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鉄道模型サークルのオンライン飲み会をFacebook Messengerでやってみた感想

新型コロナウイルス感染対策として緊急事態宣言の対象が全国に拡大されて、引きこもり生活がますます長引きそうな状況になっています。

そんな中、お仕事は自宅でテレワークというところが増えてきました。同じように、飲み会も画面を通して楽しむという『オンライン飲み会』が流行りつつあるようです。

で、私もオンライン飲み会を体験してみたい!と思ったのですが、誰から誘われることもないので自分で企画することにしました。今回は私が主宰している鉄道模型サークル『鉄道模型で遊ぼう会』の皆さんをお誘いしてオンライン飲み会をやってみました。

集まってもせいぜい3~4人かな?と思ったのですが、私を含めて7名も参加していただきました。皆さん興味を持ってくれて本当に嬉しかったです。

ということで、初めてのオンライン飲み会の企画から開催まで、やってみてわかったことをレポートします。

ツールはFacebook Messengerを利用

オンライン飲み会に必須のビデオ通話ツールとしては『ZOOM』『Skype』『LINE』『たくのむ』などが挙げられます。最近はお仕事で使う人が多いZOOMが人気みたいですね。

今回はFacebookグループ『鉄道模型で遊ぼう会』でオンライン飲み会のイベントページを立ち上げて参加者を募りました。そういう経緯なので、ツールはFacebookのチャットアプリ『Messenger』を使うことにしました。

Messengerのビデオチャットは最大50人まで同時接続することができるのですが、画面表示されるのは最大6名までです。参加者が7名以上いるときは、主な発言者が自動的に6名選ばれて、会話するたびに登場人物が入れ替わる仕組みになっています。

Messengerでやってみた感想としては、7人が同時につながっても問題なく、特に不自由を感じませんでした。

これはMessengerに限ったことではないと思いますが、オンラインでストレスなく会話できるのは4人までかなと感じました。これくらいの少人数なら発言のタイミングがかぶったりしても気にならないでしょう。

うまくつながるか心配でしたが…

参加される皆さんは、ネットとかIT系に詳しい人ばかりではありません。なので、始める前は「うまくつながるか心配」という声が多かったです。

私もその点が不安でしたが、使用するデバイスや通信環境は各者各様なので、やってみないとわからないというのが正直なところでした。

でも、結論から言うと、思ったより簡単につながりました。

全く問題がなかったわけではなく、「みんなの声は聞こえるけど映像が見えない」という人もいました。それでもなんとか自力で解決されて、開始から5分程度で全員が接続して会を始めることができました。

オンライン飲み会の時間設定

開催したのは週末の金曜日。開始時間は夜の8時にしました。

今は在宅の人が多いですが、通勤されている人も参加しやすいように遅めのスタートにしたのです。在宅の人からは「もっと早い時間でもいいよ~」という声が多かったですね。希望時間を事前にアンケートした方がいいかもしれません。

2時間の飲み会として、夜10時に終了することにしました。

終わりの時間を決めておかないと、ズルズルと飲み続けることになりそうなので最初に周知しました。

オンライン飲み会の食べ物を用意する

宅飲みなので、飲み物とか食べ物は自分で用意しなければいけません。その代わり、自分の好きなものを用意して、気兼ねなく飲み食いできるのはストレスフリーでいいと思います。

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写真は私が用意したドリンク&おつまみセット。これだけで2時間持ちました。安上がりですね(笑)

私は自分の部屋に食べ物を運びましたが、ガンガン飲む人は冷蔵庫に近い場所にセッティングすればドリンクの補給が便利です。

自宅につながるオンラインならではの楽しみ方

予定通りに全員がそろったので、まずは乾杯!

おなじみのメンバーもいれば初参加の人もいるので、最初に簡単な自己紹介をしてもらいました。

それから近況報告として、現在の外出自粛の状況下でどんなことをしているのかというお話しを順番にしていただきました。

鉄道模型ファンの皆さんは、この機会に買いためていたキットを制作するとか、レイアウトを作るという声が多かったです。

オンラインならではのメリットと感じたのが、カメラを使ってそれぞれの自宅にあるものを見せてもらえたこと。

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(上の写真)参加者の自宅に常設されたNゲージのレイアウト。

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自分で組み立てた車両を披露。

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特急列車ヘッドマーク駅弁の弁当箱。

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極めつけは、本物の14系客車の方向幕。

自宅から持ち出すのが大変なものも、オンラインならその場で見せられるのがいいですね。なかなかお披露目できないグッズが日の目を見るのはものすごいメリットだと思います。

