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これからの美容室の時代は大きな変革が

美容師歴20数年の美容室経営者が美容室について勝手に気ままにつぶやいてます。


少子化と高齢化の影響:

美容業界は今、大きな変化の時期を迎えています。少子化の影響で、若い世代のお客様が減ってきています。例えば、日本では2023年には生まれてくる赤ちゃんの数が過去最低75万人とされていて、これは美容室の未来のお客様がどんどん少なくなることを意味します。

一方で、日本は高齢者が増えている国でもあります。高齢化率は2023年には約30%になると言われており、これは美容室にとってはお年寄りのお客様が大切な存在になることを示しています。

美容室の市場

美容室の市場は今、とてもたくさんのお店がひしめき合っていて、新しくお店を開くのが難しい「飽和状態」にあります。例えば、日本全国には約20万軒もの美容室が存在していると言われています。これは非常に競争が激しいことを意味しており、新しいお店が注目されるためには、他とは違った特別なサービスやコンセプトが必要です。

また、人口が減っている影響も大きく、同じ数のお客さんをより多くのお店で分け合うことになるので、一つ一つのお店にとっては厳しい状況です。さらに、お客様のニーズも多様化しており、単に髪を切るだけでなく、リラクゼーションや特別な体験を提供することが求められています。

このように、美容室が成功するためには、ただ市場に参入するだけではなく、どう差別化を図り、お客様に選ばれるかが重要なポイントとなっています。美容室同士の競争が激しい中で、それぞれのお店が工夫を凝らしている現状があります。

美容室の戦略

美容室を成功させるためには、しっかりとした戦略が必要です。市場にはすでに多くの美容室が存在しており、新たに開業する際は、どうすれば他の美容室と差をつけられるかを考えることが大切です。例えば、日本には約20万軒もの美容室があるため、ただ新しいお店を開くだけでは、簡単にはお客様の注目を集めることはできません。

そのため、ターゲットとするお客様は誰か、どんな特別なサービスや体験を提供できるか、価格設定はどうするかなど、多くの要素を考慮した上で計画を立てる必要があります。また、デジタルマーケティングやSNSを活用した宣伝も重要で、特に若い世代にリーチするためには効果的な手段となります。

競争が激しい市場で生き残るためには、常に市場の動向を分析し、柔軟に戦略を変えていく能力も求められます。つまり、美容室を開業するだけでなく、長期的にお客様に支持され続けるための計画が必要となるのです。

少子化と高齢化の影響必要性の現状

少子化と高齢化は、美容室業界に大きな影響を与えています。少子化とは、子どもが生まれる数が減っている状況のことで、これが進むと将来の若いお客様が減少します。たとえば、日本では2023年には出生数が約80万人を下回ると予想されており、これは美容業界にとって将来の市場が縮小することを意味しています。

一方、高齢化は人口の中で高齢者の割合が増えることを指し、日本では2024年には人口の約30%が65歳以上になると見込まれています。これは、美容室が高齢者向けのサービスを強化する必要があることを示しており、高齢者のお客様が増えると、例えば白髪染めや頭皮ケアなど、特別なニーズに応えるサービスが求められます。

これらの社会的な変化は、美容室がどのようなサービスを提供し、どのような顧客層に焦点を当てるかという戦略を考える上で重要です。少子化で若い顧客が減る中、高齢化による新たなニーズにどう応えるかが、美容室の成功につながる鍵となります。

雇用による世代間格差

美容業界での雇用関係と世代間の格差は、とても重要な問題です。例えば、美容師の仕事は非常に人気がありますが、若い美容師たちはしばしば長時間労働や低賃金に悩まされています。日本の美容業界では、正社員の美容師の平均年収は約300万円と比較的低く、特に入職初年度の給料はさらに低い傾向にあります。

また、世代間の格差という観点からは、若い世代の美容師と年配の美容師では、技術や経験の差だけでなく、仕事への価値観や働き方にも違いがあります。例えば、若い美容師はワークライフバランスを重視する傾向にあるのに対し、年配の美容師は長時間労働が当たり前という環境で育ってきたため、働き方の価値観が異なる場合が多いです。

このような状況は、美容室がどのようにスタッフを管理し、働きやすい環境を提供するかに直結しており、特に若い美容師を雇用する際には、彼らの期待に応えるための労働環境の改善が求められています。

ビジネスモデルの柔軟性

ビジネスモデルの柔軟性は、美容室が成功するためにとても大切な要素です。市場の状況や顧客のニーズは常に変化しているため、美容室もそれに合わせてサービスや運営方法を変える必要があります。たとえば、コロナウイルスの流行により、多くの美容室が予約制を厳格にしたり、オンラインでの相談サービスを始めたり、個室ブームが飛躍的に伸びました。

具体的な数字を見てみると、新型コロナウイルスの影響で、美容室の利用客が一時的に50%以上減少した地域もありました。このような状況下で、多くの美容室がテイクアウト用のヘアケア商品を販売したり、自宅でできるヘアケアのアドバイスをオンラインで提供するなど、新しい試みを始めました。

これらの例からわかるように、外部環境の変化に柔軟に対応し、顧客のニーズに合わせてサービスを提供する能力は、美容室が長期的に成功するためには欠かせないものです。ビジネスモデルの柔軟性は、このようにして美容室がさまざまな変化に対応し、成長を続けるための鍵となるのです。

美容業界は大きく変わる

美容業界がこれから向き合うべき新しい問題には、デジタル技術の活用や環境にやさしいサービスの提供があります。例えば、インターネットやスマホを使って、家にいながら美容相談ができたり、自分にぴったりのヘアスタイルを提案してもらえたりするかもしれません。でも、このような新しい技術が普及すると、美容師の仕事がどう変わるのか、みんなで考える必要があります。

良い意味でも悪い意味でもアナログな業界なのでこれからの美容業界に期待も不安も覚える今日この頃。
ただご来店頂くお客様に感謝を忘れずに、前を向いて歩んでいきたい。

まらちょこちょこ思うことをつづります。

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