それでも日々はつづくから  燃え殻(著)


それでも日々はつづくから

出自がSNS方面からという事だけで逆アドヴァンテージみたいな扱いを個人的にはしてしまう。
マイナス100からのスタートみたいに。
燃え殻、という名前にも最初抵抗があった。
もう少しちがった名前がなかったのかなあと思う事もあった。

しかし気がつけば、燃え殻さんのラジオを毎週録音して聴き、作品を読み漁っている。すっかりのめりこんでいる。

夜中に読み終えた。
読み終えてから気づいた。
燃え殻さんの本を読み終えるのにぴったりの時間ではないかと。

私が彼の作品の何に惹きつけられるのかは、うまく説明出来ない。
懐かしい、という感情。
それとてもよくわかる、という同調。
わかりすぎて逆に恥ずかしくなる、という変な羞恥。
この年齢になっても(来月で54)まだ新しい感情を目覚めさせてくれるものに出会えたことは、素直に慶ぶべきだろう。

燃え殻さんのエッセイはとても良い。
小さなピックアップとそこから紅茶に浸したマドレーヌ方式で広がる世界。
ほとんど麻薬じみてる。

802232

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