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【クラファン終了】令和市民大学の1月を振り返る

一月三十一日、令和市民大学のクラウドファンディングが終わった。

このクラウドファンディングをやった目的は【令和市民大学を自分のフォロワー以外の人に届かせる】が目的で、そのフォロワー以外の人が最終日に支援してくれたために達成。達成率も150%とクラウドファンディングとしても成功。

令和市民大学のオープンチャットもこの短期間にかかわらず、40人(自分を除く)も集まってくれたので、人を集めていくフェーズも無事に終えることができた。

講義は一月だけでも6回。

1/10から令和市をスタートさせたので、週二回くらいペースでやっていたことになる。

そんなハイペースなので、良くも悪くも誰もこのスピードについていけてない。なので、クラウドファンディングの終了をキッカケに全てをまとめることにした。



【キッカケ】1/6ショックと関西の緊急事態宣言

令和市民大学のパートナーであるミヤコさんのこの投稿で、思うことがたくさんあった。

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このままだと何かマズい。数多くのコミュニティに出入りしている「持てる者」としての責務をどう果たしていこうか。そんなことを考えていた。

2020年はあまりにも異質だった。

コロナの影に隠れているけど、東京都知事選も変だったし、アメリカ大統領選挙も変だった。

特にアメリカ大統領選挙は酷くて、バイデン支持者とトランプ支持者の間ではあまりにも世界観が違いすぎた。

そんな中、現地に住む友人が今回の大統領選について思うことを書いていて、「実際のアメリカはどうなっているのだろう?」と思い、翌日にzoomで2年ぶりに話すことにした。

正直なことを言うと、僕(日本在住)はどちらかと言えばトランプ側で、トランプが再選してくれればコロナの茶番に何かしらの動きがあるだろうし、何よりもトランプ再選後の世界がかなり魅力的に見えていた。(フリーエネルギーとか宇宙人とかあった方が絶対面白くない!?くらいのノリ

ただ、現地に住むマイノリティ(ワシントン州在住・日本人留学生)である彼女はそうはいかないらしく、白人至上主義であるトランプの暴走を恐ろしいと考えていたようだ。

トランプ支持者とバイデン支持者というアメリカではまず相入れないであろう僕らだったが、話は平和的に盛り上がり、気がつけば昼の11時に始まったそれは10時間以上続いた。

その過程で、見ている情報ソースの違いでこんなにも世界が違って見えていることの面白さに気づいた。

実際に、日本でも僕のようにマスクをつけていない人とマスクをつけていないことを注意してくる人との間で大きな対立を生んでいる。(ちなみに、僕はマスクをつけると体調が悪くなる傾向があるので、自分の健康のためマスクをつけていない。ただ、個人的に応援したい飲食店や場所にいくときにはマスクをつけるようにしている。たまに忘れるけど。)

でも、違う立場であったとしても、こんな感じでゆるっと雑談することさえできれば、お互いがお互いに穏やかになれるんだろうなって思った。

1/10 令和市スタート&令和市民大学の開校

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自治体をつくる、令和市。

たったそれだけのキーワードだったが、これがこの世界に届けられるものだと確信した。

この日は胸を踊らせながらも夜遅くだったので眠りについたけれども、朝起きた頃には令和市のホームページができていた。

令和市をどう進めていくか。その議論は令和市よりも早く行われていたのをみると、たぶん僕とミヤコさんの間ではすでに令和市が何かが見えていたのかもしれない。

未来コミュニスト、オンライン自治体をつくる〜オンラインコミュニティをこれからを語るLIVE〜

Posted by 北 祐介 on Saturday, January 9, 2021

こうして、令和市は始まった。このライブ配信が終わったところでもまだ令和市が何かを正確には把握できていない。しかし、令和市に何をおくべきか?については見えてきたものがある。

「その人の見てきたありのままの2020年を見る」

おそらく今の段階で「雑談しようよ!」というのはあまりにもハードルが高いだろうと見たので、何かテーマを設けて、そのテーマを語るゲストとして人を呼び込んでみることに決めた。

この形式は市民大学に近い。というか、市民大学をやりたい。

とりあえず、こんなテーマで話を聞いてみたい!を出しまくってみた。

「これからを考えている人」については、そういう人は見つかるかどうかおいといて、たぶんすぐにできそうだなと思い設定。

令和市の誕生は1/10の朝。令和市民大学の誕生はその日の夜。

相変わらず実態もなければ実績もないそれの勢いだけで数人の仲間が集まった。

ちなみに令和市民大学の初めての活動は校歌つくりだった。ノリと勢い....。

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1/11 全ては順調に動き出した

校歌の次に令和市の市章を作った。

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令和市民大学の1日目の成果
・校歌ができた
・市章および校章ができた

