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マッチングアプリで不幸になる、愚かなあなた。(改訂版)

この記事を読んで、高校生のキミが得られるかもしれない利益:動物生態学最前線の発見。あなたは気がついてないが、「現代は個性喪失の時代」。マーケティング亡国論。マッチングアプリはあなたを不幸にしている(かも)

高校生の皆さん、元気ですか。

さて、きのう僕は間違ったことを言ったかもしれない。

それは、プーチンとロシア人を一緒にしたからだ。
大国意識云々うんぬんって。

なぜそんな反省をしているかというと、これも同じニューヨーク・タイムズなんだけれど(見出しは「Wildlife personalities play a role in nature野生動物の個性は自然界で役割がある」)、動物生態学の研究者が、今さかんに

「動物には僕らが思っている以上の個性がある。従来の行動特性ばっかり研究していると、重大なことを見逃す」

New York Times Weekly March 27, 2022

と言っているんだ。

そう、ロシア人の行動パターンというのはあるかもしれないが、動物生態研究の最前線の考えは、ロシア人って言ってもいろんな個性がある、と言えるのだ。

えっ?人間と動物を一緒にするな、って?

でも、人間も動物じゃないの?

むしろ僕はこの「動物は一体一体が、いろんな個性を持っている」っていう
研究結果は、僕ら人間がいま忘れてしまっていることを思い出させてくれるような気がするんだよ。

マーケティングが世界を滅ぼす

これはマーケティングがいけないんだね。

ことあるごとに人間を分類したがる。

例えば、マイルドヤンキー、とかさ。

https://www.google.com/url?sa=i&url=https%3A%2F%2Fcelestia358.luxe%2F751&psig=AOvVaw0GK614djVA9Frks4Gv0V28&ust=1650636509571000&source=images&cd=vfe&ved=2ahUKEwiIjtynqqX3AhXNDN4KHfu0CUwQr4kDegUIARDQAQ

マーケティングが「市場を分類せよ」って言うからだ。

だから、マーケターは何でもかんでも人間をカテゴライズしたがる、まるで強迫観念さ。

でも、大事なことを忘れてるんだ。

それは、

ひとりひとりの人間にパーソナリティその人だけの特質がある、ってことを。

筆者妄言

パーソナリティを「個性」と言ってしまうと、ちょっと違うと思ったから、「特質」にしてみた。

今の社会は、キミだけの特質を殺す社会なんだ。

また後日これは特集するけれど(笑)、今のキミの課題は、自分だけの特質をどう発見し、伸ばすかにある。

それしかない。

いまよみがえるダーウィンの名言


動物にも個性がある。そんなの当り前じゃないか、確かにね。

でも、動物生態研究においては、ここの動物の個性まで追ってなかったんだ。

かのダーウィン(Charles Darwin)は1881年にこう言ったそうなんだ。

https://www.google.com/url?sa=i&url=https%3A%2F%2Fhistory-men.com%2Fcharles-robert-darwin%2F&psig=AOvVaw0D-MSFqabtS6Sv1k5Hafhd&ust=1650636601777000&source=images&cd=vfe&ved=2ahUKEwim-dfTqqX3AhVlTPUHHXksDvsQr4kDegUIARCCAg

「ミミズは一匹一匹いろんな個性を持っている。臆病だったり、勇敢だったり、きれい好きなのもいれば、汚いのが好きなのもいる。」

これはエコロジー(生態学)のドクター・ハンター(Dr. Hunter)という学者さんで、動物の個々のパーソナリティをもっと研究すべきと主張している人の論文に引用されているダーウィンの言葉だよ。
https://www.google.com/url?sa=i&url=https%3A%2F%2Fwww.photolibrary.jp%2Fimg460%2F225453_4384464.html&psig=AOvVaw3Ok49-6OiuWMCjShrnqOcC&ust=1650636645034000&source=images&cd=vfe&ved=2ahUKEwiclKjoqqX3AhUXZt4KHRfkAxIQr4kDegUIARDuAQ

ミミズは信じられないにしても、このアニマル・パーソナリティの研究では、オオカミ、クマ、イルカ、鳥といった動物たちが、実にさまざまな発達した自我を持っていることが明らかになっているんだ。

