第2文型をとる動詞
こんばんわ。northern_brightです。今回は第2文型を取れる自動詞の後にどんな言葉を置くことができるのか、単語毎にまとめてみました。
一定の規則があるわけではない(ようです)ので、ここは覚えていきましょう。
a. 状態を表す動詞
・ be動詞
1○ be動詞 + 名詞 ー I am a high school student.
2○ be動詞 + 形容詞 ー This flower is beautiful.
3△ be動詞 + like + 名詞 ー You are like a boy.
この場合like a boyを補語として捉えるか、前置詞+名詞として副詞句と捉えるかは、ひとによって変わってきます。
4× be動詞 + to be + 名詞 / 形容詞 ー You are to be a boy. / You are to be handsome.
b. 状態の継続を表す動詞
・ keep
1× keep + 名詞 ー You kept a collage student.
2○ keep + 形容詞 ー He kept silent.
3× keep + like + 名詞 ー He kept like a student.
4× keep + to be + 名詞 / 形容詞 ー He kept to be a student. / He kept to be silent.
・ remain
1○ remain +名詞 ー Erika and Sayuri remain good friends.
2○ remain + 形容詞 ー The story remains strange.
3× remain + like + 名詞 ー Mai and Manatsu remained like good partners.
4△ remain + to be + 名詞 / 形容詞 ー remain to be の後には原則的に過去分詞がきます。そして意味も「これから〜されなければならない」、「〜されないままである」という意味になります。
○ Much work remains to be done.
「多くの仕事がまだされていないままだ。」という意味で使うのですが。これは中級〜上級の用法なので、今回は割愛します。)
c. 状態の変化を表す動詞
becomeとgetの例文は一度書いたのでここではまとめのみ。
○ become 名詞 / 形容詞
× become like 名詞
× become to be 名詞 / 形容詞
○ get 形容詞
× get 名詞
× get like 名詞
× get to be 名詞 / 形容詞
・ turn
1○ turn + 形容詞 ー The leaves turned red.
2△ turn + 名詞 ー 職業や宗教を表す無冠詞のみ補語に取れる。
○ Manatsu turned captain.
× He turned a good man.
この用法はかなりハイレベルなので初級者から上級者でもまだ知らなくて大丈夫です。
3× turn + like + 名詞 ー Manatsu turned like captain.
4× turn + to be + 名詞 / 形容詞 ー Manatsu turned to be captain. / The leaves turned to be red.
ただし
S turn out to be 形容詞 / 名詞 = Sは形容詞 / 名詞であると判明する。
という用法は大学入試では頻出です。必ず覚えてください。
This story turned out to be true. / The man turned to be a famous artist.
d. 話者の印象を表す動詞
seemの例文は一度書いたのでここではまとめのみ。
○ seem 名詞 / 形容詞
○ seem like 名詞
○ seem to be 名詞
・ appear
1△ appear + 名詞 ー 名詞にその名詞の評価を表す(Ex. good、beautiful)形容詞がついたときのみ可能。
○ He appears a good doctor.
× He appears a doctor.
この用法もかなりハイレベルなので、初心者から上級者でも今は無視でもいいと思います。ただし
○ He seems a doctor.
はアリなので気をつけてください。(この違いを見分けるのはかなりのハイレベルです。)
2○ appear + 形容詞 ー He appeared tired.
3× appear + like + 名詞 ー He appeared like a good doctor.
4○ appear + to be + 名詞 / 形容詞 ー He appeared to be a good doctor. / He appeared to be tired.
・ look
1× look 名詞 ー He looks a good doctor.
2○ look 形容詞 ー He looks tired.
3○ look like 名詞 ー He looks like a good doctor.
4△ look to be 形容詞 / 名詞 ー この用法は
4.1 He looks to be a good doctor.
4.2 He looks to be tired.
として使えるようですが、
4.1は4.1’ He looks like a good doctor.
4.2は4.2’ He looks tired.
となり、look(〜に見える)の後にto beを置く用法はほとんどないようです。
e. 感覚
・ feel
1△ feel + 名詞 ー ウィズダム英和辞典では補語に名詞もとれるとのことですが、ウィズダムに例文がない。OALDではこの用法が載っていない。したがって、自動詞でS=Cになる場合feel + 名詞の並びはないと思っていいでしょう。(他動詞でfeelを使う場合はfeel + 名詞の並びになります。)
2○ feel + 形容詞 ー I feel tired.
3△ feel + like 名詞 ー この用法はありますがS=Cとしての用法では使われません。意味が変わります。この件に関してはまた別の機会に。
4× feel + to be + 名詞 / 形容詞 ー He feels to be a good doctor. / He feels to be tired.
☆ sound、smell、tasteに関してはほとんど同じ用法です。意味が違うだけ。ここではsoundの例文をあげておきます。
・ sound
1△ sound 名詞 ー イギリス英語としては正しい用法のようですが、アメリカ英語では正しいとは言えないようです。
That sounds a good idea.
という例文がウィズダム英和辞典には載っていましたが。
ただし他動詞としてsound(smell、tasteも含む)を使う場合はsound + 名詞の並びになります。(これは後で知覚動詞の記事で説明しましょうね。)
2○ sound + 形容詞 ー The story sounds interesting.
3○ sound + like + 名詞 ー The noise sounded like thunder.
4× sound to be 名詞 / 形容詞 ー He sounded to be a good doctor. / This story sounds to be interesting.
以下、smell、tasteはsoundとほぼ同じ用法です。
△ smell 名詞(他動詞)
○ smell 形容詞
○ smell like 名詞
× smell to be
△ taste 名詞(他動詞)
○ taste 形容詞
○ taste like 名詞
× taste to be 形容詞 / 名詞
第2文型は意外と軽く扱われがちなのですが、ちょっと深く掘り下げていくと、用法は突然複雑になります。
基礎や初心者の方々はともかく、上位大学を目指す方はハイレベルな用法も覚えてください。
もしここまで読んでくださった方がいらしたら、ありがとうございます。
心より深く感謝申し上げます。本当にありがとうございました。
では、また次回よろしくお願い致します! バイピチ!
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