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紙の復権!社員からスマホとパソコンを取り上げれば、イノベーションがやってくる。

この記事を読んであなたが得られるかもしれない利益:創造性を生み出す最強のツールはやはり、紙。イノベーションを生み出すブレーンストーミングのやり方。「紙は神」、だから頼むべきだ。

最強のアイディア創出装置としての”紙”


この間、日本の生産性についてお話しした。

それは、ジョブ・ディスクリプションを創れば、生産性はいやでも上がる、という主張だった。

今日は、ちょっと別の観点から、生産性を上げることを考えたい。

結論を先に言おう。

「紙こそイノベーションの源泉だ」。

ということだ。

https://dictionary.cambridge.org/ja/dictionary/english/paper

これは、さっき電車の中でBusinessWeekを読んでいて目に留まった広告の受け売りなんだ。

でも、心から共感するので、内容を紹介したい。

ただ、商品を紹介してその上前をはねるアフィリエイトみたいなことは、してはダメなので、商品名は言わないことにする。

その広告には、象徴的な写真があった。

オフィスで、社員たちがブレーンストーミングをやっているんだ。

みんなの手元には、ペン、マーカー、メモ帳がある。

ポストイットも。

https://recoms.eu/method/negative-brainstorming-invisibles

広告のメッセージは、

紙に書いて考え、意見を出し合ってブレーンストーミングしよう。それがきっとイノベーションにつながる。

前掲BusinessWeek

だ。

ブレーンストーミングの正しいやり方


紙を中心にするブレーンストーミングのポイントは、こう記してある。一部筆者の解釈を加えた。
 
1.早い時間に  スケジュールを組め

みんなが帰宅時間を心配しなくてすむから。思いっきり話し合えば、イノベーションが生まれる。

2.   広い部屋を使え

歩き回れるような、自由な空間がイノベーションを生む。
 
3.  落書き用ポスターをそこかしこに貼れ

インスピレーションが来たら、ポスター大きな白紙に絵でも図でも自由に描く。それがイノベーションにつながる。

4.  いろんな人を集めよ

多様な個性を集めよ。多様性こそが、よいアイディアを、そしてイノベーションを生む。

5.  創造のための小道具を用意せよ

ポストイット、ホワイトボード、紙、糊、マグネットなどなどの小道具で手を動かせば、イノベーションがやってくる。

6.  リーダーを指名せよ

ブレーンストーミングを効果的に行うには、創造性をマネジメントし、イノベーションに導いてくれるリーダーが必要。

7.パソコンをオフにさせろ

この手のブレーンストーミングが失敗するのは、スマホやノートパソコンを許可するから。

それらのガジェット電子機器は集中力をそぐことおびただしい。代わりに、紙のノート、ペンを与えよ。

紙は神、だ。

ポイントはデジタル機器を捨てて、ペンとノートという裸でかかれ素手で勝負、という点だ。

紙でポスターに、絵を図を描く。

手元のメモ帳に思い付きを書く。

それをもとに議論して、相手の論点をまたノートに書き、反論をメモに書いてそれをもとに議論を吹っ掛ける。

こうした、紙を中心とした知的なインタラクション相互作用が、イノベーションを生むのだ。

思わず断定しちゃったけれど、ぼくは理屈抜きに、この「紙運動」に賛同するね。

うちの大学だけじゃないさ、授業中にスマホしかいじってない学生が多いのは。


https://www.ac-illust.com/main/search_result.php?word=%E3%82%B9%E3%83%9E%E3%83%9B%E4%B8%AD%E6%AF%92

「スマホ取り上げて、その代わりにノートとペンを与えろよ」、学校にはそう言いたいんだよ。

全大学がやるべきだ

スマホを取り上げれば参加意識が出るよ

サラリーマンだってそうだろ。

会議だって、ブレーンストーミングだって、おかまいなしにスマホいじってる。

https://pixta.jp/tags/%E3%82%B9%E3%83%9E%E3%83%9B%E4%BE%9D%E5%AD%98%E7%97%87?search_type=2

紙のノートにペンで書かせろ。

大きな真っ白のポスターに、図を書かせろ。

参加意識のない連中だって、スマホの代わりに紙のメモ帳と万年筆を与えたら、喜んでなにかアイディアをメモるよ。

そこからイノベーションだって生まれてくるって。

大学も企業も会議、ブレーンストーミングでは、スマホを取り上げて、紙をあたえろよ。

日本の生産性は絶対に上がり、やがて給料も上がり、世界も平和になるよ。

なんでこれがわからないかなあ。
 
というわけで、今日はあえて乱暴な言葉で綴ってみました。

そしてあえて理屈は言いませんでした。

その方が、伝わるな、と思って。


じゃあ、また明日ね。

                              野呂一郎
               清和大学教授/新潟プロレスアドバイザー


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