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今年は「デジ抜き」の日を増やそうと思います。

正しくは「デジタルデトックス」、でしたね(笑)

意外とデジタルな私(54歳)です。

 50代と言うと、思考・発想から仕事のスタイルまで、さまざまな場面で「アナログな人が多い」と思われるかと思います。実際、アナログを自称される方も少なくありませんし、いい意味でも悪い意味でも「私、アナログ人間です」という一言を使われるようですが、それで申しますと、私は結構デジタルな人です。仕事のツールとしてはもとより、思考の際も、私的活動の際も、デジタルツール、ガジェット類がないと成立しない場面が多いです。
 これはあくまでも私見ですが、ちょうど私の世代は「デジタルデバイド」(あるいはデジタルディバイド)が大きい世代じゃないかと考えます。
 私が中学生の頃の1983年、任天堂がファミリーコンピューターを発売。また同年にはMSXという、パーソナルコンピューターをより身近なものにするための規格が誕生しています。
 さらに1994年に、それまでレンタルのみだった携帯電話の売り切り制がスタート。またインターネットサービスプロバイダーのグローバルオンラインジャパン(GOL)、インターネットイニシアチブ(IIJ)やASAHIネットがインターネット接続サービスを開始したのもこの年です。
 翌1995年にはMicrosoft Windows 95が発売を開始。ここから一気にパソコンが普及し、インターネットも次第に普及を始めます。実はここまで書いただけでも、10代・20代に始まった、あるいは発売開始された、ガジェットならびにサービス(携帯電話はまだこの頃、アナログ回線だったけどね)。結構多感な時期に、こうした現代に通じるガジェットとの出会いがありました。ただ、ここが運命の分かれ道。興味を持った人と、興味を示さなかった人との間で生じたのが「デジタルデバイド」、デジタル格差と呼ばれるものです。ゲーム機は子どもの遊び道具、パソコンは一部のマニアが使うもの、という固定概念が強かった時代ですからねぇ。私はなんとなく、そうした固定概念を持たずに育ち、今に至っています。ゆえに、アナログ人間かデジタル人間かと聞かれれば、早期にガジェットを使っていた手前、「デジタル人間」だと答えます。逆に、運命の分かれ道の頃に興味を示さなかった人の、結構な割合がデジタルツールに対して、一種のアレルギー反応を示すようになってしまい、敬遠してしまった、とも言えます。

「こんなスピードで現代の社会・世界になるとは思わなかった」。

 いずれはデジタル機器に包まれるような生活・環境になるとは思っていましたが、そのスピードが加速度的に早く、デジタル機器以外の文化の進化スピードがとても遅く感じるほどでした。これがデジタルデバイド拡大の原因の一つとも考えられるかもしれません。
 一時、「ドッグイヤー」と言う言葉が流行しました。「人の7年は犬の1年」をもとにした言葉ですが、それほどまでにデジタル機器の進化、それに伴う文明の進化が早かったと言うことになるでしょう。いつしか、ドッグイヤーという言葉ですら陳腐化したほどに、加速は続いていきました。

だからこそ「デジタルデトックス」、「デジ抜き」の時代、か?

 私たちの生活にデジタル機器は欠かせません。買い物するのも、電車に乗るのも、あるいは恋人同士が愛をささやき合うときも?スマートフォンなしには生活できないということは、そういうことです。蛇足ですが、私の頭の中ではいまだに「スマートフォン≒ハンドヘルドコンピュータ」という、なんのこっちゃ?と言われそうな用語が飛び出すことがあります。
(注:ハンドヘルドコンピュータとは、早い話が携帯情報端末の意。でも、今のスマートフォンは「ハンドヘルドコンピュータというより、パームサイズコンピュータだろ?」という意見もありそうな…。いずれも、現在は使われることのない言葉です
 だからこそ、デジタル機器から離れた生活が必要だ!と提唱されたのが「デジタルデトックス」だそうな。ようは「メシ抜き」ならぬ「デジ抜き」。「デトックス」なんていうとカッコ良さそうだけど、ジャイアンの母ちゃんみたいなキャラの人に「お前、明日は『デジ抜き』だよ!」なんて言われたら凹むなぁ(爆)。でも効果ありそう。

「どうすればいいかって?なくせばいいんだよ」

 以前、かかりつけのお医者さんに「痩せるにはどうすればいいかって?食べなければいいんだよ」と本当に言われたことのあるのりべぇです(笑)。実は同じように、「デジタル機器にまみれた生活から離れるにはどうすればいいか」という答えは一つ。「なくせばいいんだよ」。これだけです。流石に捨てるわけには参りませんので、家に置いてゆき、野山にでも出かける。こんな感じでしょうかね?でも最近は野山に出かけると、「くまさん」に出会うこともあり、一緒に踊るどころか、大変危険な目に遭いますので、実践される方はくれぐれもご注意ください。のりべぇはそれでも、春になったら野山に出かけて「デジタルデトックス」をしようと思います。もっとも、その報告をするために、小さなビデオカメラを使うのでは本末転倒だなぁ。どうしようかなぁと、要らぬ心配をするのりべぇでした(笑)。

次回もお楽しみに!

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