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映画→社会問題

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映画の背景を題材に社会問題を取り上げています。
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記事一覧

単一民族国家の私たちへ

皆さんこんにちは。 本日は、「GO」についての感想を書きたいと思います。 この映画では、"在日(朝鮮人・韓国人)"である主人公、杉原(窪塚洋介)の葛藤や苦悩が描かれています。 柴咲コウが絶世の美女すぎて、それだけで見る価値のある映画です... 私は今回の作品で、日本における"民族の理解"や"差別"について興味を持ったので、これらに関連する記事を書いていこうと思います。 最近は"性"に関する記事、今回は"民族"と、社会に明確な答えが存在していない題材をメインに記事を書

人間の多様性について

皆さんこんばんは! シロクマです。 本日は、"百円の恋" から思ったことを記事にします。 いやぁ、安藤 サクラ さんの演技はやはり圧巻ですね... 作中では、主人公のイチコ(安藤サクラ)が、ボクサーに恋し 、ある日を境に彼女自身もボクシングを始め、初勝利を飾るべくひたすら練習に打ち込むというシーンがあります。 そんなシーンの中、私が感じたことは、「女性が、ボクシングをする」と言うことに、違和感を持たない人はどれだけいるのか?ということです。 「いやいや、格闘技くら

親が子に与える影響は?私は"子"に理想の"性格"を与えられるのか?

皆さん、こんばんは。 シロクマです。 本日は"Mother"についての感想を書こうと思います。 この映画では、"親(母)"にしか拠り所を見いだせない"子"の葛藤が描かれています。 幼少期、父親から受ける暴力の影響から周囲に委縮していた私(シロクマ)も、登場人物の"周平(奥平大兼)"のように、母が心の拠り所であり、思ったことを素直に言うことができない性格でした。 そのため、"子の観点" から、どこか共感を持てる作品でした。 アンハッピーな話は続きますが、幼少期からの

日本で起こる性犯罪と周囲からの”目”について

皆さんこんばんは そしてメリークリスマス ! シロクマです。 本日は"怒り"をベースに私たちの身の回りで起こりうる性犯罪に関して書いていこうと思います。 作品では、 "自分に対する怒り" "他人に対する怒り" "社会に対する怒り" など、さまざまな"怒り"が表現されていました。 そんな中、特に印象に残っているシーンが、広瀬すず演じる泉(いずみ)が、米兵に犯され、"どうしようもない怒り"に直面する場面です。 怒りを表現している作品なので、"アンガーマネジメント"

“辞書”と”言語学”の移り変わり

皆さんこんにちは。 シロクマです。 本日は"舟を編む"について記事を書こうと思います。 言葉の意味皆さんは"右"という言葉を説明できますか? 日常的に使う言葉ですが、「右は右!」ですよね笑 説明しようと試みましたが「...」と脳が停止しました。 作中では 「西を向いたとき、北にあたる方が"右"」 とありました。(分かり易い) なるほど。主観的な捉え方で説明するのではなく、万人に共通する方角を用いればいいのか、、、と感心しました。 確かに言われてみれば、我々が日

報道自由度が66位の日本について考察してみた

こんばんは。シロクマです。 本日の映画は"新聞記者"です。 メディアが多様化する現代で、私たちは"情報"とどう向き合っていくべきなのか。映画を見て思ったこと、感じたことを書きたいと思います。 新聞の現状新聞(記者)は昔から社会の一定評価を受けてきました。 それは新聞が「第四権力」として、政府権力に対しての、チェック機能を果たしていたからです。 行政・立法・司法の三者の権力に加えて、報道を三権(行政・立法・司法)に次ぐ権力のこと。 ただ、情報化社会の進展をきっかけに