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大卒コンサル志望のキミは「体験知」で勝負しろ。

この記事を読んで大学生のキミが得られるかもしれない利益:大卒で能力で勝負したいキミはコンサル一択だ、という理由。なぜ、コンサルに海外経験が必須なのか。体験知、のすすめ。チャットGPTより英字新聞、の理由。

海外志向が減っている

一昨日テレビを見ていたら、「日本人の若者の海外志向が減っている」という特集をやってたよ。

https://qr.quel.jp/pv.php?b=43ZCkjE

いろんなデータがあるから一概に言えないけれど、番組は最新データから、日本人の留学希望者が減っていて、そもそも今の若者は海外留学などに興味がないのだ、と結んでいた。

僕の皮膚感覚や、把握しているデータでも、同様だ。

今の若者は80年代の若者に比べて、海外志向は目立って少なくなっている気がする。

ただ、もしキミがコンサル希望ならば、留学とは言わないまでも、海外経験を勧める。

なぜならば、もう海外に興味がない、ではコンサルはできないからだ。

日本が食われる時代

今後、日本市場はますます海外ファンド、コングロマリット(多国籍企業)から狙われるだろう。なぜならば、先進国市場は飽和しつつあるからだ。

例えばスターバックス。

もう日本進出20年になるが、「アメリカ全土の四つ角という四つ角には、スターバックスがある」と言われて、つまり市場が飽和して、日本に来ざるを得なくなったのだ。

もう一つの理由は、業界再編がますます加速して、大が小を食う弱肉強食が常態化しているからだ。

日本企業も海外資本の傘下に入る流れは、実際加速しているよね、シャープが台湾企業になるなんて、誰が想像できただろう。

https://qr.quel.jp/pv.php?b=3CyYuO1

きみがコンサルとして活躍する、この時代は、日本企業全盛の時代じゃないんだ。

日本も海外企業もない、企業すべてがグローバルな生き物として認識する必要がある。

そのためには、海外経験が、欠かせない。

ディズニーのコンサルができるか

あるところから、いま、ディズニー社(Walt Disney Co.)について調べてほしいと依頼があり、今それに取り掛かっている。

会社の現状と問題点を言うと、次のとおりだ。

近く辞任するCFO(Chief Financial Officer財務のトップ)と、CEO(経営トップ)が戦略をめぐり対立している。

それは、ディズニーの3事業(テーマパーク、出資しているスポーツ&エンタテイメントチャンネルESPN、ストリーミングサービス事業Disney+Hulu)のポートフォリオ(予算配分)をどうするか、という問題だ。

物言う株主が、ディズニーにESPNを捨てろ、と進言。https://qr.quel.jp/pv.php?b=3NzLb6c

もちろん、キミはディズニーのパークは行ったことあるよね。

シーでも、ランドでも、ね。

ESPNもイギリス・プレミアムリーグ中継をしているから聞いたことあるだろうし、ストリーミングだって、Huluだって知っている。

でも、その知識だけじゃ、ディズニー社にコンサルを頼まれたり、日本企業から「ディズニー社を分析してくれ」と言われて、正しい答えを出せない。

そりゃ、財務諸表を見れば、それなりのことを言えるよ。

でも、今後のディズニーの出方、新しい戦略がどうなるかを教えてくれ、と言われて気の利いたことを言えなければ、コンサルは失格なんだ。

体験知が求められている時代

キミに必要なのは、本場のディズニーランドに行くことだ。

カリフォルニア州アナハイムにあるディズニーランドの本拠地、そしてフロリダのディズニーワールド、だ。

フロリダ州オーランドにある、ディズニーワールド https://onl.tw/nHJ4zX6

これを体験しないと、ディズニーはいくら数字を分析しても、わからないよ。

そしてアメリカ企業ってさ、連邦政府や州との関係も重要なんだ。

ディズニーは、今、ディズニーワールドがあるフロリダ州と法的および政治的事案をめぐり、大喧嘩しているんだ。

フロリダ州知事は、今話題の時期共和党大統領候補の、ロン・ディサンティス(Ron Disantis)氏だよね。

この間、岸田さんを表敬訪問したんだ。大統領就任を意識してのデモンストレーションだった。https://onl.tw/RUKqB3s

ここらへんを理解するためにも、ディズニーワールドに行って、フロリダっていう地域を身体で感じることが、欠かせないって。

そう、コンサルティングビジネスに限らず、今の時代は「体験知」が重要なんだ

チャットGPTの時代だからこそ、「体験知」がモノをいう。

AIはそんなのないだろ?

ついでに言えば、良質のジャーナリズムに親しむことだ。

よくMBA、MBAって、特にハーバードMBAを振り回す人がいるけれど、僕に言わせればちゃんちゃらおかしいよ。

ビジネスの世界は日進月歩なんだぜ、常に最新情報を取らなきゃ、いくら立派なMBAだって使い物にならないよ。

考えてごらん、10年前のMBAのマーケティング知識と、今のそれじゃあ、まったく違うんだぜ。

それなのにハーバードとか、おかしいって、日本人の権威主義はどうにかならんかねぇ。

だから、キミはMBAはいらないって、The Wall Street Journal読んでりゃいいよ。

さて、明日はそのディズニー社を、The Wall Street Journalの情報だけで読み解いていくよ。

どんだけ良質なジャーナリズムがくれる情報が、いい分析、そしていいコンサルティングにつながるか、見せるから。

って自信満々だな(笑)。

まあ、行きがかり上、許してね。

とにかく、コンサルは情報が勝負だ

その根幹にあるのが、体験値さ。

体感でゲットした、自分の身についた情報だよ。

チャットGPTはね、最新情報をゲットするのが遅いっていう、リアルタイムは特に無理っていう致命的な欠点があるんだ。

最新情報どころか、現在情報だって正確じゃない。

それより、とにかく体験値、だって。

20代に海外に行って、体験値を増やすことをすすめるよ。

そうすれば、キミのコンサルとしての将来はすごく明るいよ。

じゃあ、また明日ね。

あ、そうそう、The Wall Street Journalは購読しないといい記事は読めないから、学生のキミには、これを毎日読むことを勧めるよ。

USA Today、だ。

これは日本人にもとても読みやすい英語で書いてあるし、無料の経済情報としては、トップレベルだからだ。

USA Todayと検索して、上のタブのMoneyってところをクリックすると、いい経済情報が手に入るよ。

これを毎日読んで考えるほうが、ハーバードMBAよりも実質的な思考力が身につく、それが僕の持論なんだ。

これは絶対に、キミをコンサルトして差別化する。

なぜならば、こんな簡単でお金のかからないことだけれど、誰もやっていないからだ。

野呂 一郎
清和大学教授






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