過去進行形

こんばんわ。northern_brightです。

今回は過去進行形のお話をします。わたしは昨日15時40分頃から数分間、

テレビで競馬中継を見ていました。(そして15時50分にはテレビの電源を落としました。)

なんらかの理由、応援していた馬が全然勝ち目がなさそうだ、とか、レース的にこのレースはつまらないレースだ、と思ったら、TVを早々に消してお散歩にでも出かけることもできました。(ちゃんと最後まで見たからね!)

あるいは映画やドラマで俳優さんが競馬中継を見ているのを撮影したり、わたしが競馬中継をTVで見ている姿を動画で取ったり、することもできました。

気づいたかたはいらっしゃいましたでしょうか? これ、昨日の復習です。現在進行形が過去になっただけです。だから定義は昨日の現在進行形と同じになります。

☆ 過去形との違い

では過去形とはどうちがってくるのでしょうか。

I watched the horse-racing yesterday.

I was watching the horse-racing just then.

後にくっついている副詞がちょっとしたスパイスになっていますね。

yesterdayだと、todayは見ていないかも知れません。つまり比較の対象がおととい、昨日、今日、明日、のようなちょっと長いと思えるかも知れないけれど、1点を表します。

just thenちょうどその時(15時40分からのしばらくの時間)は10分くらい時間の幅たあるものだと考えてください。


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☆ 進行形にしない動詞

これもさまざまな先生方がさまざまなアプローチで教えてくださっています。わたしとしては前回説明した「進行形にできる動詞の反対は進行形にできない」と考えています。

○ 進行形にできない動詞

1. 始まりと終わりがはっきりしていない動詞(も○てつ先生の定義)

2. 止めることができない動詞(○川先生の定義)

3. 俳優さんが映じることができない動詞(今○先生の定義) 

4. 動画に撮ることができない動詞(どっかでわたしが聞いた定義)

1. I love Lemmon. 

レモンの綴りの始まりを大文字で書いたとおり、果物のレモンではなくて、米津玄師さんのLemmonという曲です。初めて聞いたのはHMVの視聴機で、鳥肌が立つほどゾクゾクしました。でもいつ嫌いになるか(好きではなくなるか、)わからないですよね。米津玄師さん以上の天才が現れたらその時好きじゃなくなるかも知れないけれど、好きじゃなくなる終わりがはっきりしていないのでloveという動詞は進行形にはできません。

2. I remember the meaning of "inquiry".

inquiryという単語は英単語帳でもちょっと難しめの部類に入っていることが多いです。そのinquiryという単語の意味を覚えた!って瞬間って覚えていますか? 単語帳を覚える中でいつの間にか頭に入っていて、そして忘れようと思って忘れられない(覚えることを止められない。)ですよね。ですからrememberという単語は進行形にできない動詞になります。

loveとかrememberとか抽象的な動詞は俳優さんが演じたり、動画に撮ることができにくい言葉です。ですからこの定義に当てはめると進行形にしにくいのかも知れません。

ところがです。某巨大ハンバーガーチェーンがCMの後に

「I'm lovin' it」なんてロゴやら音声が出てきます。(最近はやめているようですが。)

これ、別に間違っている訳じゃないんですが、キレイな英語とはいえません。日本語に直すと「マクド、ええやん」くらいな感じで、こんなん論文やらきっちりとした文章には載せません。

一応説明しておくと、マックのハンバーガーを食べる → それが好きになる → またマックのハンバーガーを食べる → またそれが好きなる・・・、の連鎖です。マックのハンバーガーを食べれば食べるほど好きになってくぜ!くらいなイメージでしょうか。(なぜマクドナルドにはハッピーセットなるものがあるのでしょうか?)

この辺でやめときますが、I'm lovin' itに関してはピリオドも打たれていないし、進行形にしない動詞も進行形にして使っているし、lovingをlovin'という俗語に置き換えているし、英語講師からしたらホントやめてほしいCMのひとつです。

みなさんはそういう英語を使わないでくださいね。使うときはその場と状況を考えて使いましょう。

もしここまで読んでくださった方がいらしたら、ありがとうございます。

心より深く感謝申し上げます。本当にありがとうございました。

では、また次回よろしくお願い致します! バイピチ!



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