この記事を読んであなたが得られるかもしれない利益:世界の消費者に広がる”行動主義”とは。コカコーラの間違い。なぜ、企業は日本の消費者の声を聞く必要なんかないのか。行動をしない日本の組織の病巣。
コカコーラは間違っている!
久しぶりにコカコーラを飲みたくなって、近くのスーパーで買ってきたんですが、コカコーラのペットボトルにこんな表記が。「100%リサイクル!」。
さすがコカコーラです、いわゆる株主価値、つまり株主が今、価値があると考えているリサイクルをしっかり理解して、実行していますね。
これこそが企業の生きる道、だと思います。
って、違うって!
コカコーラほどの企業が考え違いをしているんですよ。
デロイト・リサーチ(Deloitte Research)を読んでないのかなあ。
あなたの企業を変えるデロイト・リサーチ全貌
このリサーチは、パンデミックが始まった2020年の1月と5月に、1万人以上の6カ国の消費者に対して行った大規模な調査です。
主な結果は以下です
要するに、世界の消費者は、企業に環境問題に対して、関心を示してほしいのではなく、積極的な行動を起こしてほしいと言っているのです。
これが世界の消費者が企業に求める、アクティビズム(activism行動主義)というものなのです。
コカコーラもやってないんだから、日本企業がやるわけないか。
でも、時代を感じるセンスや理解がないと、仮にこうしたレポートを目にしても、その本当の意味がわからないんだよなあ。
まずは、ディスカッションをするような文化を持つべきでは。
それでは今日はこのへんで。
今日も最後まで読んでくれてありがとうございました。
じゃあ、また明日会いましょう。
野呂 一郎
清和大学教授/新潟プロレスアドバイザー