令和市民大学がスタートした翌日。クラウドファンディングのプロジェクトの申請を行なった。

明日(12日)にはリリースできるだろう。と思っていたが、思いの外審査に時間がかかってしまったので、ゲンナリ。

しかし、ゲストの声かけは異常にうまくいき、オファーした人の全てが当日中に返事をくれてOKしてくれた。

また、知り合いの高校生が令和市に興味を持ってくれたので、ついでにゲストとしてスカウト。で、スカウトを終えたところで、学校の話を聞きたい人を手当たり次第呼び込んだ結果、学校回が成立。

令和市民大学スタートと同時に始めたオープンチャットの人数は20人に。

あまりの早さなもんで、やっている自分自身現在地を見失いそうだった。

facebookページもつくった

なお、今はあまり機能していない

1/14 初めてのイベント&HP開設

しかし2日目。活動に大幅なブレーキがかかる。

持続化給付金の申請。

そもそもいけると思っていなかったので、締切2日前になるまでスルーしていたが、どうやらいけるかもしれないことがわかったので、急遽その手続きを進める。2月3月の平均売上と5月の売上の比率が100:1だったので満額100万円もらえるみたいだ。

残り2日しかないので、とにかく走りまくった結果、なんとか手続きが2日で終わる。

13日。令和市のプレスリリースが出る。

翌日はついに第一回。参加者は9人。自分主催のオンラインイベントでは最多人数だった。

電撃的に1時間のワークショップが終わったが、あんまり対話をした感じがない。

濃密だったけど、ゆるく語る感じじゃなかった。アフタートークはゆるゆる語れたが。

模索しよう。

1/16 初ゲスト&スタイルの確立 小中高生の語る学校の今

お金の心配がなくなったところでいよいよ本腰をいれていくぞ!!!と思った矢先、書類再提出。混乱。

その混乱以上に混沌としてた令和市民大学をよりわかりやすい形にすべく、ホームページとフライヤーをつくる。

令和市民大学開講のお知らせ

あえて大嫌いなフォントであるメイリオを使用したが、案外わかりやすいと評判だった。

迎えた小中高生と語る回の日、「令和市民大学って、面白そうだけどなんかわかりにくいよね」と言われたけれども、これを見せたところ「そういうことか!」となってくれたのがまさにそれだろう。

そして、この回がすこぶる評判がよかった。

小中高生とコミュニケーションをとるのが日常な僕と立派に社会人をしている参加者とのギャップは大きいため、小中高生と話せるのが貴重な機会だったらしいし、のんびりじっくりとお話することができた。

とりあえず、しばらくはこのスタイルでやっていこう。

1/18 クラウドファンディングスタート&資金繰り問題

持続化給付金が通らない。いろいろな支払いを済ませると、手持ちの資金が大変なことになっていた。緊急事態宣言のために、東京での仕事が全て消えたことが大きい。

僕は5万円もっていれば自分を金持ちだと思ってしまうくらいなので、そもそもお金に困ることがまず少ない。家賃のことも考えると、手持ちは5000円くらいしかなかった。最終的にヤバかったらバイトでもやろうかと思っていたくらい。だけど、そんなことに精神と時間を取られるほど暇ではなかった。

こんなことを書くと、上のツイートに書いたことが嘘っぽく聞こえるが、これに関してはマジである。

なぜなら、クラウドファンディングは少額資金調達には全く適さないからだ。

少額が必要な場面って緊急性の高いもの。しかし、クラウドファンディングで集めたお金が振り込まれるのは翌月末なので、最低1ヶ月かかる。(今回は締切を1/31にしちゃったので、振り込まれるのは3月末

ぶっちゃけ、クラウドファンディングよりも直接俺にお金を渡してほしいくらいの状況なので、当時、クラウドファンディングをシェアすることは逆に僕自身の首をシメることになるのであった

が、それでもクラファンの文章をかきあげ、マネタイズ方法になりそうなアーカイブ視聴のリターンを削除し、積極的にシェアした。不純物はいらん。ちなみに、アーカイブ視聴のリターンを削除したおかげでクラファンの投稿が3日遅れた。

アーカイブによって視聴者が減ること。スピーカーが安心して喋れないことを何よりも心配したから。結果として、アーカイブは残さなくて正解だった。おかげで、対話らしいものを維持できることができたし。

この辺りから、ミヤコさんに大丈夫?と心配され始める。主に、令和市民大学の活動ペースについてなんだけど、側から見たら僕のペースは異常なのだろう。

ぶっちゃけ、キャパの少なさは100%お金のせい。貧乏が良くない。

休養の一貫で1円ホテルに泊まって西成を満喫した。

この頃が本当にピークで、持続化給付金の再々申請を言い渡されたときに思いっきり電柱にドロップキックをかまそうとしてた(マチマチがそばにいたことで我に帰ったためにそれはしなかった。)何も言わずに100万円ください。

可愛い妻がすごく頼れる人になっていた。

この頃には僕以外の人たちも令和市民大学のために積極的に動いてくれるようになっていた。本当にありがたい....!

