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グローバルリーダーの条件は「やっぱり英語だ」。

この記事を読んであなたが得られるかもしれない利益:いまさら、グローバルリーダー?遅きに失したけれど、そのいまさらなんだ。日本がリーダーシップをとらないと、トランプの好きなように世界はかき回されるって。もう受動的に嵐が去るのを待ってるメンタリティは、そろそろ終わりにしないと。で、グローバルリーダーの条件とはなんだ?トップ画はhttps://x.gd/3ogoY

日本に冬の時代が到来

トランプが大統領に返り咲き、日本はこれから冬の時代を迎えます。

米軍基地への負担金を増やせ、軍備増強せよ、米企業の参入を妨げている一切の規制をなくせと言ってくるのは明白です。

どうせ石破さんは、正面切って議論もできず、ズルズルとアメリカの要求を飲むんでしょう。

英語で上手にコミニケーションができないからです。

もちろん通訳は入るし、グーグル翻訳やAIなどで、直接英語が喋れなくても問題ない、とツッコミが入るでしょう。

でも、英語が上手に喋れないという気後れだけで、もう交渉は不利なんです。

だいたいが日本の政治家で、世界を相手に堂々と英語で論陣を張れる人物など、存在しません。

なぜ英語ができないとダメか、もう一つの理由は、端的に言って世界のリーダーに「バカにされるから」です。

世界のインテリ、支配層たちは露骨ですよ。

英語が充分じゃないと見ると、あからさまにバカにしてきます。

リーダーの教養として、英語は必須なのに、まともに英語が喋れない、それだけで勝負に負けているわけです。

逆にウイットに富んだ会話ができる、当意即妙な切り返しができる、そのくらい英語が操れれば、相手がこちらに向ける尊敬と信頼は、想像がつかないほどになるのです。

なぜホットラインが繋がらないのか

なぜ、日本のリーダーは、アメリカ大統領とホットラインがつながらないのか。

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アメリカ大統領とはいわず、ひとりくらいホットラインがつながる首脳がいてもいいはずじゃないですか。

それは、外国語でコミニケーションがとれないのが大きな理由です。

もちろん人物に魅力があれば、言葉は関係ない、かもしれません。

でも、世界の知的エリートは、申し上げたように英語もできないリーダーをはっきり見下しますからね。

尊敬のないところに、友情も何もない、だからホットラインが繋がらないんです。

でも、考えてみてくださいよ。

岸田さんがカンペ見ずに、米議会で丁々発止と演説し、曲者の議員たちからの質問や非難をユーモアたっぷりに躱すくらいの英語力があったら。

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そんな素敵な人物に、ホットラインがつながらないわけないでしょ。

リーダーの英語力はないものねだりにせよ、あったら国益に大きなプラスであることは間違いないのです。

なぜ、英語ライティングが重要なのか

しかし、英語がうまく喋れても、書けないと、その尊敬と信頼はグレードが一段下がります。

かつて僕は、ある有名製薬会社の依頼を受けて、同社の国際部員を対象に2日間の「英文ライティングセミナー」をやったことがあります。

国際部だから毎日、メールで英語を書いてるわけで、そんな人達がなぜいまさら英語のライティングを、と思いますよね。

違うんですよ。

書けてないんです。

英語らしきものは書いているけれど、日本語を英語に直した、というたぐいなのです。

要するに、「受験英語の英作文」なのです。

例えてみれば、「天声人語」を一語一句英語に置き換えたような英語なのです。

論理を転換しなくてはならないのに、語句を置き換えているだけ、それが日本人エリートの英語なんです。

書く英語も、話す英語と同じ。

英語は明瞭だけれど、中身はこのうえなく不明瞭です。

僕は幸いにも、日本語のロジックと英語のそれを峻別する訓練を受けてきたので、そこを徹底的に指導しました。

通訳が入ればいい、という問題ではなく、プロの通訳者だって英語の論理がわかってない人などザラにいます。

国際的に通用する人物の第一の要件は、世界の指導層をうならせる英語が書けることなのです。

なぜならば、書けるとは「論理」がわかっている証左だからです。

論理力はイコール知性、だから尊敬を受けるのです。

手紙やメール、議案書、企画書等々の社内公式文書が、立派に書けることが、国際的に尊敬される日本人の絶対条件です。

それは例えば弘法大師空海が、入唐に際して書いた中国語の入国申請書で政府要人を驚かせ、入国を許可された一件と似ています。

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ここまで書くと、お前はどうなんだとか、えらそうに、と批判を浴びるに決まっていると思いますが、僕ははっきりこのことだけは断言しますよ。

