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ピンときて動くとき

社会人になりすぐに味わった挫折

「自分で働いたお金で、
自由に好きなことが出来る」
という夢見ていた大人像は
あっさり崩れた。

大人になるということは、

アレやってみたい!
コレやってみたい!
こんなこと出来るかも!
という

夢を
ひとつひとつ現実を見て知って
諦めて行くことなのかと
がっかりした思いだった。

これが成長ということ?
これが現実?と

思考回路の切り替えをせざるを得なかった。
当時はそうすることで納得させていた。


どうしたらいいのか
考えていた。


「動けば叶う夢」①

資金づくりと人脈づくりと思って
3カ所かけ持ちして働いた水商売は、
高額収入を得ながらコミュニケーション
スキルを学べる最高の場だった。

自分のモチベーション次第で日々、
目の前にやって来るお客様が変わった。
まるで自分の心を映す鏡。

「今日はしんどいなぁ」と思って
待機していると、決まって
こちらから話しかけても反応の薄い
心を掴むのに苦戦するようなお客様につき
時間が長いと感じる。 

「今日は調子いい」とやる気のある日は、
ノリのいいすぐ心を掴めるお客様につき
次の指名に繋がったり
指名のお客様が次々来て
時間はあっという間に過ぎて。

まさしく営業の真髄を
感覚で毎日毎日覚えて行った。

貯まった資金で
店舗交渉、仕入れ先確保、店舗什器、
音響、DJブース機材購入などなど、黙々と
1人で動いていった。

ショットbarをオープンするという
20歳の頃の夢は、21歳で叶えた。

それは
「大人になるということは
夢を見ることではなく現実を見ること」
という、
つまらない世間のがっかりを
まぎれもなく自分の行動で払拭した
学校や親は教えてくれなかった
自分自身で学び得た体験だった。

おかげ様で、
仕事としてのコミュニケーションスキルは
格段に上がった。

お客様相手だと緊張することもない。
何を話そう?ということもない。
目的は「ここ」ということが
明確であればあるほど、何をどう話して、
引き出し、着地点へもっていく。
という流れもおおよそ頭の中で
出来てしまっていた。不思議と。

「動けば叶う夢」②

自分が身体障害者になった意味を
理由づけをしたかったからか
障害者に関わりたい!
障害者の役に立ちたい!
という
長年の希望を叶えた体験。

障害者に関わる事業立ち上げたくても
自分が障害者というだけで、
福祉業界に就いた経験はなく
融資も厳しかった。

ならば福祉業界に関われないかと
アンテナはっていたところに
福祉業界での営業職募集とあった。

きた。これだ!
右上肢障害者の私は、いまさら介護職には
慣れないが、営業ならそれまで10年の経験で活かせる!とピンときた。

更に
社内公募で障害者雇用管理職がやってきた。

コレだ!とピンと来た私は
素早く反応し、想いを伝えに
鹿児島から本社へ。

やりたい!と思ったら
時間、距離、その時の環境は、
さておきで
迷わず飛びついた。

やろうと思ったら
やれる為にはどうすればいいか、
これしか考えてない。
どうしようとか
考えてもいなかった。
もうやること前提で
子供たちに話をし、単身赴任で
30年ぶりに東京勤務となった大切な
引き寄せの体験で
夢を叶えた。

この感覚。大切。

こうやって自分はできる!
行ける!
という経験をいくつかすると
次もできるという意識になる。

まだまだやっていきたい夢がある

次も叶えていく
また次も、
最終目的まで叶うまで諦めない。

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