わかりやすいジャズ (1)
最近あんまり見なくなりました。ジャズの紹介記事。
もうジャズを聴いている人は高齢者ばかりなのでしょうか。
バブルの時までは若い人も聴いていたのですが。
クラブ向けの音がメインになって、
踊れる感じじゃないからでしょうか。
今回は初心者向けといいますか、
長年ジャズを聴いてきて、CDもたくさん集めた私の目線から
これから紹介していきたいと思います。
80年代初頭までは日本にお金があったのでしょう。
ジャズフェスが開催されて、アメリカの音楽家も
いっぱい来ました。
そんな時代は遠く過ぎ去り、ジャズは飯屋のBGMで
よく耳にする耳あたりのいい音楽という位置づけになっています。
20年位前は鑑賞する立場のジャズ雑誌、「スイングジャーナル」が
出版されていました。
そこではレコード会社の思惑があり、オーディオ業界の思惑が
渦巻いていて、正確な評価はされていなかったと思っています。
ジャズの一番いい時代は1950年代~1970年までです(断言)。
そのスイングジャーナルはレコード・CDの再発が繰り返され、
ある程度売れるものが決まってしまったものばかりを
紹介していました。
その筆頭格。
マイルス・デイビスの「カインド・オブ・ブルー」レコード全部。
この作品はまったく無駄な曲が入っていない、
メンバーは最高、演奏も無駄がない、音質良好という恐ろしい出来。
たぶん・・・ですが、この作品を超える音楽は、どの世界をさがしても
そうそう出てきていないと思います。
これより前、モノラル録音の時代のジャズは正直、今の目線では古すぎる。
ルイ・アームストロングや、ベニー・グッドマン、
デューク・エリントン、チャーリー・パーカーといったSP録音時代の、
太平洋戦争前後のものは80年以上前ですからね。
チャーリー・パーカーの演奏は、おおお!と思う反面
もういいんじゃない、そっちはという感じですし。
スイング系のは中学生が演奏していたり。
チャーリー・パーカーの曲の例。
正直、演奏はすごいと思う。
嫌いではないんですけどリズム感が古すぎ。
音質も脳内補正しないとキツいレベル。
今の音質で聞くと違うのかも。
こっちならまぁ、聞ける音質。
タイトルが「確認」というのも変な感じではあります。
どこかおさまりが悪い感じが魅力でもあるし、
飯屋で流れているような音楽ではなかろうと思う理由でもあります。
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