でも、ビジネスだってね、多くの大企業のエリートたちの書く英語が、曖昧にしか伝わらないことで、どれだけ日本が損をしているか、僕は嫌と言うほど見聞きしています。

もう腹芸や党内政治の駆け引きだけで、リーダーが務まる時代じゃないんですって。

真のグローバルリーダーが、日本にも必要なんですって。

世界の共通言語ができなくていいわけ、ないでしょ。

もちろん外交とか国際関係は、首相の資質だけではないことはわかりますよ、でもトランプを見ても分かる通り、世界は、いま、個人のリーダーシップが問われているんですよ。

忖度なんて存在しない

よく日本の外交課題の議論などでよく聞くのが、日本はアメリカに忖度して、核兵器拡散防止条約批准や、米軍が沖縄で起こしてきた性暴力事件の数々に弱腰だ、ということです。

事実ですが、「声を上げない」という、その態度自体が間違っています。

ライティングやスピーキングの前に、「まず言葉ありき」という欧米の文化がわかってないんです。

喋ろうとしない人、議論をしようとしない者は、評価を受ける前に「バカ」だと思われるんですよ。

これをわかったうえで、英語と英語の論理を身に着けていること、これが世界に通じる、つまり欧米の支配層に尊敬される、新しい日本のリーダーなのです。

日本の政治家でも、海外留学組は珍しくありませんが、英語で発信をしたり、論文を書いたりしている人はいませんね。

そのためには、日々の英語での情報インプットはルーティンでなければ。

常に海外の新聞を読んでいた、宮澤喜一元首相くらいでしょうか。

常に、英米のメディアに目を通す習慣を持っている政治家は、僕の知る範囲ではいませんね。

多くの日本人にとって、留学は単に箔をつけるだけの見栄にすぎないんですよ。

英語なんて常に触れてないと、すぐに錆びついて使い物にならなくなります。

空手の糸東流の空手道十訓にこんなのがあります。

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空手は湯のごとし、たえず熱を加わざればたちまち元の水に戻る」。

だから僕は、留学経験をしてMBAやらPh.Dやらを持っていても、常に英語で世界の最新情報をインプットする習慣のない人は、「どんどん元の普通の人に戻る」のだ、と断じることにしているんです。

もちろん英語だけではなく、まだまだ世界のリーダーの条件、資質はあるんですが、今日は英語界隈のことだけにしておきましょう。

いまこそあなたがリーダーになれ

皆様は、勝手な熱を吹いてくれたな、と思っていらっしゃるかもしれません。

しかし、昨日付のこの朝日新聞の記事には、こうあります。

「米国が歴史的に抱いてきた価値観はもはや当てにできない。日本はそうした環境に備えなければならない」。

著名な米国際政治学者、イアン・クレマー氏は先月、東京で講演し、地域で「日本がより大きなリーダーシップを発揮しなければならない」と訴えた。

朝日新聞2024年11月8日  一面

高校生、大学生のキミが、そして社会で活躍しているあなたがリーダーになれ、僕はそう言いたいのです。

英語は苦手?

受験英語から放たれましょう。

そうすれば楽しい世界が待っています。

そして英語はやり方次第で、留学なんかしなくてもグローバルに尊敬される実力がつく、そのことを言っておきたいのです。

ただひたすら、好きに任せてやればいいんです。

そうすれば、アナタの実力がぐっと上がる素敵な出会いがありますよ。

こんなことを書いた手前、必要ならお手伝いしますよ。

野呂 一郎
清和大学教授

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