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エッセイ 内職の下請け

 内職というのは、会社の仕事の半端仕事を外注に出してやってもらうということである。社内で社員にやらせる時間的余裕がないとか、かえって高くつくという場合に使う。私が以前勤めていた印刷会社では、内職の仕事は結構多かった。印刷物を手で折ったり、封筒に封入封緘したり、ポケットファイルを両面テープで組み立てたり、こまごまとした仕事が多い。
 それを去年の7月から、女房がやり出した。会社に頼まれたわけではない。こちらからお願いして出してもらうようにしたのである。はっきり言って、女房は暇を持て余しているのである。暇な時間を、パズルをやったり、サスペンスドラマの再放送を何度も見たりして、無理やり消費している。ボケ防止と小遣い稼ぎのためにと思って私が会社に頼んだのである。仕事はすぐにもらえた。基本的に女房が一人でやる。私は女房と違って暇ではない!その代わり、内職の収入はすべて女房の自由になる。家計の足しにしようが、好きな物をネット通販で買おうが自由である。
 しかし、3月の年度末に入って少し事情が変わってきた。印刷会社は年度末は忙しい。従って内職も増えるだろうと予想はしていた。が、予想を上回る仕事量となった。まだ増えるだろう。女房一人ではこなしきれない。できない分は断ってほしいと泣き言を言いだした。今まで、どんなに急ぎでも、どんなに安くても断ったことはない。ただ一度だけ、大きい音がでる仕事だけは、マンション住民の迷惑になるという理由で断った。
 今回は、納期の問題だ。納期自体には問題はない。仕事が重なったことによって納期が苦しく感じるというだけの問題だ。解決方法はある。極めて簡単だ。私が手伝えばいいだけのことである。それは誰でもそう思う。会社の仕事を出してくれた人間もそう思うだろう。仕事を出してくれた人間の期待と信頼を裏切りたくない。私は女房の仕事を期間限定で手伝うことにした。     だから、noteの投稿に影響が出ることは必至である。数は少ないが私の記事を欠かさず読んでくださる方もいる。その方々に大変申し訳ないが、3月中は記事の更新、投稿、コメントの数が減ることをご了承いただきたい。
 内職頑張ります!


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