例えば、80年代に数年間、モンタナ州の人のいない山小屋を襲って食料を盗んでいた、グリズリー・ベア(灰色ぐま)のギィファー君は(Giefer)
「侵入して、ぶっ壊す(enter and break)」という特質を持っていた。

ギィファーくん。体重225キログラム。https://www.google.com/url?sa=i&url=https%3A%2F%2Fwww.greatfallstribune.com%2Fstory%2Fnews%2Flocal%2F2016%2F07%2F18%2Ffamous-grizzlies-montana%2F87168708%2F&psig=AOvVaw2Dn41iaxDvFyxDtiRKUjRt&ust=1650635107571000&source=images&cd=vfe&ved=2ahUKEwjB6JiLpaX3AhUyNqYKHYp5C48Qr4kDegQIARBX

グリズリー・ベアのすべてが、こうした行動特性を持っているわけじゃないんだ。

でもね、いま急速にクマたちの生息域が人間の勝手な、森林伐採や開拓によって奪われてるだろ。

だから、クマたちも、鉄砲玉みたいなリーダーが必要なんだ。

先頭に立ってあたり構わず嗅ぎ回り、時に突進して、自分たちの新しいテリトリーをさがしだすような。

そう、ギィファーくん、みたいな、ね。

マッチングアプリで不幸になる現代人

僕らは、効率第一の世界に生きている。

それは人間を、いい、悪い、できる、できないに分けることだ。

その最たるものが学歴、だ。

マッチングアプリ、というものがある。

いい男、いい女をスペックとやらで分ける、分別といったほうがいいか。

身長、体重、年齢、学歴などだ。

https://www.google.com/url?sa=i&url=https%3A%2F%2Fmatching-theory.com%2Fmatchingapps-elite%2F&psig=AOvVaw3UJZ4fVidjKV2UK-kjG077&ust=1650636846421000&source=images&cd=vfe&ved=2ahUKEwic6avIq6X3AhVHy4sBHTmsDWIQr4kDegUIARDMAQ

大事なのは、スペックという数字のカテゴリーに表れない
個性じゃないのか。

マッチングアプリに頼らない運命の相手の見分け方

例えば、相性。

それは価値観と言ってもいいかもしれない。

結婚するとしたら、四六時中一緒にいないとならない。

価値観が違っていたら、つらい。

高学歴で選んだけれど、難しい本ばかり読んで、私の好きなアニメには
まったく興味を示さなかったら・・・。

例えば、生活習慣。

あなたはタバコを吸わないが、相手が吸うならやめた方がいい。

タバコが健康にいい悪いというよりも、文化が違うからだ。

いい悪いじゃなくて、喫煙はその人のライフスタイルに関係する、
文化だと思うからだ。

野菜嫌いも、同じだ。

ついでに言えば、喫煙者もしくは野菜嫌いは、ガンを患う確率は相当高い。

愛があれば介護をいとわない、というならばいいけど。

マッチングアプリが見落とす”個性”で、最も大事なものは
相手の人間性、だ。

ギャンブル好き、怒りっぽい、金銭感覚が普通じゃない、責任感がない、
動物や子供にやさしくない男性は、伴侶にしないほうが賢明だ。

それは、貴女アナタが、デートで見極めろ。

浮気をするかどうかは、喫茶店に入ってきれいな女性にキョロキョロするかどうかでわかる。

マッチングアプリを使う貴女あなたは、そもそもスペック命、だから
だまされやすい。

その相手と付き合うにせよ、結婚するにせよ、相手の人間性に問題があれば、必ず破綻する、不幸になる。

クマでもミミズでも、個性がある。いわんや人間をや、であるが、人間の個性は、人として信頼できる人間性がなければ、ガラクタにすぎない。

逆に言えば、スペックなんてどうでもいいんじゃないか、相性が合って、相手の人間性が良ければ。

マッチングアプリの正しい使い方は、スペックにこだわるより、まずは直感に頼ったほうがいいのかもしれない。

今日も最後まで読んでくれて、ありがとう。
じゃあ、また明日会おう。

                          野呂 一郎
            清和大学教授/新潟プロレスアドバイザー


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