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雑感

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2019年6月の記事一覧

意思決定こそが仕事の成否を分ける

長くキャリアを積むと分かるのは、仕事の成果を分けるのは「意思決定」だということ。結果がどうなるか見えない局面で複数の選択肢から一つ選ぶ。これってすごく地味だから、メディアではあまり取り上げられないけれど、この決めるプロセスが仕事の成否を分けることは多い。だからこそ、意思決定を左右する「自分の心」をうまくマネジメントできるかも鍵になる。 心の中で何に逡巡して、何をきっかけや理由として最終的に決めたのか。それは意思決定者の心の中で起きているので、他者が窺い知ることは難しい。なの

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10年間追求したいテーマを見つけ出すことの重要性

最近改めて思ったのは、サラリーマンであっても、フリーランスであっても、自分の正気を保ったまま長いスパンで仕事をするのって難しいよねということ。 ビジネスできちんとした形のあるものを生み出すには、やはり5年から10年は平気でかかる。けれど、その長期戦にコミットして正気を保ちながら試行錯誤を続けるのは想像以上に難しい。1-2年は勢いよくやれる人は多いけれど、その集中を長い期間にわたって持続できる人はみんなが思っているより少なくて、多くの人はどこかで失速していく。 ちなみにこの

【経営ノート】常に現場から考えるということ

いま私自身も大きなリスクを取る形で事業の変革に臨んでいます。当然ストレスも大きいのですが、一方でここが勝負どころだと考えて一つ一つの意思決定に集中しています。 そこで一番心がけているのは、大事な意思決定をする時に、常に顧客と現場で奮闘するメンバーの目線から考えるということです。

「終身雇用見直し」の時代に考えるべきこと

トヨタの豊田社長が「雇用を続ける企業などへのインセンティブがもう少し出てこないと、なかなか終身雇用を守っていくのは難しい局面に入ってきた」と発言したことが話題になっていた。 ここ20年で業績不振に陥った日本企業が大規模なリストラを実施している事実からしても、「終身雇用」を全ての人に保証することが難しいのはすでに周知なのだけれど、トヨタのトップがこのことに触れたインパクトは大きい。 一方で「終身雇用の維持は難しい」となった時に、日本企業で人事制度をメンバーシップ型からジョブ