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あるボーイズグループと、老舗手帳メーカーの社長さんが教えてくれたこと

2021年、私の生き方が少し変わるような、ふたつの出会いがあった。
ひとつは『BE:FIRST』というボーイズグループ。
もうひとつは『能率手帳の流儀』という本。

一見全く違うこのふたつから、人生において大切なことを教えてもらったと感じている。

新しい年を迎えた今、この1年間をどう過ごすかの大切な指針となりそうなので、ここに書き残しておこうと思う。


ひとつめの出会い『BE:FIRST』

『BE:FIRST』はオーディションから生まれ、昨年11月にデビューした7人組ボーイズグループだ。

まずは簡単にグループの紹介を…。

彼らは『THE FIRST』というオーデションで選ばれた7人組のダンス&ボーカルグループ。7人それぞれが輝く個性を持ち、全員がセンターになれる実力派の集まりだ。
そして、彼らのバックグラウンドは実に様々。
何度も世界一になっているダンサー、舞台などで活躍している俳優、就職内定をもらった大学生、音楽業界での活躍を目指し努力し続けてきた中高生など…。出身地もこれまでの生き方も全くバラバラだった7人が集まった。

オーディションの様子は朝の情報番組で放送されてきた。嘘のない彼らの頑張りにハラハラドキドキし、ときに涙し、育休中の私はすっかり夢中に。

昨年の春頃から放送を開始したオーディションは8月中旬のメンバー発表とともに終了し、デビューへと向かう。
そして、そして2021年11月3日に晴れてメジャーデビュー!さらにその2日後、初のワンマンライブとなったのだ。

私は、その初ワンマンライブを配信で観ることに。
デビュー曲のイントロとともに登場する7人…。
それを盛大な拍手で迎える大勢のお客さん…。
たくさんの努力と苦悩を乗り越えて夢を掴み、新たな夢へと歩き始めた彼らを見て、曲が始まる前からうるっとしてしまった。

彼らの誰もが、1年前は全く違う場所にいた。
1年後にこんなに大きな舞台で、たくさんのファンから歓声をもらうことを、想像していただろうか。この1年間(いや、半年間かもしれない)、その短い期間で、彼らの人生は大きく変わったのだ。

そんな感動と同時に、私の心に浮かんだもうひとつのこと。

それは、

「私の1年後なんて簡単に想像がつくなぁ。」

ということ。

家事に育児に仕事にと、忙しい日々。
嫌になることもあるけれど、なんだかんだ幸せな毎日。

決して悪くはない。むしろ、こんなにありがたいことはない。だが、当たり前のように想像がつくこの先の1年間をなんだか少しつまらなく感じてしまったのだ。

1年後の自分はどこで何をしているのか、想像もつかない!そんな人生に憧れる自分がいた。

でも…

想像のつかない1年後って、どうやったら?
新しいチャレンジ?
環境を変えてみる?

かつて私は仕事を辞め、オーストラリアに1年間留学したことがある。
もともと後先考えずに直感で動くタイプ。
だが、妻であり2児の母である今、「ママ仕事辞めてしばらくオーストラリア行ってくるわ!」とはいかない。

じゃあ、どうすれば?

そんなとき、その答えのヒントをくれたのが、もうひとつの出会いである『能率手帳の流儀』という本だった。


ふたつめの出会い『能率手帳の流儀』

この本は能率手帳を販売している老舗手帳メーカーの社長さんが書いたもの。手帳の使い方だけでなく、さらに深い内容、人生の歩み方までもが書かれている。

心に響く金言が多くある中、キャリアについての考え方がとても印象に残った。

「人生は思い通りにならない。」
「大きな夢や目標を掲げることもいいが、それよりも目の前のことに真摯に取組む。そうすることで道は自然と開け、幸運な出会いや転機がめぐってくる。」
「未来とは、キャリアとは、今立っている場所、今取り組んでいることから生まれる。」

このようなことが書かれており、ものすごくはっとした。

私はいつも先ばかり見ていた気がする。
自分が今いる場所を、目の前のことを、大切にできていただろうか…。

人生を変えるのは、大胆なチャレンジだけではない。
いつか訪れるチャンスに備え、毎日をひたむきに生きる。その結果、人生を変えるような出来事が起きるのかもしれない。


ワクワクする人生を送るために…
私が見つけた答え

BE:FIRSTの曲に「運命からの招待」「ただ待っていただけじゃない」という歌詞がある。彼らの軌跡と見事に重なり、とてもグッとくる歌詞だ。
この歌詞と彼ら自身の姿、そして本にあったキャリアの考え方。
ここに私は何か通じるものを感じた。

BE:FIRSTとしてデビューした彼らは、若くして夢を掴んだように見えるが、(実際にすごく若いのだけれど、)決して近道をしたわけではない。
歌やダンスの練習を重ねたり、音楽への情熱を育て続けたりする中で、オーディションというチャンスに出会い、挑戦し、夢を掴んだ。
それは、一日一日を積み重ねてきた結果なのだ。

人生に近道や裏ワザなどはない。
毎日を積み重ねる。
それこそが未来をつくる唯一の方法。

このことを、改めて教えてもらった。

2021年、この出会いがあって本当によかった。
2022年、私は今までより地に足をつけて、今自分がいる場所を大切に、目の前のこととしっかり向き合って毎日を過ごしたいと思う。

ちょっとだけ生き方が変わりそう。

1年後の私は、どこで何をしているだろう。
今は少しワクワクしている。

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