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高校生よ、「日本語教師」はいいかもしれないよ。

この記事を読んで高校生のキミが得られるかもしれない利益:キミの将来の職業として、またたぁくさんいいことのある実践的な趣味として、「日本語教師」は将来性があるかもしれないという話。日本アニメ・漫画の親善文化大使力(りょく)。外国語を学ぶことがキミに与えるはかり知れないパワー。

シンクロニシティ、かなあ

この間の記事で、小池さん、クールジャパンはどうしたの?って書いた。

それに反応するかのようなThe Wall Street Journalの記事が、さっき目に飛び込んできたんだ。3月23日号だ。タイトルは、こうだ。

Kawaii! Americans Drop Japanese Into Conversations Learned From Cartoons
(カワイイ!アメリカ人がマンガで習い覚えた日本語を口にしている!)

サブタイトルはちょっと長いけれど、こんなだ。これを見れば、僕がキミにきょう何を言いたいかわかるね。

Fans of anime and manga, especially younger generations, are studying Nihongo and sprinkling it into their speech. ‘We don’t need to convince them to learn.’

(アニメと漫画ファン、特に若い世代がいま日本語を勉強して、会話に日本語をどんどん使っている。日本語を、無理やり勉強しろなんていう必要なんかないんだ)

下は、今日のそのThe Wall Street Journalオンラインのキャプション写真だ。何のコスプレかは言うまでもないよね。

https://www.google.com/url?sa=i&url=https%3A%2F%2Fdigitallatestnews.in%2Fkawaii-americans-drop-japanese-into-conversations-learned-from-cartoons%2F&psig=AOvVaw249jwt3gBqmx8M9J-_Y3Pw&ust=1648113359068000&source=images&cd=vfe&ved=2ahUKEwiI-ebr8tv2AhWyNaYKHf9ZBloQr4kDegQIARBH

日本ブーム第3波の到来だ

ところで鬼滅の刃、って英語でなんて言うか知ってる?
”Demon Slayer (悪魔を殺す人)”だって。

クールジャパンどうしたの、ってこの前言ったけれど、
僕は知ってたのさ、うまくいってないって。

詳細は省くけれど、それはコンテンツのせいじゃない。

マネジメントが悪いんだ。

いいものなら必ず売れる、ってわけじゃない理屈だよ。

でも、この記事を読むと、ちょっと前のアニメ、マンガブームよりも、今特にアメリカでは日本のポップカルチャーがもてはやされているように感じる。

カワイイ、だけじゃない。バカってことばもよく使うんだって。

https://www.google.com/url?sa=i&url=https%3A%2F%2Fnl.napster.com%2Fartist%2Fnvme%2Falbum%2Fbaka%3Fl%3Den-GB&psig=AOvVaw1GISgC1QQOWQu3ovV0WurU&ust=1648113700167000&source=images&cd=vfe&ved=2ahUKEwj3_bmO9Nv2AhUGDJQKHbeTDzoQr4kDegUIARDVAQ

あの有名な語学サービス会社、ロゼッタストーンによると、最新の日本語学習人気はすごいらしい。

2020年の数字だけれど、日本語の月間の新規語学履修者は、2015年から2019年の履修者の数から80%も増えているんだ。

13歳から17歳の層が一番多い。

18歳から29歳の層をみると、スペイン語、英語、フランス語に続いて第4位だ。イタリア語を抜いた、とある。

日本マニアの大増殖に備えよ

そういうことなんだよ。

アニメ、マンガ、その他の日本文化の人気が、世界の若者の間で半端なくヤバいことになっているのだ。

これは何を意味するか。

爆発的な日本ブームの到来だ。いやもう来てる。

これからは、キミが一歩海外に出れば、日本語で声をかけられるのが当たり前になるだろう。

炭治郎の額の傷について、禰豆子がくわえている巻物について、そして再放送してるらしいドラゴンボールZ悟空の戦闘力についての質問が、雨あられとキミに注がれることになろう。

https://www.google.com/url?sa=i&url=https%3A%2F%2Fwww.wacoca.com%2Fanime%2F2955%2F&psig=AOvVaw1MJdIeD8ttmMeihinV-V3Y&ust=1648112685352000&source=images&cd=vfe&ved=2ahUKEwiTyMaq8Nv2AhW-U_UHHTGJB-QQr4kDegUIARDbAQ

いきなりおもちゃの刀で、斬りかかられるかもしれない。

https://www.google.com/url?sa=i&url=https%3A%2F%2Fanimeanime.jp%2Farticle%2F2021%2F10%2F01%2F64264.html&psig=AOvVaw1qQOBcf6CKebr4i_sPdPyA&ust=1648112814208000&source=images&cd=vfe&ved=0CGgQr4kDahcKEwiAt-7r8Nv2AhUAAAAAHQAAAAAQAg

彼らは彼女らは日本人はみな、カラテができ、カタナで人を斬ることだってできると思いこんでるからだ。

https://www.google.com/url?sa=i&url=https%3A%2F%2Fimagelink.kyodonews.jp%2Fpick%3Fid%3D168&psig=AOvVaw2hviUonEkLJPHeleowVA3G&ust=1648112897449000&source=images&cd=vfe&ved=2ahUKEwiF_NeP8dv2AhXHSfUHHZA_CSoQr4kDegUIARDXAQ

いやおうなく、日本人としてのアイデンティティを求められるだろう。

なにかやってみせろ、と言われるだろう。

ある意味これはチャンスだ。

とんこつラーメンをつくれるか?

この連載で僕は何度も、アメリカで3年間日本語教師をやってた、大学の授業で、中学校で教えてた話をした。

あの頃、少し日本語ブームだったけれど、それは日本のビジネスが世界的に注目されてたからなんだよ。

今は違う。アニメだ、マンガだ。

記事にあるように、彼らの勉強のモチベーションは、はるかに強いんだ。

昔は、日本に負けないように日本のビジネスを覚えるために、日本語やんないとなんないかなあ、だったけれど、いまは自分から「カワイイ、バカ」なんて言ってる。

https://www.google.com/url?sa=i&url=https%3A%2F%2Firistees.com%2Ftrending%2Fkawaii-baka-bunny-slaps-for-otakus-anime-japan-shirt%2F&psig=AOvVaw0ZRCbJVRCEIONiq8w4RchP&ust=1648113070755000&source=images&cd=vfe&ved=2ahUKEwjG36ni8dv2AhWiTPUHHdUYBIoQr4kDegUIARCfAQ

とんこつラーメンを自分で作る、なんていう日本マニアも珍しくないと、記事は書いている。

アニメを見ていて、豚の骨をブレンダーにかけて作ったんだって。

ほらほら、マンガの、アニメの影響で彼ら彼女らの行動も変わってしまっている。

日本そのもののファンも増えているんだ。

おりしも、キミも、このプーチンが仕掛けたウクライナ戦争で、平和の尊さが身にしみているだろう。

なにか自分もやらなきゃって思っているなら、日本語教師はどうだろう。

いや、これ英語が苦手なキミでも、スキルとして身につけていれば、
英語ペラペラなんかよりも遥かにすごい、武器となるよ。

そう、平和の武器に。

 今日も最後まで読んでくれて、ありがとう。

じゃあ、また明日会おう。

                           野呂 一郎

             清和大学教授/新潟プロレスアドバイザー

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