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職員の管理は、性善説が大切?それとも性悪説も必要?

時間外勤務で支払わる時間外勤務手当の申請は、労働者の権利である。

法人としては、時間外勤務手当の支払は当然行わなければならないことである。
ただ、支払うためのルールとして、多くの企業や法人でも同じかと思われるが、上長の勤務命令もしくは上長への申請の上、承認を受けてから、時間外勤務として取り扱われることが多いのではないか。

しかし、既得権益の意識の高い職員は、それに対して不満を覚えてしまっていることが多いようで、極端なことを言えば、「職員自身が労働だと思っているものは、すべて労働」と考えているようである。

法人には限られた財源の中で、有効に職員へ分配をする必要がある。職員の自己申請に任せてしまっては、財政難に陥ってしまう心配があるし、また職員間での効率的に仕事をしていない職員に対しての時間外勤務手当の支給は、不公平感を生じてしまう可能性がある。

職員を信じて、自己申告を全て受け入れる方法もあるのかもしれないが、やはり人間は「悪いことをする・ずるい存在だ」という前提で制度・ルールを組み立てた方がいいと感じている。

巷の書籍では「職員を信じて、業績が上がった」というものが多数みられるが、そのようになれないのは自分自身の人間の器の小ささなのかもしれない。ただ、著者は本当に職員を信じ切ったのだろうかという疑問も残っている。

悩みは尽きない。

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