全力で助けを借りた。


こんなに周りの人が動いてくれているの、久しぶりだけど、それが見えるようになったのって初めてかもしれない。成長だ。

1/22 リアルの感覚を思い出す

自分のコミュニティではないところでのイベントに久しぶりに参加する。

大変に良い場所であったが、このままリアルの場でのはじめましてが失われると、各々カルト化していくのかもしれないなぁと。改めて、リアルの場の重要性を感じた。

思想的な不安が蔓延っているのもカルト化の要因だ。
ちょっと離れて自我を保っていこう。

リアルの場って、その場にやってきた同士の人で場を作れるからいいよね。

音楽ライブの側でひたすらバーベキューを楽しむことができるフェスとかまさにそんな感じ。

今回のイベントに関しても、加われていない人たち同士が適当に集まって世間話をしているのがよかった。

1/25 フリーライダーの恩恵と税金のいらない街&資金問題の解決

初めての他人が回す令和市民大学の講義。ついに自分が回さなくても馬が成り立つ段階にきた。

この日、持続化給付金関係で思いっきりぶちぎれた直後のイベント開催で、かなり余裕がなかったこともあって、この進行は大変に助かった。

デザイナー森倉くんからデザインのプロセスを聞きながら、実際にみんなでデザインの材料を出し合ってみる大変に有意義すぎる回だった。

令和市の特徴について参加者が言っていたときに、「令和市って税金がないから良い」という意見がでてきた。

僕自身、税金が存在しない自治体を望んでいたので、これにはかなり興奮した。必要な場面に出くわしたらガバメントファンディング。ふるさと納税的なものをやっていけばよい!!

そして、それらのフリーライダーたちのおかげで、令和市民大学は爆発的なスピードであってもその形態を維持できていることもあって、ここで無理やりマネタイズしないといけない不安からは解放され、気が楽になった。

良くも悪くも行政って感じでいこう!

また、参加者から「中小企業デジタル化応援隊」のことを聞いた。

僕自身、去年この分野に関しての実績が増えたので、2月はこれをやっていこうと思う。

また26日に納期29日のホームページ作成案件が2件もきたので、お金の心配は一切いらなくなった。やったぜ。


1/27 Clubhouseの襲来

この日、TwitterでClubhouse招待クレクレマンが大量発生した

https://signal.diamond.jp/articles/-/547

はじめ、インフルエンサーに群がる無のためのアプリかと思っていた。

翌日に僕に招待枠が回ってきて、使ってみると評価は一変。「これ、令和市でやりたかったことじゃん!!!」となった。

そのUXと人数の少なさから、関心があるそうとの接触が容易に。

雑談とはじめましての消失。その両方をclubhouseが果たしてくれたのだ。

ちなみに、プチ哲学対話も開催した。

【clubhouseにて久しぶりに哲学対話っぽい話を】
いちいち自己紹介を言うのも聞かされるのも面倒くさくなったので、【自己紹介なし】部屋をつくって、1つのテーマについて話し合う部屋をつくってみた。
こちらから問を投げかけて、入ってきてくれた人に「どうぞー」とか言ってれば案外まったく見知らぬ人同士でも対話できたなって感じ。
メインの問としては「しりとりは対話にならないのか?」で、しりとりでやった場合と、無関係な単語をランダムに発してみた場合とで意識が変わったりなどして面白かった。
今のclubhouse、お行儀が大変に良いので、新しい人が入る度に自己紹介してるけど、2ch的にドンドン新しい人がルールを見た上で入ってきて、議論とか出来たらおもしろそう。
今は初期のFacebookっぽい感じ。
これからはどうなるんだろう。
引き続き実験していく。

たぶん、テーマ設定とルール整備をうまくやればこれ爆発的に可能性がある。最高のツール。なんだったら全面移行したい気分。

ただ、令和市民大学オープンチャットには掲示板としての役割が残っている。共存できそう。

ちなみに、clubhouseの招待枠は令和市民大学内で回した。clubhouseキッカケで令和市民大学の本講義にもきてくれる人がでてきた。

1/31 総括

この日、1月の締めとしてライブ配信を行なった。

↑で書いたことはそのライブ配信で言っていたようなことを整理した。

clubhouseでの同時中継もやったが、おかげでかなり盛り上がった。

とりあえず、スタートダッシュは大成功。無理もあったが、結果として全てがうまくいった気がする。

ただ、みんなを置いてけぼりにしすぎたので、2月からはペースを緩める。

2月以降の令和市民大学

2月5日まではヘビーな回なので、それ以降はライトな会を増やしていく。

でも2020年を振り返るのはたぶん3月までかな。もっと終わりは早いかもしれない。

clubhouseの活用も視野に入れつつ、引き続きゆるゆるやっていきたい。

ちなみに、クラファン経由でインターン生がひとりきました。

何やろうかな。ワクワク。










最後まで読んでくださってありがとうございました! サポートもらえると、テンション上がって更新ペースが上がるかもしれません。