おしっこ出すぎて、死ぬかと思った話
みなさまご無沙汰しております。北です。
ここ最近、タイトルの通りの状況になってしまって、ようやく今日回復した感じです。
このタイトルだと、人前で「あああぁぁあ!!おしっこでちゃうぅぅぅう!!!」と漏らしてしまったかのように思えてしまいますが、そうではありません。
頻尿です。
「え?おしっこが何回も出て、何が困るの??デトックスになりそうじゃない?」
と思っていた時期が僕にもありました。
そもそも、どれくらいおしっこが続けば頻尿になるのか?
日本頻尿器科学会のサイトによると、1日に8回以上おしっこを出したならば頻尿になるそうです。
案外少ないです。 「え?たった8回で頻尿なの?」と思ってしまったのは僕だけでしょうか。
それくらいおしっこに今まで困らなかったのにもかかわらず、わざわざ「頻尿」と検索ワードにかけるまでに切羽詰まることになるとは思いませんでした。
頻尿は壊れた体と共に。
僕が頻尿で困り始めたのは1週間前に高知に訪れてから。
高知に向かう前、既に体調をおもいっきり崩してしまっていて、さらにその状態でテントで野宿(しかも装備が整っていない)してしまったばかりに体調は最悪。
夜行バスで寝られるかと思ったら、まさかの乗り換えが発生するタイプ。
12時くらいにやっと寝付けたのに、朝四時半に叩き起こされる始末。もう、体はボロボロ。
そんな体調を危惧して、高知駅に到着次第すぐにスーパー銭湯に向かいました。
結果、ろくに観光もせずに友人と合流するまで銭湯で眠っていました。
約束の時間が近づいたので、安芸駅に向かって友人と合流。
海洋深層水で渇いたのどを潤しながら馬路村へと向かいます。
馬路村は「ごっくん」をはじめとした、ゆず製品による町おこしに大成功し、全国に名を轟かせた自治体で、美味しいゆずを使った製品が待ち受けています。
馬路村温泉に使ったあとに「ごっくん」を飲み、絶品ゆずソフトを堪能。
彼のお宅に到着し、スマガツオの刺身をゆず醤油でいただく。
ゆずを使った料理はどれも美味で、私の口の中を幸せいっぱいにしてくれました。
午前2時、布団から起きあがる。
体調不良なこともあって、この日の夜は少し早めに就寝。
久しぶりにマトモな布団で眠れる。そう考えると、うれしくて仕方がありませんでした。
しかし、その久しぶりの熟睡を邪魔する存在が現れました。
尿意です。
急におしっこがしたくなって起床。
この日はすぐに眠りにつけましたが、若干寝不足気味でのスタート。
またまた朝から美味しい朝食をいただいて、お昼には名物土佐赤牛丼。さらに夜には囲炉裏を囲んでゆずポン酢でいただくお鍋。さらに副村長と共に「ごっくん」をいただきました。
今日もご飯が美味しかった。
お酒も良い感じに回っているし、今夜はぐっすり眠れそう。
深夜の尿意波状攻撃
ただ、僕の腎臓はそれを許してくれませんでした。
2日目の夜にトイレのために起きた回数は4回。いよいよ、僕の体は熟睡することが不可能な状態になっていました。
しかも、ちょっとずつ尿が出るわけではなく、わりと大量に尿が出ている。
お水をたくさん飲んでいるわけではないのに、どうしてこんなにおしっこが出るのだろう。
寝不足な頭を抱えながら、朝日を見て、もう寝ている時間ではないことを知る。
友人は何かを察してくれたのか、僕を起こさないようにしてくれていましたが、残念ながら僕の体の性質上一度朝日を見てしまうと、再び眠りにつくことができません。
かなり体力が削られた状態での紅葉狩り。
この日は紅葉を見ながら豚汁とゆず料理多めのお弁当をいただきました。
もちろん、これも美味しかったです。
夜には村長宅で行われる宴会に混ぜていただきました。
キンキのお鍋は絶品で、ゆずのお酒も大変美味。
この日も日付が変わる前に就寝。ただ、残念なことに布団に入れたからといって眠れるわけではありませんでした。
この日も何度も夜中にトイレに行きました。
馬路村はとても良いところであるのは間違いありませんが、とにかくおしっこから解放されたいという思いに溢れていました。
馬路村から室戸、そして大阪へ。
馬路村を後にして、室戸へ降り立ちました。
ここでは田舎芋のお汁をいただいたり、スマガツオのたたき、さらに猪鍋や火鉢で焼いたチータラをいただきました。
ご飯が美味しいのと景色と空気がキレイなのがせめてもの救い。
4日間馬路村を案内してくれた友人と別れ、この日は室戸の地域おこし協力隊の方の古民家にて就寝。
明日は朝五時起き。
いい加減、寝かせてくれ。
尿意は当然、スルー。
瀕死の状態でバスに乗り込み、大阪に着くまで実に6回もトイレに行くことになりました。
トイレがついてるバスでよかった…。
大阪に到着。やはり眠れず。
大阪に到着し、女将の家で就寝。
女将と一緒にごっくんを飲んだり、ゆず湯を楽しむ。
目に見えてポンコツ化が進んでいる僕を見かねて「今日は早く寝ようか」と女将が言う。
布団に入ったけれども、だからといってすぐに眠れるわけではないのはあいかわらず、この日も三回夜中にトイレに起きてしまいました。
寝不足気味な僕。
だけど、一度起きてしまったらなかなか眠れないため、適当にだらだらパソコンを叩いていました。
「これ、試してみてよ。」
女将が差し出してくれたのは白湯(さゆ)
お湯を15分ほど沸かしてできあがりな、古代インドの経典に記されている魔法のドリンク。
どうやら、副交感神経の狂いが頻尿の原因ではないかと女将は考えたらしく、白湯は副交感神経を整える働きがあるそうです。
飲んでみたら、なんとなく気持ちが楽に。すごい、白湯。
ただ、副交感神経の狂いが原因であるならば、高知入りする以前から寝不足は続いていたので、そのときに頻尿が発生しなかったのが謎。
ここ最近の食生活の変化に原因があるのではないかと考えた結果、とある食べ物を大量に摂取したからではないかと考えました。
みなさん、もうおわかりですね?
ゆずです。
ゆずにはカリウムが豊富に含まれているらしく、そこに利尿作用が。
高知で過ごした四日間の間、ひたすらゆずばかり食べていたからか!
そう考えて、この日は一日中ゆず断ち。
女将と別れて夜行バスに乗り込む。
この夜行バスにはトイレがない。
果たして、頻尿は止められるのでしょうか.....
大勝利!!!!止まった頻尿と解消された寝不足!!
ということで、頻尿治りました。
お土産でたくさんゆず製品をゲットしてきたのですが、しばらく自重。
頻尿が治ったこともあって、夜もぐっすり眠れました。
そんな感じで僕のおしっこで死にかけた話は終わりになります。
めでたしめでたし。
P.S
こんなことを言っていますが、ゆずはめちゃめちゃ美味しかったです。
我が家にまだまだ高知土産あるので、食べて行きましょう。
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