まそ鏡 清き月夜に ― KAITO Version ―

まそ鏡 清き月夜に ― KAITO Version ―

萬葉歌:大伴家持    作編曲:厩戸皇子
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第14回万葉の歌音楽祭 参加作品です。

今更ですが,アップしていなかったので載せてみます。
NOTEの方はあまり見なくなりましたが,細々とやっていきます。

いかといかと ある我が屋前(やど)に 
百枝さし 生ふる橘(たちばな) 
玉に貫く 五月(さつき)を近み 
あえぬがに 花咲きにけり 
朝に日に 出で見るごとに 
息の緒に 我が思ふ妹(いも)に 
まそ鏡 清き月夜に 
ただ一目 見するまでには 
散りこすな ゆめと言ひつつ 
ここだくも 我が守るものを 
うれたきや 醜(しこ)霍公鳥(ほととぎす) 
暁(あかとき)の うら悲しきに 
追へど追へど なほし来鳴きて 
いたづらに 地に散らせば 
すべをなみ 攀(よ)ぢて手折りつ 見ませ我妹子(わぎもこ)

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