と友人。

何度か来たことがある店舗だったので、今まで食べたことの無いメニューにしようとこの「スパイシーオムライス」を頼む。ちなみに、フードメニューを注文し、二百円プラスするとメニューに表示された料金より安くドリンクをセットにすることが出来る。本日は体内環境を整えたくて「ケニア紅茶(アイス)」をセットで注文。

注文したオムライスが運ばれてきた時、俺は少し驚いた。
想像していたのは卵の上にケチャップがかけられたものだっだからだ。しかしこのオムライス、驚く事にコショウでスパイシーに炒められたライスの上にトロトロの卵がふわりとかけられ、その上に鶏胸肉や玉ねぎなどが入ったトマトソースが盛られている。
スプーンを入れて一口ほおばる。
コショウのピリッとスパイシーなライスの味が広がった直後に卵とトマトソースの味がどっしりと入ってくる。トマトソースが玉ねぎたっぷりでどっしりしているからと言うのもあるが、トマトソースの味がしっかりしているからこそ、コショウのスパイシーなライスに負けないのだろう。
鶏胸肉もしっとりしていてぷりっと歯ごたえがいい。そこにトマトソースの玉ねぎとトマトの味と絡む。さらに美味しい。
三分の一程度食べた所でケニア紅茶が運ばれてきた。
初めて飲む人は驚くだろう、このすっきりとした清涼感のある渋みと飲みやすさが特徴のケニア紅茶。実はかなり美容効果が高いらしい。なんといってもカテキンの含有量が半端ないらしく、それでいて緑茶なんかよりも苦くないし、紅茶だから砂糖で甘くすることも出来る。ホットにしてもアイスでも美味しいという女性におすすめの……コホン、ここまで書けばこの紅茶が美味しいのは伝わっただろうか。
オムライスに戻ろう。
結局その後、頭の中で「うまい……うまい………」と言いながらペロッと平らげてしまった。
ちなみにお値段八百円でかなりのボリューム感。その日は夜までお腹が空いたなあと思う事は無かったくらいだ。
食べ終わってお会計を済ませて「ごちそうさま」とカフェを出ようとしたとき、同じ店舗内で作られている手のひらサイズのパンが目に入り「そら豆とトマトのパン」「一口マロンパイ」などを目線で物色、「そら豆とトマトのパン」と「チョコフォンダンパン」などを購入。他にも「NYチーズパン」や「黒糖パン」などが日替わりで販売されている。
そら豆好きの俺にはたまらない美味しさのパンだった。

二件目「海皇(ハイファン)」
霧色ラーメン(煮玉子入り)

さーて、このnoteのトップ写真にも上がっているこのラーメン。なにを隠そう俺のお気に入りラーメン屋である。
豚骨ベースのスープに浸る中細麺。トロトロの角煮。黄身の近くまで味が染みた煮玉子。シャキッと爽やかなチンゲン菜。
そのすべてが美味しい。

麺をすすり、角煮を崩して食らう。そしてまた麺をすする。
麺は細いのにコシがあり、少し芯があるようなパスタで言うアルデンテ状態だ。濃いめのスープがすっと絡み噛むほどに旨味を感じる。麺と角煮の絶妙な味わいのバランスにキレを与える紅生姜を自ら生み出したリズムで噛む。麺をすする。角煮、麺、角煮、麺、紅生姜、麺、麺、チンゲン菜、角煮、紅生姜。

トンカツDJアゲ太郎だろうか。
それに近いグルーヴのようなものを感じながら角煮と麺をすべて胃袋に収め、食後の紅生姜…いや、最後にとっておいた紅生姜をスープつけつつ食べる。
ここで初めてレンゲを手に取りスープを味わった。まろやかでこれぞ海皇(ハイファン)のラーメン、といった具合のスープだ。

要らない情報を付け加えるとするならば、この店はある時は店主のおじい様ひとりで切り盛りし、ある時は素晴らしいコンビネーションのお姉様(おば様)二人がこちらが見いるほどの息の合ったテンポでラーメンを作っている。
今回注文したラーメンは八百円程度だが、なんとこの店では五百円で替え玉まで注文できるメニューも存在する。
そして1000円を超えると「霧色全部盛り」「特濃全部盛り」と題されるトッピングメニューをすべて盛った大ボリュームラーメンを食べることが出来る。
食後には小さなフルーツアイスキャンデーのオマケをつけてくれる。ぜひ食べよう。

釧路に来たならば一度は食らうべきであろう(俺感)というラーメン屋であった。

三件目「ハムソーセージパスタ」「コーヒーフロート」
フイッシャーマンズワーフMOO

釧路市民なら誰でも知っていそうなそう、あの「MOO」である。

俺は「MOO」に降り立ったぞ!!!!

いや、初めて来たわけじゃないけど。
とりあえずここで昼食を食べようとぶらぶら。今回は同行者の勧めにより肉を食うことに。
食品サンプルを見ながらメニューを決定。
席につき、同行者が先に注文した時「いや同じもの頼むんかい!」とツッコミを入れつつ「ハムソーセージパスタ」を注文。「コーヒーフロート」を付け足した。

一口運ぶとアルデンテの茹でたばかりの麺に美味しいトマトソースが絡まる。美味しいトマトソースだ…と「うまいうまい」と言いながら食べる。
パツパツと突っ張ったソーセージはジュワ〜っと肉汁が溢れてくるし、スモークの香りがいいベーコンに柔らかいハム。
すべてがマッチする。
港町の景観を眺めながらフォークに絡めるパスタを食らうのは非常に趣きがある。清少納言風に言えば「いとをかし」である。
コーヒーフロートをアイスクリーム部分を崩しながら飲み、あともう少しで飲み切るという時にガムシロップの存在に気付き、とてつもなく甘くなる事を承知で入れて飲んだ。
会計を済ませ店主に「ごちそうさまでした」と一言。
素晴らしい昼食をとることが出来た。

さて、北海道釧路ブルルン滞在記
これにて一旦終了である。

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