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母性じゃなくて「父性ビジネス」もいけるかも。

この記事を読んであなたが得られるかもしれない利益:ママビジネスがいけるなら、パパビジネスもいけるかも。でも母性は普遍的だが、父性はいらなくね?ということで、現代における「父性とは何か」を考えてみました。

父性もいけるかも

きのう久しぶりに学食に行ったら、学生に声をかけられました。

嫌なんですよ、彼ら彼女ら、いつも聞いてくるんです。

「先生、俺の名前は?」
「えーっと、こじまくん?」
「こじまじゃねえよ、おおしまだよっ!」

名前が出てこないと大変。https://qr1.jp/GXrm7w

っていつも怒られちゃうんですよ。

学生の名前を思い出せないときの、バツの悪さと言ったら・・。

しかし、学生の名前を忘れるのは、商売で言ったら
お客さんの名前を忘れることですから、あってはならないことです。

最近は「学生名前メモ」みたいなファイルを作って、今日はどこで誰とあったかを書き込むようにしています。

さて、彼ら彼女らにとっての、自己証明アイデンティティたる名前を忘れたら、やはりペナルティが待ってます。

「先生、俺の名前間違えたの、4度目だよ、どうしてくれる?」

そう、すごんできます。

同時に、学生はもうその答えを用意しているんです。

「メシおごれ、酒飲ませろ」ってことなんです。(笑)

学生は巧みで、僕から「じゃあ、おごるから」を言わせるように仕向けます。

「わかったよ、じゃあ、ステーキ宮でも行くか?」

https://qr1.jp/G7W3cQ

すると、「おい聞いたか?」を合図に、どこからともなく仲間が集まり、
「俺も、私も連れてけ」が始まります。

覚えたてのスマホに、無理やり(笑)QRコードをかざし、友だち登録とやらが、一気に8人増えてしまいました。

学生は父性を求めてる?

僕は学生に特に人気のある教師ではありませんが、時にこのように学生から求められることがあります。

最近は、これまでよりも、かまわれることがも多いのが、気になっているんです。

これははトシを取って、ジジィ臭さが、言い換えれば父性が出てきたからじゃないか、そんな仮説を立ててみました。

おととい、母性ビジネスの話をしましたが、父性もいけるんじゃないか、そんな気がするのです

母性vs父性

なぜならば、母性っていうのは普遍的ですよね、これは誰も異論がないでしょう。

女性が腹を痛めて産んだ子供は、ご自分の一部なのではないでしょうか。

自分の一部だから慈しみ、また、赤ちゃんもそうされないと生きていけません。

いや、それは自分の一部だからじゃなくて、普遍的な愛そのものなのです。

男が、いや人間が母性を必要とするのは、無条件の愛、ゆえなのです。

って、男の僕が母性を語っても意味なしか。

では父性はどうでしょうか。

父性の不足で、何か事件が起きたことなど聞いたことはありません。

しかし、実際は母性だけでなく、人間は父性も求めて止まないものなのです。

父性とは安心と信頼、だと考えます。

櫻井 諒@あえて今の仕事を選んでいる人を増やす、さまのこんなnote記事を見つけました。

https://note.com/ryo_saku/n/nb6d6620bab71

父性とはやせ我慢のこと

もう少し詳しく言うと、こんな感じでしょうか。

おカネ的そしてこころ的に豊かで、人間的に頼れる、ことからくる頼もしさ、安心、これが父性の正体ではないか、そう考えます。

もちろん、お金がなくても心が豊かな父親はたくさんいますし、頼りなくても愛されるお父さんも、珍しくありません。

でも、父性の象徴は強さ、から来る安定感ではないかと考えます。

こう言うと、男らしさの幻想だとか、男性中心主義の亡霊だとか言われてしまいますねぇ。

また「女性は守る性で、男性は攻める性という保守的なジェンダー論をふりかざすな」、とおしかりを受けること必至です。

しかし、男性中心社会で今まで女性は活躍できず、しかたなく男性が、家庭の経済基盤をになうようになったのです。

父性とはやせ我慢、なのです。

弱さを必至に隠して強く見せようとする、悲しいみえっぱりの男の性なのです。

そこに見え隠れする「弱さ、哀しさ」これが愛おしく思われるだけ、つまり一種の同情こそが、父性の正体なのかもしれません。

すみません、あやふやで。

男らしさは女性に教わったほうがいいかも。https://qr1.jp/2Fjoj4

父性はもう無用の遺物なのか

でも一応、じじいになると何となく、母性とは違う何かが、立ち込めてくるのかもしれません。

それはオーラなどというかっこいいものではないけれど、ある種、若者たちが、かまいたくなる気配、です。

それが父性だとしたら、あまりに頼りないですが、ひょっとしてそれが現代に最も足りないものではないでしょうか。

男らしさや、強さは、もう嘘だって女性たちに見破られちゃってます。

むしろ男の正体はひどく弱いくせに見えっぱり、子供のようにワガママ、というしょうもないもの、とバレてしまいました。

だからもう誰も、父性などと言わないのです。

でも、母がいて、父がいて子供ができるんだから、両方必要じゃね、シンプルにこう考え、よって父性復活を叫んでいるわけです。

「なんかいいことある、だろうよ」、と。

今日は、父性を強さとか安定とか言って、それ系のビジネスを読者の皆様に提案するつもりだったのですが、頓挫してしまったようです。

でも、しつこく考えてみます、現代は父性を求めてるはずだって、説得力あるリクツをこしらえ、ビジネスも展開してみせます。

でも、そんな虚勢を張るから、父性がかえりみられなくなったのかなあ。

野呂 一郎
清和大学教授


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