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政治こそマーケティングが必要。

この記事を読んであなたが得られるかもしれない利益:政治が今ほど”市場”を理解する必要がある時代があっただろうか。経済という数字を見ても、市場すなわち人々の行動のリアルは、全くわからない。その意味で経済じゃなく”市場を読む”、マーケティングの時代だ。

政治こそマーケティングが必要

いま、政治の懸賞論文を書いてまして(なんだそりゃ?(笑)、書いているうちに、やっぱりマーケティングがこの分野にも必要だな、と痛感しています。

政治のどうのこうの、って言うけれど、結局経済も政治もグローバルな視野に立つ必要があるし、経済も政治も人を動かそうっていうジャンルですから、「いま、人はどう動いているのか、そしてそれはなぜか」を問わないとならないのです。

https://qr.quel.jp/pv.php?b=42QX8Kk

つまり、今の市場のリアルとは何か、政治もこれを問わないとならないのです。

そして、昔と違って、今の市場っていうのはたった一つ、です。

もうグローバリゼーションは、インターネットの助けもあって、行き着くとこまで行き着いてしまった。

世界同一市場です。

そこは品質が高くて安いものしか売れない世界であり、そこにかかわる人々は公平で平等で人間らしい扱いを受け、環境に人間にやさしいことを求められるのです。

市場のルールをキーワードで表現すると、ダイバーシティ(diversity多様性)、インクルージョン(inclusion性差平等、公平、差別のないこと)、グリーナー(greenerより環境にやさしく)です。

政治はマーケティングに学べ

政治と経済は密接な関係があると、言われてきました。

それは規制を強めればビジネスは弱くなり、規制を弱めればビジネスは強くなる、とか、族議員が特定の業界に肩入れすればその業界は上向く、とか、「賃上げせよ」と世論が政治家を焚き付ければ、ベースアップが実現するとか、そういう、言ってみれば”関係あると言えばある、ないと言えばないみたいな関係”でしかありませんでした。

政治家はGDPが失業率が何%と、経済の数字だけ追ってれば、世の中がなんとなく理解できたのです。

しかし、数字だけでは本当の経済が理解できなくなってきました、世の中が複雑化、グローバル化してきたからです。

それは一言でいえば、「この時代に人としてどうあるべきか」という意識の広がりが、人間社会に大きな影響を与えるようになり、人間の行動が変わり、それが経済に影響を与え始めた現象です。

それが市場、というものなのです。

市場を勉強するためには、マーケティングを勉強するしかないのです。

今のマーケティングが教えるもの

だから、気の利いた先生なら、マーケティングの講義でマーケティング理論なんて教えません。

倫理だとか、道徳だとか、社会正義だとか、社会貢献だとか、環境とか、ジェンダーだとか、を教えるんです。

https://qr.quel.jp/pv.php?b=40EgyjM

下手するとそれだけで1年間の授業が終わってしまいます。

でもそれで人はなぜ、今こういう行動をするのかが学べれば、マーケティングを十分に学んだことになるのです。

なぜならば、マーケティングの変わらぬ基礎は、「その時代の人々はどういう価値観を持って、どう行動するのか」を理解することだからです。

人々の行動がわかれば、自然に企業はどう行動すべきかも理解できます。

流行りのマーケティング理論なんて学ぶ必要はありません。

消費者の行動が変われば、おのずとマーケティング理論も変わるからです。

マーケティング理論を学ぶならば、なぜその理論になったのかの経緯、歴史を学ぶべきです。

結局、マーケティングとは「人間とは何か」、を学ぶことに限りなく近い、そう僕は考えるのです。

人間とは?https://qr.quel.jp/pv.php?b=40C2s2E

マーケティングを勉強することで、政治家は今の有権者とはどんな存在かを理解することができ、自分がどんな言動をすべきかわかります。

ああ、これからもマーケティングを勉強しない政治家の失言やら、隠蔽やら、ハラスメントやらの不適切が繰り返されるのでしょうね。

でも、市場を理解することが求められるのは、政治家や経営者だかじゃありません、学生やビジネスマン(ウーマン)のあなたもです。

今日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
じゃあ、また明日お目にかかりましょう。

野呂 一郎
清和大学教授/新潟プロレスアドバイザー




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