見出し画像

高校生のための、米一流大に入学するには。

この記事を読んで高校生のキミが得られるかもしれない利益:アメリカ一流大学に合格する方法。なぜアメリカ留学を勧めるのか。米大学入学の正体はマーケティングだ。

アジア人と白人のパワーバランスが崩れてきた

きのう、大人向けの記事で「これからは本格的な差別が始まる」などと、悲観的なことを書いた。

一つの顕著な例として、アメリカの一流大学の入学に際して、アジア人差別が目立ってきたということを上げた。

これは、裏を返すと、アジア人のなかにアメリカの大学に行くことが、ますます選択肢として魅力的になっているということだ。

特に移民のアジア系の人たちは、子弟をアメリカの一流大学にやることこそが、将来の成功の絶対条件だと信じているものが多い。

きのうはアジア人差別はけしからん、と言ったけれど、いや差別などないという声もある。

それは、大学の志願者数におけるアジア人の割合が、ここ数十年着実に増えていることがあげられる。

2013年は全学生の20%だったのが、今年は28%だ。

アメリカの全人口に対するアジア人の割合も、7%になっている。

もはやアジア人はアメリカにおける、大きな勢力になっているのだ。

僕が差別の世紀だ、などと大げさなことを言うのは、出る杭は打たれる、は真理だからだ。

今までたいしたことはないと高をくくっていたものが、突然強くなって自分たちの仕事を奪う、そうなれば差別という手を使って排除する。そんなメカニズムが働くのはむしろ自然だろう。

そして、貧しい白人は大学行けない時代だ。

アジアからの移民がたたき上げで成功し、その子弟がカネの力で大学に行く。面白かろうはずはないのだ。

アジア人よ、気をつけろ、と言いたい。

エリート校合格法

アジア人差別が言われるのは、現実ほとんどの大学受験を目指すアジア人がそう感じているからだ。

アメリカには、大学合格を請け負うコンサルティング会社があるんだ。カレッジ・アドミッション・コンサルティングカンパニーと呼ばれる。(college admission consulting company)文字通り、大学入学コンサルティング会社、だね。

このコンサルティング会社が、アジア人のクライアント(大学入学希望者)をどう指導するかというと、それは一つの合言葉に集約される。

それは Less Asian(なるべくアジア人でないふりをしろ)だ。

きのう言ったように、アジア人の典型的な趣味であるチェス、ピアノを言うな、語学学校のバイトをしてたなど話すな、移民の苦労話は出すな、必ずそう指導される。

語学学校でバイトしていたなんて言うと、中国人だと思われれて不利になる。

だから日本人のキミも、アジア民族を連想されることは一切言わない方がいいって。

ただ、日本は例外と考える大学も多い。アニメ、ゲームなどソフトパワーが注目されているからだ、そこらへんは慎重にかかる必要がある。

アメリカの大学に感心するのは、日本の大学と違って、テストのスコアだけで入学者を決めないことだ

志願書を書かせ、エッセイ(志望動機を記すアピール文)を仕上げさせ、面接をする。SAT(日本の共通試験みたいなもの)のスコアも考慮されるが、それはすべてではない。

差別を疑われたあるエリート大学は、エスニシティ(ethnicityどんな民族か)は審査の一つの項目に過ぎない。興味、居住地域、政治的志向、社会経済的なバックグラウンドなど「多様性を重視している」と強調する。

キミもここは押さえておけ。

米大学受験はマーケティングだ

差別か差別じゃないかはおいておいて、「アメリカの大学受験の本質はマーケティングだ」、とはいえる。

受験コンサルティング会社が口をそろえていうのは、「目立てstand out」ということだ。

マーケティングを一言で言えば、まさにそれだよ、目立つこと、さ。

ピアノやチェスというのがダメなのは、ありきたりすぎるからだ。

中国人あるある、はもう大学側の審査員たちは聞きたくないのだ。

だから、誰もやらないような楽器を今からやれ。

アジア人のステレオタイプあるあるから脱却しろ。

キミの独自性をアピールしろ、ってことは言っておきたい。

えっ、それだけ?

うん、それだけださ。

僕もキミに言おう、「Less Asian」と。
これはマーケティング的な意味で、だよ。
勝負に勝つためには正論である、アイデンティティを捨てろ、ってことだ。

そしてもうひとつBe unique(世界でたった一つのキミであれ)。

これを表現できればうかるだろう、ハーバードだって。

ハーバードが、民族を理由に差別しているチンケな大学なんて、
信じたくはないけどね。

じゃあ、きょうはホテル住まいなので、家のパソコンの機能が使えず、
画はないけれど、またあしたね。

野呂 一郎

清和大学教授/新潟プロレスアドバイザー


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?