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映画感想まとめ

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#映画レビュー

2024 上半期ベスト10

2024 上半期ベスト10 *** 1-10 love *** 1.チャレンジャーズ 2.窓ぎわのトットちゃん(2023) 3.ルックバック 4.ARGYLLE/アーガイル 5.デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション 前章 6.哀れなるものたち 7.ゴーストバスターズ/フローズン・サマー 8.マリウポリの20日間 9.あんのこと 10.ふたごのユーとミー 忘れられない夏 ******** 以下、感想をちょっとずつ。 度肝を抜かれました。ベタな三角関係だと舐めて

映画「悪は存在しない」感想

「悪は存在しない」 非常に知的な作品だと感じるし実際そうなんだろうけど、 エモいかエモくないか、という部分で言うとさほど乗れず。 それはドライブ・マイ・カーでも思ったことなので、映画に何を求めているか、という部分でのマッチング不全ってなとこでしょう。 展開や場面や演出の「意味」「効果」ってのはある程度つかめますし、 へえー、すげえなー、と感心はするんですけどね。 ************** 以下、思いつくままに単発の感想を。 ・タバコを吸うシーンがいい。巧がただ

映画「四月になれば彼女は」感想

100点、とか5億点、とかいう映画ではなかったけれど。 70点という感じ。 レビュー前提。 佐藤健は一軍とみないこと(花束問題)。こいつはある程度見た目は整っている写真部の陰キャです。長澤まさみも見た目は整っているが、内面が圧倒的に豆腐で、ぎりぎりのところでべらべら理屈をしゃべりながらメンタルを防御しつづけて生きている陰キャ。それも大事。 このような連中の共通点は、成長過程で無条件の愛情(主に親から)にしっかり浸れてないので、自己肯定感が低く、こころの中に余裕が

MY ALL TIME ベスト映画 18本

2024現在 年代順にまとめてみました。

[映画]2023年ベスト(+感想)

窓ぎわのトットちゃん → 12月公開でまだ味わい切れてないため2024年枠へ *** 1-10 love *** 1.ザ・フラッシュ 2.レッド・ロケット 3.いつかの君にもわかること 4.BLUE GIANT 5.別れる決心 6.エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス 7.ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:VOLUME 3 8.ダンジョンズ&ドラゴンズ/アウトローたちの誇り 9.かがみの孤城(2022) 10.クリード 過去の逆襲 ***** 以下、感想を

[映画]2023年 上半期ベスト13(+感想)

2023 上半期ベスト13 1.ザ・フラッシュ 2.レッド・ロケット 3.ダンジョンズ&ドラゴンズ/アウトローたちの誇り 4.別れる決心 5.ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:VOLUME 3 6.エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス 7.BLUE GIANT 8.クリード 過去の逆襲 9.かがみの孤城 10.スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース 11.エンパイア・オブ・ライト 12.長ぐつをはいたネコと9つの命 13.モリコーネ 映画が恋した音楽

[映画]2022年ベスト(+感想)

*** 0 *** 0.トップガン マーヴェリック *** 1-13 love *** 1.ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー 2.ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス 3.こちらあみ子 4.RRR 5.犬王 6.天間荘の三姉妹 7.NOPE/ノープ 8.ゴーストバスターズ/アフターライフ 9.こんにちは、私のお母さん 10.ケイコ 目を澄ませて 11.さかなのこ 12.マイ・ブロークン・マリコ 13.バブル ***** 以下、感想をちょっとずつ書い

【映画】2022年 上半期ベスト10 

1月~6月公開作ベスト10 (鑑賞27本 見逃し23本) 1.トップガン マーヴェリック 2.ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス 3.犬王 4.ゴーストバスターズ/アフターライフ 5.バブル 6.ハウス・オブ・グッチ 7.こんにちは、私のお母さん 8.メタモルフォーゼの縁側 9.SING/シング:ネクストステージ 10.スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム 簡単に感想も書いておきます。 1.トップガン マーヴェリック 2.ドクター・ストレンジ/マルチバ

[映画]2021年ベスト(+感想)

*** 0 *** 0.竜とそばかすの姫 *** 1-12 love *** 1.花束みたいな恋をした 2.1秒先の彼女 3.マリグナント 狂暴な悪夢 4.ドント・ルック・アップ 5.JUNK HEAD 6.シャン・チー/テン・リングスの伝説 7.いとみち 8.DAU. ナターシャ 9.17歳の瞳に映る世界 10.アナザーラウンド 11.フリー・ガイ 12.ザ・スーサイド・スクワッド “極”悪党、集結 ***** 以下、感想をちょっとずつ書いておきます。 歌と映像を浴び

ドライブ・マイ・カー 感想

以下は公開直後(2021.8)に書いた個人的な感想ですが、アカデミー賞にノミネートされておるので、こういうダラダラ長いのも誰かが読むこともあるかな、と、アップしてみます。 良いことも、そうでもないことも書いてあります。観たのは1度だけで、2度観たくなるかというと、そうでもないので、個人的にはそこまで好きな映画でもないね、と。 別にきらいじゃあないですけど ↓ ↓ ドライブ・マイ・カー 感想 2021.08.31 村上春樹を読むとどうも(悪い意味で)ムズムズする体質で

映画「花束みたいな恋をした」

あんま情報なく観てきました。 素晴らしい。素晴らしい。 坂元裕二は天才やで。 おっさん、どのツラさげて花束とか言うてんねん、というツッコミも聞こえてきますが、わたしの中には恋する女子大生の側面もありますので、別にいいのです。 *** 映画始まっていきなり「天竺鼠のワンマンライブ」ってありえないワード出てからずっと笑ってて、固有名詞が出てくるたびにいちいち刺さって序盤はほんと楽しかった。 有村架純が菅田将暉の部屋の本棚みて「ほぼ私の本棚じゃん」と感動するわけですけど、

映画「朝が来る」

「朝が来る」 本日より上映開始。 観てきました。 今年みた邦画でいちばん良かったです。 テーマ的に刺さる、ってのもあるのかもですが、非常に繊細で丁寧、そして、なにより 映画であること、が必然となってる。そこが愛しい。 小説が原作で、小説には小説でしか描けないことが描かれているはず。 この映画は小説をなぞるのではなく、映画でしか描けないもの、がしっかりと映っており、そこに酔いしれました。 河瀬直美という監督の作品を観たことがなく、なんとなく 「カンヌとかよく行ってる、映像

映画「ブックスマート」

「ブックスマート」 糸は2点の映画でしたが、こっちは98点。今期最高に笑いました。 よいコメディにありがちなことですが、笑いながら泣けてくる、というね。 パラサイトも笑いましたが、あっちは考える系の笑いでして、泣きはしなかった。この映画は何か所か感極まり落涙しました。 booksmartとは、教科書どおりやってよい成績をとる人のことだそうで、日本だといわゆるガリ勉とか言われる感じの人々なんでしょうか。 高校生活を勉学一本に捧げ、いい大学に進学することだけが心の支えだった

映画「糸」

「糸」 悪い意味で興奮冷めやらぬうちにメモっておかないといけないね。 こういう作品、作っちゃいかんとおもうなあ。 これを観て、感動して泣きました、という人が一定数存在するのは理解できるんだけど、それでもなお、いかんとおもうね。 100歩譲って、 「つまらない」→許す 「辻褄が合わない」→許す そういうことはフィクションなんだし、必ずついてまわるので別によろしい。 やっぱね、 観客や、演者や、ロケ地や、その他もろもろ、映画に関わる人々をね、なめたらあかんとおもう。 優しく