オンライン飲み会でありがちなトラブル

①ドリンクをこぼしてパソコンが水濡れ

気を付けないといけないのが、ドリンクをこぼしてパソコンなどが水濡れすること。

今回の飲み会でも、飲み物をこぼして洪水になった人がいました。幸いパソコンは無事でしたが、最悪の場合は故障して修理代がかかったり、大事なデータを失ってしまうかもしれません。

そういう事故に備えて、グラスは倒れにくい安定感のあるものしたり、ふきんやタオルが手元にあると慌てずに済みます。

②スマホ、タブレットの充電切れで強制終了

タブレットで参加されてた方が、さっきまでいたのに急に画面から消えて戻ってきませんでした。どうしたのかなと思ったら、タブレットのバッテリー切れだったそうです。

ビデオ通話を長時間つづけているとバッテリーがどんどん減ります。できればずっと電源に繋いでおいた方がいいでしょう。

メンバーが画面から突然いなくなったとしても、あまり気にせずに「いなくなったねー」と軽く流すスタンスで続ければいいと思います。

オンライン飲み会で気を付けたいこと・成功のコツ

オンライン飲み会をいつもの対面の飲み会と同じノリでやると、会話がギクシャクしてストレスを感じてしまうことがありそうです。

ちょっとしたことですが、次のようなことをやっておくと、気持ちよく会話を楽しめると思います。

①司会が仕切るほうが会話がスムーズ

画面越しなので、どうしても場の空気っていうのが伝わりません。

他の人がしゃべり出すタイミングが読めないので、2~3人が同時にしゃべりだして、声がかぶって何言ってるかわからないことがありました。

なので、主催者の私が司会になって「○○さん、どうぞ」「では、次に○○さん」という感じで順番に振っていくようにしました。

そうすることですべての参加者が公平に話をしてもらえたと思います。声の大きい人だけがいっぱい話して、しゃべれない人は黙ったままっていうのが一番良くないので。

今回は気心知れたメンバーが多かったので、みなさん自分から積極的に話を切り出したり、他のメンバーに話しかけたりして会話が弾みました。

その代わり、司会者は参加者全員に気を配らないといけないので大変です。気楽にオンライン飲み会をするなら4名くらいまでがベストですね。

②静かな部屋で通話する、マイクをミュートにする

参加者の一人が部屋でBGMを流していたのですが、それをマイクが拾って大きな雑音に聞こえることがありました。

申し訳なかったですが、お願いしてBGMを止めてもらいました。

袋菓子に手を突っ込んだ時のガサガサ音とか、結構いろんな音をマイクが拾ってしまうので、自分がしゃべるとき以外はマイクをミュートにすることをおすすめします。

③ゆっくり、はっきり話す

話し手は意識して、いつもよりゆっくり、はっきり話したほうが聞き取りやすいです。

あと、できるだけマイクに近づいて話すといいですね。

④カメラを動かすときはゆっくりと

部屋にあるものを見せようとしてカメラを動かすときは、できるだけスローで、ゆっくり移動したほうがきれいに映ります。

通信の遅延があるので、動きが早すぎると映像が追い付かず不鮮明になってしまうのです。

オンライン飲み会を快適にする、あると便利なもの

①大きな画面

スマホ、タブレット、パソコンなど、使っているデバイスは皆さんバラバラですが、スマホだと画面がちっちゃくって臨場感に欠けると思います。

できれば画面が大きいタブレットとかパソコンを使われる方がよりベターです。可能なら大型のテレビ画面にHDMIケーブルでつないだり、アプリでキャストしたりして映せば言うことなしです。

②外付けのマイク

内蔵マイクでも可ですが、声をより鮮明に届けるために、外付けのマイクがあればなお良し。

③スマホスタンド

スマホを固定するスタンドとか三脚があれば、ハンズフリーで安定します。

とにかく体験してみるべし

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こんな感じで、オンライン飲み会はリアルな飲み会とまた違った楽しみ方ができることに気づいて、すごく楽しかったです。

参加した皆さんも、「またやりましょう!」、「毎日でもやりたい!」と言ってくださり、自画自賛ですが大成功だったと思います。

「オンライン飲み会ってどうなん?」って気になってる人は、決して難しくないので、身近な人とか友達とかを誘ってとにかく一度体験してみてください。未知の可能性にきっと気付くはず!

オンライン飲み会の様子をネットラジオで話しました。こちらも聴いてくださいね▼


鉄道趣味で人生を豊かにする活動をしています。乗りテツ旅行会の溝口駅長です。今回の記事はいかがでしたか? もしよかったら、サポートしていただけると嬉しいです。