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本当に本当の自分

2つ3つ仕事掛け持ちして、せっせとお金貯めて
寝ても覚めてもオープンを夢見て叶えた、小さな小さなレゲエが流れるラスタイメージのbar。
200万貯めて実現した21歳時。
オープンしたっていう事に満足していた。
その先に描いている未来がなかったから、
そこまでの行動力と思考がプツリと途切れた。

あのままbarの店主でずっといたら、どうなって
いたのだろうか?
仲間内での楽しい暮らしをしていたのだろうか? 

オープンして数ヶ月はものすごく楽しかった。
「自分の店だもん誰になんと言われる筋合いもない、私の感性でやっていくから気に入らない人は来なくていいよって」スタンス。

だんだん顔馴染みの決まった人しか来なくなり、
仲間が支えてる店になっていったのは察しがつくでしょう。

のらりくらりと音を楽しんで、仲間と語って
仲間でイベントやって、それはそれは自由だった。

楽しいに慣れると、だんだんと仲間からお金を
もらって経営してる店に、ふと価値を問うようになっていった。これって本当に仲間かなぁって。
店主とお客さんという埋まらない線が苦痛に思えてきて、孤独感に辛くなってきた。
ホント経営の意味が理解できていなかった21歳。

そこからどこかビジネス向けを意識した人生だったのかもしれない。

借金ゼロスタートだったbarは、利益を考えてないから当然あっという間に借金作って廃業。返済に充てる給料のいい仕事に就くって言ったら、当時、口で足で動いて稼ぐ売り込み営業がほとんど。

とりあえずの高給料に飛びついて、商業施設のイベント広場で姓名判断鑑定士として朝から晩まで鑑定士をする日々。「凶数好転に良い印鑑を持ちましょう」と印鑑販売に繋げるという、今思うとあやしさ満載のを経験、鑑定の知識ばかりついて次第に印鑑販売に繋げる嫌気が増してきて半年で自立神経失調症💦になり退社。
借金を返せるどころか、後半のノルマ不達成自腹切りで更に増えるという事態。

他人の名前を鑑定し、その方の悩みを聞き、良くするために印鑑を良いものに変えましょうって勧めて、ありがとうございますと喜ばれる23歳の私は、心の中で無理ってそんな印鑑でなんて💦ってどこか思っていて、でもここで稼いで借金返済しなきゃっていう現実の狭間で、ずーっと葛藤。
その後、さまざまな勤めた場で正社員という親への安心感と世間体とお金のためにくり返す。本音を押さえ込み現実を優先して生きていく方が、正しいんだと偽っていくことに慣れていく。だんだんと。

強くなったって誇らしくさえ思っていた。

こんな今思うとおかしな経験はたっぷりしてきた。
いくらでも書ける 笑

現実を優先して、集客と成果と組織貢献だと
突き進むと借金はすぐ消える。お金優先。
稼ぐから当然。

途中で我に帰りあれ?って仕組みに疑問を持つと
続けられない。心が疲弊して心の充足期間を要する。

お金>心 
しばらくは自分で自分を騙せるけどムリしてしまう。

付き合う人の画数を見て判断する事もあった。
ビジネス向けの苗字を無意識に探していた。
常に集客や人を惹きつける思考の分析ばかりしていたんだと思う。
吉と凶は長年の統計学、
コレまでの壮大な歴史が仮に捏造であったなら、
その統計も意味をなさない。

結局私が一番自分自身に対して偽っていた。
本当に好きな事や好みより経営向きを意識して
自分で選んでいた。

よくわかった。
事故った意味もついでにわかった。
見た目にはわからない上肢身体障害者になったのも
目に見えない元々から備わっていた感性や精神性を
忘れないよう時々思い出させるためにそういうシナリオで、転生してきたのではないかって。

取り繕うな!
ありのままでいけ!
本当はそうじゃないだろ!
心を忘れるな!
素直になれよ!
当たり前を感謝しろ!
愛を知れ!
って知らしめるためだったのでは?

こう考えると腑に落ちる。

どうりでその後の生活のためにと選んだ営業職は、
やりがいをもって楽しんで、それなりに
成果も上げてそれなりに報酬もいただくけど、
途中で、何か染まりきれないというか、違和感が拭えなくなり、相手の心や思いを知れば知るほど、数字よりもその人の為になる情報提供へと意識していき、
自分の成績のために話をもっていく事や、組織の利益のために不必要な提案にいく事が嫌になっていったのだと。
成績成果に囚われない心に寄り添う営業法は、逆に信用を得ていったことで、自分なりの営業法を確立したと自負していて、商品業種代わろうが要は心を開くことからなので、どんな営業でもどんと来い!とさえ思っていた。

いくらでも尽くせるし寄り添える、利益は必ずその後についてくるというのもわかっていて戦略的に考えていた、それが私。
そう思わせない様にそうする癖がついていて
完全な営業脳。
もう無意識に出来る様になっていた。

なので、「営業は苦じゃないです!むしろ楽しいです」と普通に言って「えー」と驚かれることしばしば

そうやって自信にしていた生きる術

これが、この信念が、
昨年の25名のそれぞれ特性の違う障害者を
支援させてもらうことで、ひっくり返った!

私は軽いパニック
尽くしたり寄り添うことが、逆に「依存」させることを生み出し、彼らの本当の意味で彼らの為にならないとわかった。
同時に世の中の本質が見えた。

貧困や病気や困りごとを作って
それを支援したり寄り添ったりすることで
ずーっとビジネスは成り立つ

そのカテゴリーにいる人は、
支援される側から抜け出すよりもその中にいた方が
安心させられてるし
支援する側にとっては、
「してやってる」「貢献してる」という視点から
すでにエゴのもとに成り立つビジネス
今となってはわかる。

気づいた✨
そういうことだったんだ✨
もう戻りたい。
戻ろう。
営業脳で自分を確立するのがイヤになったのです。

私は資本主義に合わない魂。

長い歴史で培われてきた利権者の流れに則った概念。


ホントは
音楽が好きで、絵を描く事が好きで、
洋服を作る事が好きで、物を作る事が好きで、
クリエイティブな事が大好き。

それでは食べていけなかった自分に
フタをした張本人だった。

もう集客とか経営目線とかビジネス思考とか
スイッチを入れれば出来てきた自分を辞める。

2021年後半になった今、スイッチ入れる必要もない。

スイッチ錆び付いて電源入らなくなる
これまでコツコツ培ってきた営業脳が錆びつく恐怖

もう手放そう。

子育ても終わりが見えてきた。
世帯主マザーとして誰かを食べさせていかなきゃって
自分で自分の尻を叩かなくてもいい時期に来たから
もういいかな。

ゆっくりやっていこう。
本当に本当の意味で自分を楽しませよう!

たどり着いたぁ〜!!!
やっと自分を許せた。

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