第2文型
こんばんわ。northern_brightです。
今回は第2文型について書きます。
前回説明した第1文型は主語(S)と動詞(V)があれば基本的にお互いがイメージを共有できる文型でした。
では第2文型はどうでしょうか?
・ He became ... (彼は...になった。)
彼が「何」あるいは「どのように」なったのかわからないと、お互いがHeに対してイメージを共有できません。
・ He became a doctor. (彼はお医者さんになった。)
・ He became tired. (彼は疲れてしまった。)
became(becomeの過去形)の後にa doctorという言葉を置くことで、Heは誰かの命を救いたいと思っている、誰かの病気を治したいひと、というイメージが共有できます。
同様にbecameの後にtiredという言葉を置くことで、Heは以前は疲れてなかったかもしれないけれど過去のある時点で疲れてしまった、というイメージが共有できます。
a doctorやtiredという言葉は主語(S)であるHeがどんな職業(お医者さん)になったのか、どんな状態(疲れた)になったのか補って説明している語、ということで補語(C)と呼ばれます。
このように主語(S)を補う語句としての補語(C)がないとお互いのイメージが共有できない文型を第2文型と言います。
第2文型をとるとき重要なことがふたつあります。一つ目は、動詞(V)を挟んで S=C の関係がある、ということです。(今回の動詞はbecame。)
He = a doctor・・・ 彼 = お医者さん
He = tired・・・ 彼 = 疲れている状態
ということです。
☆ もうひとつ大切なことがあります。それは
補語になれるのは原則的に名詞か形容詞のみ
ということです。今回 a doctorは名詞で、tiredも形容詞(過去分詞と言うひともいます)です。
ですから
× He became tiredly. (tiredlyは副詞)
という表現は原則的にあり得ません。 tiredは形容詞でtiredlyは副詞だからです。
区別の仕方としては
・ 形容詞は「〜な状態」
・ 副詞は「〜にする」
という風に考えるといいでしょう。
そうすると
○ He became tired. (彼は疲れた状態になった。)
× He became tiredly. (彼は疲れてなった。)
ここまで説明したら「あとは第2文型を取る動詞を紹介するので覚えてねー」で一応終わります。
第2文型を取る動詞を覚えて主語(S)=補語(C)であること、補語(C)になる品詞は名詞か形容詞であることを徹底的に意識してください。ここが第2文型の最大の特徴になります。
それでは第2文型をとる主な動詞を記しておきます。
1, 状態(〜の状態である) ー be動詞
2. 状態の継続(〜のままである) ー keep、remain、stay、lieなど
3. 状態の変化(〜になる) ー become、get、turn、grow、fall、goなど
4. 話者の印象(〜のように思える、見える) ー seem、appear、lookなど
5. 感覚 (〜のように感じる) ー feel、smell、sound、tasteなど
もしここまででいっぱいいっぱいの方はそのうちは「第3文型」という記事を載せますので、そっちに飛んでください。
もうちょっと深く第2文型を知りたい方は次回は「第2文型(ハイレベル)」という記事をあげますので、そちらに進んでください。
もしここまで読んでくださった方がいらしたら、ありがとうございます。
心より深く感謝申し上げます。本当にありがとうございました。
では、また次回よろしくお願い致します! バイピチ!
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